行政処分・コンプライアンス

「夏の熱中症等対策声かけ期間」が始まります

農林水産省は、農作業中の熱中症リスク増加を受け、令和8年度より7月から9月を「夏の熱中症等対策声かけ期間」と設定し、「いのちをうばう、夏のひとり作業」をキャッチフレーズに全国で声かけ運動を展開します。メディア発信、自治体を通じたチラシ配布、および「熱中症等対策声かけ隊」の募集を通じて、農業者の熱中症予防を啓発します。

この発表の要点

企業・自治体への影響

農業関連企業や農業者を顧客に持つ企業、地方自治体は、この期間中に熱中症対策の啓発活動への協力や、自社の従業員・関係者への注意喚起を強化する必要がある。特に、農業現場での作業安全管理や、関連製品・サービスの提供において、熱中症予防の観点を取り入れることが求められる。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務 広報 人事

対応期限:公募締切まで

基本データ

企業・団体 農林水産省
業界 農業
発表日 2026-06-30
分類 行政処分・コンプライアンス

発表された内容

令和8年6月30日
農林水産省

~キャッチフレーズは「いのちをうばう、夏のひとり作業」~

〇令和8年度より新たに、7月から9月を「夏の熱中症等対策声かけ期間」として設定し、声かけ運動を展開します。

農林水産省は、近年、夏季の高温化に伴い農作業中の熱中症リスクが高まっていることを踏まえ、熱中症の危険性や基本的な予防行動の啓発を行う「夏の熱中症等対策声かけ期間」を設定し、「いのちをうばう、夏のひとり作業」をキャッチフレーズに、農業者の皆様への声かけ運動を全国で展開します。

1.趣旨
近年、農作業中の熱中症等による死亡者が増加しています。 特に、令和6年の「熱中症」による死亡者数は59人と、前年の37人から22人の大幅な増加をしているほか、5月から9月においては熱中症以外にも高所からの転落や草刈り作業中の事故が増加しています。 農林水産省は、農作業中の熱中症等による事故を防ぐための取組事項を「農作業における熱中症対策総合パッケージ」として取りまとめ、この一環として、声かけ運動を集中的に実施する「夏の熱中症等対策声かけ期間」を設定しました。
2.実施期間
令和8年7月1日(水曜日)から令和8年9月30日(水曜日)までの3か月
3.取組内容
(1)農林水産省におけるメディア、SNSでの発信 農林水産省独自の広報媒体での発信に加え、各種メディアでの発信を推進します。(a)広報誌aff(あふ)7月号で「熱中症対策」コラム配信 農作業中の熱中症対策に関するコラムを、7月の毎週水曜日に農林水産省webサイトの広報誌で発信します。aff(あふ)最新号掲載ページ(7月1日(水曜日)から配信)(b)岩手県拠点作成の熱中症対策動画配信熱中症対策アイテムを分かりやすくご紹介した啓発動画を、東北農政局岩手県拠点において作成しました。 農作業中の熱中症を予防しましょう(外部リンク) 上記のほか、政府広報等でも情報発信する予定です。 (2)地方自治体等による注意喚起チラシの配布等 全国の農業者へチラシ(別添1)を配布することを目的に、夏の熱中症対策声かけ期間(7月から9月)の開始に合わせて、全国各市区町村等に対し約100万枚を配布しました。また、各市区町村の広報誌等で農作業中の熱中症対策について掲載いただく予定です。 (3)熱中症等対策声かけ隊による注意喚起活動 同期間に声かけ活動に取り組んでいただける方を「熱中症等対策声かけ隊」として、8月末まで募集しています。 なお、現在既に25件のご応募をいただいております。ご応募いただいた団体及び活動内容や、6月に先行して取り組まれた事例は別添2のとおりです。 (a)「熱中症等対策声かけ隊」の対象者どのような組織・団体でも参加可能です。様々な組織・団体からの参画をお待ちしております。(例)農業協同組合、農業資材販売店、農業機械販売業者、農業高校及び農業大学校、農業機械士会、4Hクラブ、地域の農業者、農業団体、普及指導機関など(b)取組内容 具体的な取組内容として想定されるのは次のとおりですが、各「声かけ隊」の創意工夫で、様々な声かけ活動を展開していただくことができます。 ・農業現場での農業者に対する直接の声かけ、見守り活動 ・農業者の集会、会合等における、地域のリーダー等による声かけ活動 ・農業機械、農業資材販売店における声かけ活動 ・広報誌・メディアへの掲載、防災無線・広報車等での声かけ活動 (声かけ例) ・一人で作業されている方に「休憩を取っていますか」、「家族の方などと連絡が取れますか」、「手足がしびれたりすると熱中症の予兆ですよ」 ・職場・集会などで「今日は熱中症警戒アラートが出ていますよ」、「水分・塩分補給を忘れずに」 (c)応募方法 次の申込フォームから必要事項を記入するだけで、簡単に「声かけ隊」に入ることができます。 【申込フォーム】令和8年度「熱中症等対策声かけ隊」申込フォーム(外部リンク)詳細については、次のプレスリリースをご参照ください。 農作業中の熱中症対策を呼び掛ける「令和8年度熱中症等対策声かけ隊」を募集します:農林水産省
4.関連情報
農林水産省では、農作業中の熱中症等による死亡者が増加していることを踏まえ、農業者の安全意識の強化を推進するとともに、農作業の省力化・軽労化に資する生産方式への転換を進める「農作業における熱中症等対策総合パッケージ」を令和8(2026)年2月に取りまとめ、関係機関を挙げて強力に推進しています。 (参考)農作業における熱中症等対策総合パッケージ(PDF : 1,223KB)また、熱中症等対策研修についての資料と研修動画を次のサイトに掲載しておりますので、ご参照ください。 (参考)熱中症等対策研修資料(PDF : 6,782KB)(参考)農作業中の熱中症対策講座(外部リンク)
5.添付資料
(別添1)夏の熱中症等対策声かけ期間チラシ(PDF : 2,561KB)(別添2)声かけ隊応募状況、6月の先行事例(PDF : 587KB)(別添3)熱中症等対策声かけ隊の取組イメージ(PDF : 382KB)

お問合せ先
農産局技術普及課生産資材対策室
担当者:機械・安全ユニット代表:03-3502-8111(内線4766)ダイヤルイン:03-6744-2107

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出典: www.maff.go.jp
URL: https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/260630.html

時系列

主な数値

令和6年の熱中症による死亡者数 59人
前年の熱中症による死亡者数 37人
配布されたチラシの枚数 1000000枚
熱中症等対策声かけ隊の応募件数 25件

この事例から確認すべきポイント

本発表は、農林水産省が農作業中の熱中症による死亡者増加という深刻な課題に対し、広範な啓発活動を展開する意図を示すものです。特に、令和8年度から新たに期間を設定し、メディア、地方自治体、そして「声かけ隊」という市民参加型の取り組みを組み合わせることで、多角的に情報伝達と注意喚起を図ろうとしています。企業広報の観点からは、社会課題解決に向けた政府の取り組みに、いかに自社の事業活動を連携させるか、あるいは従業員の安全確保にどう活かすかという視点が重要です。特に農業関連企業や、農業者を顧客に持つ企業は、この期間中の情報発信や啓発活動に協力することで、企業としての社会的責任(CSR)を果たすとともに、ブランドイメージ向上にも繋がる可能性があります。また、従業員の安全衛生管理においても、熱中症対策は業種を問わず重要な課題であり、本発表で示された予防行動や情報源は、自社の安全対策を見直す上での参考となるでしょう。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-06-30

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