HYPER SBI 2のインストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性
この発表の要点
- HYPER SBI 2のインストーラにDLL読み込みに関する脆弱性(CWE-427)が存在する。
- ver.3.20.0より前のバージョンが影響を受け、細工されたDLLで任意のコード実行の可能性がある。
- 開発者はver.3.20.0で対策済みであり、最新のインストーラの使用が推奨される。
企業・自治体への影響
HYPER SBI 2の利用者、特に旧バージョンのインストーラを使用する可能性のある個人や企業に影響があります。任意のコード実行により、システムが不正に操作されるリスクがあるため、IT・情シス部門は対応が必要です。
対応すべきこと
- HYPER SBI 2の利用者は、製品インストール時に必ず最新版のインストーラを使用する。
- 既に旧バージョンでインストール済みの場合は、セキュリティリスクを評価し、必要に応じて再インストールを検討する。
- 関係部門(情シス、総務など)へ本脆弱性情報を共有し、注意喚起を行う。
対象部門: 情シス 総務
対応期限:速やかに確認
基本データ
| 企業・団体 | 株式会社SBI証券 |
|---|---|
| 業界 | 金融 |
| 発表日 | 2026-07-15 |
| 分類 | サイバーセキュリティ |
発表された内容
公開日:2026/07/15 最終更新日:2026/07/15
JVN#59875262
HYPER SBI 2のインストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性
株式会社SBI証券が提供するHYPER SBI 2のインストーラには、DLL読み込みに関する脆弱性が存在します。
HYPER SBI 2 ver.3.20.0より前のバージョン
株式会社SBI証券が提供するHYPER SBI 2のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう次の脆弱性が存在します。
ファイル検索パスの制御不備(CWE-427)
CVSS:4.0/AV:L/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:H/VI:H/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 8.4
CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 7.8
CVE-2026-42936
細工されたDLLファイルを同じディレクトリに置いた状態でインストーラを実行すると、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性があります。
最新のインストーラを使用する
製品をインストールする際は最新版のインストーラを使用してください。
開発者はver.3.20.0で本脆弱性の対策を行っています。
ベンダ
ステータス
ステータス最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社SBI証券
該当製品あり
2026/07/15
Japan Vulnerability Notes JVNTA#91240916Windows アプリケーションによる DLL 読み込みやコマンド実行に関する問題
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 松本 一真 氏
JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
CVE-2026-42936
JVN iPedia
JVNDB-2026-000098
Copyright (c) 2000-2026 JPCERT/CC and IPA. All rights reserved.
出典: jvn@jvn.jp
URL: https://jvn.jp/jp/JVN59875262/
時系列
- 2026-07-15 HYPER SBI 2のインストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性情報が公開される。
- 2026-07-15 株式会社SBI証券が本脆弱性への対応状況を「該当製品あり」と更新。
主な数値
| 脆弱性の種類 | ファイル検索パスの制御不備CWE-427 |
|---|---|
| 報告者 | 松本 一真 氏GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 |
この事例から確認すべきポイント
この事例は、ソフトウェアインストーラにおけるDLL読み込みの脆弱性が、ユーザーのシステムに深刻な影響を及ぼす可能性を示しています。特に、インストーラが特定のDLLを検索パスの問題により意図せず読み込んでしまう「ファイル検索パスの制御不備(CWE-427)」は、攻撃者が細工したDLLを同一ディレクトリに配置することで、インストーラ実行権限で任意のコードを実行させるリスクを伴います。企業は、自社で利用するソフトウェアのインストーラが常に最新かつ安全なバージョンであることを確認し、従業員に対しても公式提供元からのダウンロードと最新版の使用を徹底するよう周知する必要があります。また、開発元はインストーラのセキュリティを継続的に評価し、脆弱性報告に対して迅速な対応を行う重要性が再確認されます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-15
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