ジェトロ、HOTELEX成都展にジャパンブースを初出展
この発表の要点
- ジェトロは中国西南地域のHOTELEX成都展に初のジャパンブースを出展し、19社の日本企業が参加した。
- 参加企業からは、専門バイヤーの多さや新商品のテストマーケティング効果について肯定的なフィードバックがあった。
- 中国による輸入停止措置が続く中、ジェトロは成都・重慶地区双城経済圏を新たな日本産食品の販路として開拓する方針を示している。
企業・自治体への影響
本発表は、日本産食品・飲料の輸出企業、特に中国市場への販路拡大を目指す企業にとって、新たな市場開拓の機会と戦略的な方向性を示唆します。貿易・国際ビジネス部門や経営層は、中国内陸部の市場動向とジェトロの今後の取り組みに注目し、自社の輸出戦略を見直すきっかけとなる可能性があります。
対応すべきこと
- 中国内陸部市場(特に成都・重慶地区)における日本産食品の需要や競合状況に関する情報収集を行う。
- ジェトロの今後の中国市場開拓支援策や関連イベントの情報を継続的に確認する。
- 自社製品の中国内陸市場への適合性や、新たな販路開拓に向けた戦略を検討する。
対象部門: 経営者 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ |
|---|---|
| 業界 | 食品・外食 |
| 発表日 | 2026-07-24 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年07月24日
中国西南地域を代表するホテル関連製品展示会である「2026HOTELEX成都展(以下、HOTELEX成都)」が7月2~4日、四川省成都市で開催された。今回で12回目を数えた本展示会では、4万5,000平方メートルの展示スペースに中国国内外から500社以上がブースを構え、ホテル、飲食、清掃業界などのバイヤーが多く来場した。
会場は、ホテル関連製品エリア、食品関連エリア、清掃設備エリアのほか、1つのホール全体を使用してコーヒー関連エリアも設けられた。コーヒー関連エリアでは、中国のコーヒーチェーン最大手のラッキンコーヒー(瑞幸珈琲)や、個人経営のカフェなどが出展し、特製ドリンクの無料試飲を提供したほか、コーヒー豆焙煎(ばいせん)機や、マグカップの即売会も行われた。
ジェトロは食品関連エリアに180平方メートルのジャパンブースを初めて設置し、加工食品、調味料、食品原材料、酒など計19社の商品を展示して現地バイヤー向けにPRした。
ジャパンブースに出品した企業からは、「上海市や広東省広州市の展示会と比較して、来場者に占める専門バイヤーの割合が高かった」「新規顧客開拓だけでなく、同業他社の動向を知ることができた点が良かった」「新商品のテストマーケティングという点でも非常に役に立った」といった声が聞かれた。
農林水産省の統計によると、2025年の日本から中国への農林水産物・食品の輸出額は前年比7.0%増の1,799億円と、3年ぶりに増加に転じた。他方で、中国による新潟県産精米を除く10都県の全ての食品・飼料等の輸入停止措置などの影響が続いており、過去最高の2,782億円を記録した2022年の水準には依然として回復していない。こうした中、今回の開催地である成都市を含む成都・重慶地区双城経済圏(注)は、人口および経済規模ともに中国内陸部最大級の市場を形成している。日本産食品市場としても、上海市などの沿岸部の主要都市と比較してさらなる開拓の余地が大きいことから、ジェトロとしても今後のさらなる販路拡大に向けて取り組みを推進していく方針だ。
ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)
2026HOTELEX成都展のコーヒーエリアの様子(ジェトロ撮影)
(注)四川省成都市と重慶市の2大都市を中心とした中国西南地域における広域経済圏のこと。両都市ともに人口が2,000万人を超える巨大都市である。
(黒木亮佐)
(中国)
ビジネス短信 cc9190adc2cc81df
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ジェトロ、HOTELEX成都展にジャパンブースを初出展
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/cc9190adc2cc81df.html
時系列
- 2022-XX-XX 日本から中国への農林水産物・食品の輸出額が過去最高の2,782億円を記録
- 2025-XX-XX 日本から中国への農林水産物・食品の輸出額が前年比7.0%増の1,799億円となり、3年ぶりに増加に転じる
- 2026-07-02 2026HOTELEX成都展が四川省成都市で開幕
- 2026-07-04 2026HOTELEX成都展が閉幕
- 2026-07-24 ジェトロがHOTELEX成都展へのジャパンブース初出展について発表
主な数値
| HOTELEX成都展 開催回数 | 12回 |
|---|---|
| HOTELEX成都展 展示スペース | 45000平方メートル |
| HOTELEX成都展 出展社数 | 500社以上 |
| ジャパンブース 展示スペース | 180平方メートル |
| ジャパンブース 出品企業数 | 19社 |
| 2025年 日本から中国への農林水産物・食品輸出額 | 1799億円 |
| 2025年 日本から中国への農林水産物・食品輸出額 前年比増加率 | 7.0% |
| 2022年 日本から中国への農林水産物・食品輸出額 | 2782億円 |
| 成都・重慶地区双城経済圏 主要都市人口 | 2000万人超 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、ジェトロが中国内陸部の巨大市場である成都・重慶地区双城経済圏を、日本産食品の新たな販路として戦略的に開拓する姿勢を示しています。中国による一部食品の輸入停止措置が続く中、沿岸部主要都市と比較して開拓の余地が大きい内陸市場に焦点を当てることで、輸出額回復に向けた多角的なアプローチを試みている点が注目されます。HOTELEX成都展でのジャパンブース初出展と、参加企業からの「専門バイヤーの割合が高い」「新商品のテストマーケティングに役立った」といった肯定的なフィードバックは、この戦略の有効性を示唆しています。今後、ジェトロがこの地域での取り組みをどのように具体化し、日本産食品の輸出拡大に繋げていくか、その動向が注目されます。特に、地域特性に合わせた商品戦略やプロモーションが成功の鍵となるでしょう。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-24
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