「J-StarX UK HealthTech Launchpad」フェーズ1参加スタートアップ5社を採択
この発表の要点
- ジェトロが「J-StarX UK HealthTech Launchpad」フェーズ1参加スタートアップ5社を採択。
- 英国・欧州市場への展開を目指す日系メドテック・ヘルステックスタートアップを2段階で支援。
- King’s College LondonのLIHEと連携し、規制・臨床・事業戦略、現地エコシステム連携を支援。
企業・自治体への影響
本発表は、英国・欧州市場への進出を目指す日本のメドテック・ヘルステック分野のスタートアップ企業に直接的な影響を与えます。特に、国際展開を検討している経営者や事業開発部門は、本プログラムの支援内容や採択企業の事例から、海外市場参入戦略のヒントを得ることができます。また、関連する医療機器メーカーやIT・ソフトウェア企業にとっても、市場トレンドやパートナーシップの動向を把握する上で重要な情報です。
対応すべきこと
- 公式プログラムページで詳細を確認し、今後の公募や支援内容のアップデートを継続的に確認する。
- 採択された5社の事業概要と海外展開戦略を参考に、自社の国際展開可能性を検討する。
- 英国・欧州のヘルスケア市場における規制やニーズに関する情報を収集し、市場参入の課題を把握する。
- 社内の経営層や事業開発部門、広報部門に本発表の内容を共有し、今後の戦略立案に役立てる。
対象部門: 経営者 広報 法務
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ |
|---|---|
| 業界 | 医療・ヘルスケア |
| 発表日 | 2026-07-17 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年07月17日
ジェトロは、経済産業省の協力のもと実施する「J-StarX UK HealthTech Launchpad」のフェーズ1に参加するスタートアップ5社を採択しました。
本プログラムは、英国・欧州市場への展開を目指す日系のメドテック・ヘルステックスタートアップを対象に、英国のヘルスケア市場・制度への理解促進から、規制・臨床・事業を横断した市場参入戦略の構築、現地エコシステムとの連携、実証・社会実装までを2段階で支援するものです。
プログラムの実施にあたっては、King’s College LondonのSt Thomas’ Hospitalキャンパスを拠点とするLondon Institute for Healthcare Engineering(LIHE)と連携します。LIHEが有する National Health Service(NHS) 、研究者、臨床医、事業人材等とのネットワークを活用し、各社の英国・欧州市場への参入に向けた実践的な支援を提供します。
フェーズ1では、「英国ヘルスケア市場の理解」をテーマに、東京でのキックオフ、オンラインでの講義・メンタリング、英国での現地渡航プログラムを実施します。英国の規制、医療制度、臨床ニーズ、事業環境等への理解を深めるとともに、現地の医療・ヘルスケア関係者とのネットワーク構築を支援します。
2026年11月から開始予定のフェーズ2では、フェーズ1参加企業の中から選考された数社を対象に、各社の状況やニーズに応じて、現地規制への適合を見据えた製品設計、事業計画の検証、臨床エビデンス・知的財産戦略の策定、共同研究・実証に向けたパートナー開拓等をハンズオンで支援します。
採択企業一覧
企業名
事業概要
アナウト株式会社
アナウト株式会社は、AI技術を活用した手術支援ソフトウェア「Eureka α」を開発する医療機器スタートアップです。外科医療の安全性向上を目指し、日本および海外で事業展開を進めています。
クアドリティクス株式会社
当社は、ウェアラブル心電計と独自AIにより、てんかん発作兆候を検出して患者やケアギバーに警告するてんかん発作兆候検出システム(SaMD)を開発している京都大学・名古屋大学・熊本大学発ベンチャーです。
モッドアステラ株式会社
AI自動生成システムを開発。主に医療分野を対象に、がん診断支援AI、診療記録自動作成AI、医療データ解析サービス等を提供し、医療従事者の負担軽減と医療の質向上に貢献しています。
ヨクト株式会社
IoTヨガマット「yoctoMat」により、足底圧・重心・荷重バランス等を可視化し、ヨガ・運動機能評価・健康づくりを支援するヘルステック事業。
株式会社LIFESCAPES
LIFESCAPESは、脳波を活用したBCI(Brain-Computer Interface)技術を用いて、脳卒中や脊髄損傷患者の機能回復を支援する医療機器・デジタルソリューションを開発・提供しています。
プログラムページ「J-StarX UK HealthTech Launchpad」
連携機関紹介
London Institute for Healthcare Engineering(LIHE)
London Institute for Healthcare Engineering (LIHE)は、King’s College Londonの生体医工学・画像化学部門が主導する、メドテックおよびデジタルヘルス分野のイノベーションハブです。セント・トーマス病院キャンパス内の専用施設を拠点に、LIHEは独自のアクセラレーションプログラムを通じて革新的なメドテック企業の成長を支援しています。経営・事業開発に関する実践的なハンズオン支援を提供することで、高い成長可能性を有する企業の事業化リスクを低減し、概念実証(PoC)から市場投入までのプロセスを加速しています。ウェブサイト
ジェトロについて
ジェトロは、貿易・投資の促進を通じて、日本の経済・社会のさらなる発展に貢献することを目的とする独立行政法人です。国内外のネットワークを活用し、スタートアップを含む日本企業の海外展開、海外企業の日本進出、農林水産物・食品の輸出等を支援するとともに、海外ビジネスに関する調査・情報提供を行っています。スタートアップ分野では、政府の「スタートアップ育成5か年計画」等を踏まえ、海外のアクセラレーター、投資家、事業会社等と連携し、日本発スタートアップのグローバル展開を支援しています。スタートアップ支援
ジェトロ イノベーション部スタートアップ課(担当:畑﨑、中西)E-mail: IVD@jetro.go.jp
お知らせ・記者発表
お知らせ
2026年
「J-StarX UK HealthTech Launchpad」フェーズ1参加スタートアップ5社を採択
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/news/announcement/2026/fab2016388af3cac.html
時系列
- 2026-07-17 「J-StarX UK HealthTech Launchpad」フェーズ1参加スタートアップ5社を採択
- 2026-11 「J-StarX UK HealthTech Launchpad」フェーズ2開始予定
主な数値
| 採択スタートアップ数 | 5社 |
|---|---|
| プログラムフェーズ数 | 2段階 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、ジェトロと経済産業省が連携し、日本のメドテック・ヘルステックスタートアップの英国・欧州市場への展開を戦略的に支援する重要な取り組みを示しています。King’s College LondonのLIHEとの連携は、現地のエコシステム、規制、臨床ニーズへの深い理解と実践的な支援を提供し、海外市場参入におけるハードルを低減する効果が期待されます。フェーズ1での市場理解とネットワーク構築、フェーズ2でのハンズオン支援という段階的なアプローチは、スタートアップが直面する多様な課題に対応するものです。この事例は、他の日本企業、特にグローバル展開を目指すテクノロジー企業にとって、政府機関や現地パートナーとの連携を通じた市場参入戦略の有効性を示すモデルケースとなり得ます。今後、採択企業の進捗やプログラムの成果が注目されます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-17
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