ジェトロ、台湾最大規模のペット見本市にジャパンブースを初出展
この発表の要点
- ジェトロが台湾最大規模のペット見本市にジャパンブースを初出展し、日本産ペットフードの輸出促進を図った。
- 台湾市場は猫の飼育頭数が大幅に増加し、「猫経済」が拡大しており、日本産ペットフードの主要輸出市場として重要性を高めている。
- ジェトロは今後、台湾での経験を活かし、東南アジアや米国など他の成長市場への日本産ペットフードの輸出拡大を支援する方針である。
企業・自治体への影響
日本のペットフード製造・輸出企業は、台湾市場の成長性や消費者ニーズを把握し、輸出戦略を見直す機会となります。特に猫向け製品や高品質・高付加価値製品を扱う企業は、新たな市場開拓の可能性を探るべきです。
対応すべきこと
- 台湾市場におけるペットフードの需要動向や輸入規制に関する最新情報を確認する。
- 自社の製品が台湾市場のニーズ(特に猫向け、高品質・高付加価値)に合致するか評価する。
- ジェトロの今後の海外展開支援に関する情報を注視し、参加機会を検討する。
- 関連部門(営業、マーケティング、国際事業部など)と情報共有し、輸出戦略への影響を議論する。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ |
|---|---|
| 業界 | ペット関連 |
| 発表日 | 2026-07-17 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
| 地域 | 日本 |
発表された内容
2026年07月17日
ジェトロは7月3~6日、台北市で開催された台湾最大規模のペット見本市「2026 TAIPEI PETS SHOW」において、日本産ペットフードの輸出促進を目的としたジャパンブースを初出展した。同ブースには日本から14社1団体が参加し、犬猫向けペットフードを中心に、日本産の高品質・高付加価値製品を展示した。
展示会の様子(ジェトロ撮影)
ペットフード協会の2025年の全国犬猫飼育実態調査によると、日本での犬の飼育頭数は約682万頭と減少傾向が続いており、猫は約885万頭と横ばいで推移している。一方、台湾では犬猫全体の飼育頭数は増加傾向にあり、特に猫の飼育頭数が大きく伸びている。中華民国寵物食品及用品商業同業公會(CPFAA)によると、台湾では都市化や単身世帯の増加を背景に、過去10年間で飼い猫数は3倍以上増加し、「猫経済(キャット・エコノミー)」が拡大しているという。台湾農業部の調査では、2025年の台湾における飼い猫数は174万頭となり、飼い犬数(146万頭)を上回った。財務省貿易統計によると、2025年の日本産ペットフード(HSコード2309.10)の台湾向け輸出額は30億4,000万円となり、韓国に次ぐ第2位の輸出先となっている。このように台湾は、日本産ペットフードの主要輸出市場として重要性を高めつつある(注)。
本展示会には、ペット関連事業者やバイヤーに加え、ペットを連れた一般消費者も多く来場しており、出展企業にとってブランド認知度の向上や消費者ニーズを直接把握する機会となった。出展企業からは「継続的に出展することで、台湾市場における顧客層と認知度向上につなげたい」との声が聞かれた。今回の出展を契機に、初めて台湾向けペットフードの輸出を検討する日本企業からは「展示会への出展を通じて台湾市場における需要を確認することができた」といった声があった。
来場者の様子(ジェトロ撮影)
ジェトロは今後、台湾での取り組みを踏まえ、東南アジアや米国などの成長市場への展開も支援し、日本産ペットフードのさらなる輸出拡大を目指す。
(注)台湾のペットフードに関する輸入規制などについては、「ペットフードの輸入規制、輸入手続き」をご参照いただきたい。
(栢沼泰佑)
(台湾、日本)
ビジネス短信 d8413360a365d742
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ジェトロ、台湾最大規模のペット見本市にジャパンブースを初出展
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/d8413360a365d742.html
時系列
- 2026-07-03 台湾最大規模のペット見本市「2026 TAIPEI PETS SHOW」が台北市で開幕
- 2026-07-06 台湾最大規模のペット見本市「2026 TAIPEI PETS SHOW」が閉幕
- 2026-07-17 ジェトロが本件に関する公式発表
主な数値
| 日本における犬の飼育頭数(2025年) | 約682万頭 |
|---|---|
| 日本における猫の飼育頭数(2025年) | 約885万頭 |
| 台湾における飼い猫数(2025年) | 174万頭 |
| 台湾における飼い犬数(2025年) | 146万頭 |
| 日本産ペットフードの台湾向け輸出額(2025年) | 30億4,000万円 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、ジェトロが台湾のペット市場における日本産ペットフードの輸出拡大を支援する取り組みを報告しています。台湾市場は都市化や単身世帯の増加を背景に「猫経済」が拡大しており、特に猫の飼育頭数が大きく伸びている点が注目されます。2025年には台湾の飼い猫数が飼い犬数を上回り、日本産ペットフードの台湾向け輸出額も30億円を超えるなど、成長市場としての重要性が示されています。展示会への出展は、日本企業にとってブランド認知度向上や消費者ニーズの直接把握、新規輸出検討の機会を提供しました。今後ジェトロは、台湾での経験を活かし、東南アジアや米国など他の成長市場への展開支援も視野に入れており、日本産ペットフードの国際競争力強化と輸出拡大に向けた戦略的な支援を継続する方針がうかがえます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-17
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