高度外国人材活躍推進に向けた企業とベトナム大学の連携事例、発信ウェビナーを開催
この発表の要点
- ジェトロが高度外国人材活用促進のため、ベトナム大学との連携事例ウェビナーを開催し、約80人が参加した。
- 東亜バリュークリエーションはハノイ工科大学とMOUを締結し、日本語寄付講座や4人のインターンシップ受け入れを実現した。
- 大学との信頼関係構築と継続的な接点が、高度外国人材採用において重要であると事例から示された。
企業・自治体への影響
高度外国人材の採用を検討している日本企業や、国際交流を推進する自治体にとって、ベトナムの大学との連携は有効な選択肢となります。特に、製造業やIT企業など、技術系人材を求める企業は、具体的な連携事例から採用戦略を再考する機会を得られるでしょう。
対応すべきこと
- ジェトロが公開しているベトナムの大学に関する調査レポートを確認し、連携可能性のある大学を検討する。
- 高度外国人材の採用を検討している部門(人事、事業開発など)へ本発表の内容を共有する。
- ベトナムの大学との連携を検討する際、中長期的な信頼関係構築の視点を持つ。
- ジェトロの「海外大学コネクションデスク ベトナム」の活用を検討する。
対象部門: 経営者 人事 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ |
|---|---|
| 発表日 | 2026-07-17 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年07月17日
ジェトロは7月8日、「高度外国人材活躍推進に向けたベトナムの大学との連携事例発信ウェブセミナー」を開催した。日本企業を中心に自治体や関係機関など約80人が参加した。
日本企業の高度外国人材への関心が高まる中、ジェトロは2026年度、「海外大学コネクションデスク ベトナム」を開設した。本セミナーでは、「ベトナムの大学連携」をテーマに、ジェトロ取り組みや、日本企業やベトナムの大学との連携事例を紹介した。
冒頭、ジェトロは同日公開した「ベトナム大学調査(大学一覧編)」や関連する過去の調査を紹介した。同調査には、ベトナム国内の270校を超える大学の情報を掲載されている。
続いて、東亜バリュークリエーションホールディングスのハノイ駐在員事務所長の吉田幹夫氏が、同社が約3年にわたりベトナムの大学との連携を進めてきた背景や経緯を紹介した。同社は、学生に自社への理解を深めてもらったうえで入社してほしいとの考えから、高度外国人材採用に向けて、大学との直接的な関係構築に取り組んできた。その結果、ハノイ工科大学と覚書(MOU)を締結し、日本語寄付講座の開講や、採用を前提とした4人のインターンシップ受け入れを実現した。吉田氏は「一番大切なのは、大学との信頼関係を築き、継続できる仕組みを構築できるかどうかだ」と述べた。
また、日越大学の産学連携担当JICA(国際協力機構)専門家である根岸正実氏が、同大学の取り組みや日系企業との連携事例を紹介した。根岸氏は「学生と継続的に接点を作る企業が、採用を優位に進める傾向がある」と指摘した。
参加者からは、「現在ベトナムの大学と連携をしているが、成果につながっていなかったため、その要因を考えるヒントを得られた」との声が寄せられた。東亜バリュークリエーションや日越大学の事例から、両国の産学関係が採用活動にとどまらず、大学と企業の中長期的な連携へと広がりつつあることがうかがえる。
東亜バリュークリエーションホールディングスの発表(ジェトロ撮影)
日越大学の発表(ジェトロ撮影)
ジェトロでは、これまでに次のベトナムの大学に関する次の調査レポートを公開している。
ベトナムの地方大学と日本企業等との連携可能性に関する調査(2021年3月)
ベトナムのIT系大学と日本企業等との連携可能性に関する調査(2023年7月)
高度外国人材現地海外発情報(ベトナム)(2025年7月)
ベトナム大学調査 制度概要編(2026年3月)
地域・分析レポート特集「高度外国人材を輩出する大学、その最前線に迫る」
(河野尭広)
(ベトナム、日本)
ビジネス短信 6abba8bb5470872f
関連情報
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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
高度外国人材活躍推進に向けた企業とベトナム大学の連携事例、発信ウェビナーを開催
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/6abba8bb5470872f.html
時系列
- 2021-03-00 ジェトロが「ベトナムの地方大学と日本企業等との連携可能性に関する調査」を公開
- 2023-07-00 ジェトロが「ベトナムのIT系大学と日本企業等との連携可能性に関する調査」を公開
- 2025-07-00 ジェトロが「高度外国人材現地海外発情報(ベトナム)」を公開
- 2026-03-00 ジェトロが「ベトナム大学調査 制度概要編」を公開
- 2026-07-08 ジェトロが「高度外国人材活躍推進に向けたベトナムの大学との連携事例発信ウェブセミナー」を開催
- 2026-07-17 本発表が公開
- 2026-00-00 ジェトロが「海外大学コネクションデスク ベトナム」を開設
主な数値
| セミナー参加者数 | 80人 |
|---|---|
| ベトナム国内の調査対象大学数 | 270校超 |
| 東亜バリュークリエーションホールディングスの連携期間 | 3年 |
| 東亜バリュークリエーションホールディングスが受け入れたインターンシップ学生数 | 4人 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、日本企業が高度外国人材を確保する上で、ベトナムの大学との連携が有効な戦略であることを示唆しています。ジェトロが開催したウェビナーでは、具体的な成功事例を通じて、単なる採用活動に留まらない、大学との中長期的な信頼関係構築の重要性が強調されました。特に、東亜バリュークリエーションホールディングスの事例は、日本語教育への貢献やインターンシップを通じた学生との早期接点形成が、採用に繋がる具体的なプロセスとして提示されています。企業は、ジェトロが提供する「海外大学コネクションデスク ベトナム」や関連調査レポートを活用し、自社の採用戦略にベトナムの大学との連携を組み込む可能性を検討すべきです。また、大学との連携においては、継続的な関係構築と、学生への企業理解促進が成功の鍵となることが示されており、人事部門や事業開発部門は、この視点を取り入れた戦略立案が求められます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-17
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