三菱電機製FA製品のEthernet機能におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性
この発表の要点
- 三菱電機製FA製品のEthernet機能にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在(CVE-2025-3511)。
- 不正なUDPパケットの受信により、DoS状態や通信エラー、遅延が発生するおそれがある。
- ファームウェア等のアップデートまたはネットワーク分離などのワークアラウンド実施が推奨される。
企業・自治体への影響
製造業やプラント・インフラ事業者などで対象の三菱電機製FA製品を使用している場合、工場設備の停止や通信遅延等の重大な影響が生じるおそれがある。情報システム部門および生産技術・FA機器管理部門での確認が必要である。
対応すべきこと
- 公式出典で対象製品および型番・バージョンが自社環境に該当するか確認する。
- 対象製品が導入されている場合は、速やかにファームウェアのアップデートを実施する。
- アップデートが困難な場合は、ファイアウォールやVPNによるアクセス制限などのワークアラウンドを適用する。
対象部門: 総務 法務 情シス
対応期限:速やかに確認
基本データ
| 企業・団体 | JPCERT/CC |
|---|---|
| 業界 | 製造 |
| 発表日 | 2025-05-14 |
| 分類 | サイバーセキュリティ |
発表された内容
公開日:2025/05/14 最終更新日:2026/08/27
JVNVU#96620683
三菱電機製FA製品のEthernet機能におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性
三菱電機製FA製品のEthernet機能には、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。
CC-Link IE TSNリモートI/Oユニット
CC-Link IE TSNアナログ-デジタル変換ユニット
CC-Link IE TSNデジタル-アナログ変換ユニット
CC-Link IE TSN FPGAユニット
CC-Link IE TSN リモート局用GbE-PHY内蔵通信LSI CP620
MELSEC iQ-Rシリーズ CC-Link IE TSN マスタ・ローカルユニット
MELSEC iQ-RシリーズEthernet インタフェースユニット
CC-Link IE TSN マスタ局・ローカル局用通信LSI CP610
MELSEC iQ-Fシリーズ CC-Link IE TSN マスタ・ローカルユニット
MELSEC iQ-Fシリーズ Ethernetユニット
MELSEC iQ-Fシリーズ FX5-ENET/IP形Ethernetユニット
MELSEC iQ-RシリーズCPUユニット
上記影響を受ける「製品名/シリーズ名」の「形名」および「バージョン」、バージョン確認方法の詳細については、開発者が提供する情報を確認してください。
三菱電機株式会社が提供する複数のFA製品のEthernet機能には、入力で指定された数量の不適切な検証に起因するサービス運用妨害(DoS)の脆弱性(CWE-1284、CVE-2025-3511)が存在します。
攻撃者によって細工された不正なUDPパケットを受信することで、次のような影響を受ける可能性があります。
当該製品がサービス運用妨害(DoS)状態となる
CC-Link IEF Basicの通信においてタイムアウトエラーが発生する
シンプルCPU通信において通信遅延が発生する
詳しくは、開発者が提供する情報を確認してください。
アップデートする
対策バージョンが提供されている製品については、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアまたはCP620用サンプルコードを対策済バージョンにアップデートしてください。
対策済バージョンやアップデート手順等の詳細については、開発者が提供する情報を参照してください。
ワークアラウンドを実施する
対策バージョンが提供されていない製品については、対策バージョンが提供されるまでの間、開発者は次の回避策・軽減策の適用を推奨しています。
該当製品をインターネットに接続する場合には、ファイアウォールや仮想プライベートネットワーク(VPN)等で不正アクセスを防止する
該当製品をLAN内で使用し、信頼できないネットワークやホスト、ユーザからのアクセスをブロックする
該当製品および当該製品に接続可能なPCへの物理的なアクセスを制限する
詳しくは、開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ
リンク
三菱電機株式会社
複数のFA製品のEthernet機能におけるサービス拒否(DoS)の脆弱性
ICS Advisory | ICSA-25-128-03Mitsubishi Electric CC-Link IE TSN
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia
2025/10/09
[影響を受けるシステム]、[詳細情報]、[想定される影響]、[対策方法]を更新しました
2026/02/03
[影響を受けるシステム]、[想定される影響]、[対策方法]を更新しました
2026/08/27
[影響を受けるシステム]を更新しました
Copyright (c) 2000-2026 JPCERT/CC and IPA. All rights reserved.
出典: jvn@jvn.jp
URL: https://jvn.jp/vu/JVNVU96620683/
時系列
- 2025-05-14 脆弱性情報が公開された。
- 2025-10-09 影響を受けるシステム、詳細情報、想定される影響、対策方法が更新された。
- 2026-02-03 影響を受けるシステム、想定される影響、対策方法が更新された。
- 2026-08-27 影響を受けるシステムが更新された。
この事例から確認すべきポイント
本件は三菱電機製FA製品のEthernet機能に発覚したサービス運用妨害(DoS)の脆弱性に関する情報である。制御システム(OT)やFA機器における脆弱性は、工場全体の停止や生産遅延に直結する深刻なリスクを孕む。実務においては、自社設備で対象製品が使用されていないかの迅速な棚卸しと、ベンダーからの情報に基づく対策バージョンの適用が不可欠である。現時点で取得できた本文からは、詳細なバージョンや型番等の個別情報は確認できなかったため、詳細は公式出典を確認する必要がある。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-27
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