農山漁村の課題解決に資する取組を国が証明し、実装していくプログラムの募集がスタートします!
この発表の要点
- 農林水産省が「取組証明書」「インパクト証明書」「『農山漁村』インパクト創出ソリューション実装プログラム」の募集を開始。
- 各証明書は、企業等の農山漁村課題解決への貢献を国が証明し、対外的な広報や金融機関への訴求に活用可能。
- 実装プログラムは、選定されたソリューションをカタログ化し、地域金融機関の支援のもと農山漁村とのマッチングを促進。
企業・自治体への影響
農山漁村の課題解決に取り組む企業や、地域活性化に関心のある企業は、本制度を活用することで、国からの公的な証明を得て企業価値向上や新たな事業機会創出に繋げられる可能性があります。特に、ESG投資を意識する金融機関や投資家への訴求力強化が期待されます。地域金融機関は、選定されたソリューションの伴走支援を通じて、地域活性化への貢献と新たなビジネス機会を得る可能性があります。
対応すべきこと
- 自社の取り組みが農山漁村の課題解決に資するかを確認し、応募要件を満たすか検討する。
- 各証明書やプログラムの募集スケジュール(特に締切日)を確認し、申請準備を進める。
- 制度説明会への参加を検討し、詳細な情報を収集する。
- 取得した証明書や選定されたソリューションを、広報活動やステークホルダーとのコミュニケーションに活用する計画を立てる。
対応優先度: 中 農山漁村の課題解決に資する企業活動を国が証明・支援する新たな制度であり、企業価値向上や事業機会創出に繋がる可能性があるため。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:公募締切まで
基本データ
| 企業・団体 | 農林水産省 |
|---|---|
| 業界 | 地域活性化関連 |
| 発表日 | 2026-06-30 |
| 分類 | 行政処分・コンプライアンス |
発表された内容
令和8年6月30日
農林水産省
~「取組証明書」「インパクト証明書」「『農山漁村』インパクト創出ソリューション実装プログラム」募集開始~
〇農山漁村の課題解決に向けた取組を全国から募集。
農林水産省は、農山漁村の課題解決に貢献し、今後も継続することが見込まれる企業等の取組に対して証明書を発行する「取組証明書」、取組が特定の社会的・環境的インパクトの創出につながっていることまでを証明する「インパクト証明書」の発行に向けた募集を行います。また、農山漁村の課題を解決し、社会や環境に対するインパクトを創出し得る取組を「『農山漁村』インパクト創出ソリューション」として募集し、選定した取組をカタログに取りまとめ、地域金融機関の伴走支援の下、農山漁村とのマッチングを通じた実装を図ります。
1.概要
農山漁村では、人口減少や高齢化の進行により、農業者の大幅な減少や地域コミュニティの維持困難といった課題が深刻化しています。これらの課題の解決にあたっては、自治体単独による取組に加え、課題解決に資するソリューションを有する民間企業等との官民共創による地方創生の推進が求められています。農林水産省は、農山漁村の課題解決に貢献する企業等の取組を推し進めていくため、次の3つの制度やプログラムを導入しています。(ア)「取組証明書」制度令和7年度から、企業等の取組に対して国が証明を行う「取組証明書」制度を開始しました。初年度は50の企業等が取得しており、取得された企業等の皆様は、取組証明書のロゴマークを活用して自らの取組の対外的な発信力を強化されているところです。この「取組証明書」について、令和8年度は6月30日(火曜日)から8月12日(水曜日)にかけて発行に向けた募集を行います。「取組証明書」を取得された企業等の皆様には、自らの取組の対外的な広報ツールや、地域の皆様とのコミュニケーションツールとして活用いただけます。是非取得の申請を御検討ください。(イ)「インパクト証明書」制度令和8年度から開始する本制度は、取組がどのような社会的・環境的なインパクトの創出につながっているかという点を含めた証明を行います。令和8年度の発行に向けた募集期間は、6月30日(火曜日)から8月31日(月曜日)までです。「インパクト証明書」の取得には、自らの取組がどのようなインパクトの創出につながっているのか、目標・指標を設定し、取組をモニタリングする体制の構築を行いながら可視化していくことが求められます。また、インパクト投資等に係る外部専門家による2段階の審査を経ることとなります。本証明書を取得された企業等の皆様は、「取組証明書」同様、対外的な広報や地域の皆様とのコミュニケーションツールとして使っていただくことができます。また、インパクトレポートへの掲載等により、金融機関や投資家といったステークホルダーに対して自らの取組を訴求していくことも期待されます。同時に、証明書の取得に至るプロセス自体が、自らの取組を振り返り、その社会的な意義を再発見することにもつながると考えられます。農山漁村の課題解決を通じたインパクトの創出に向けて、我が国のフロントランナーとして活躍されている企業等の皆様におかれては、是非「インパクト証明書」の取得申請を御検討ください。(ウ)「農山漁村」インパクト創出ソリューション実装プログラム農林水産省は、令和7年度に農山漁村の課題解決を通じてインパクトを創出し得る良質な取組を幅広く募集し、「『農山漁村』インパクト創出ソリューション」として11件を選定し、自治体とのマッチング及び伴走支援を行ったところです。令和8年度は、6月30日(火曜日)から7月27日(月曜日)にかけて、インパクトを創出し得る取組を幅広く募集し、「『農山漁村』インパクト創出ソリューション」として選定します。選定されたソリューションは地域金融機関等を中間支援組織としたマッチング事業における地域金融機関等向けのカタログとして取りまとめます。カタログは9月下旬頃に農林水産省HP等で公表し、地域金融機関等向けに紹介します。そして、地域金融機関等の伴走支援の下、農山漁村とソリューションに選定された企業とのマッチングを図り、選定されたソリューションの実装につなげていきます。
2.選定対象
農山漁村の課題解決に資する取組
3.応募要件
<取組証明書・インパクト証明書>(ア)農山漁村の振興に資する取組を現に行っていること。(イ)農山漁村の振興に資する取組について、今後も継続する見込みがあること。(ウ)取組証明書/インパクト証明書や取組内容等について、農林水産省ウェブサイトや有識者検討会等で公表することに同意いただけること。(エ)インパクト証明書発行後、引き続きインパクトの測定に必要なデータ等を適切に管理・収集し、農林水産省及び事務局からの求めがあった場合に当該データの提供等に積極的に協力できること。【インパクト証明書のみ】(オ)法令違反又は公序良俗に反する行為がないこと。(カ)会社更生法に基づく会社更生手続、民事再生法に基づく民事再生手続又は破産法に基づく破産手続を開始していないこと。(キ)暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有していないことその他社会通念上適切でないと認められる者でないこと。 <「農山漁村」インパクト創出ソリューション実装プログラム>(ア)農山漁村における課題を解決できるソリューションを保持していること。(イ)農山漁村の振興に資する取組について、今後も継続する見込みがあること。(ウ)取組内容等について、農林水産省ウェブサイト等で公表することに同意いただけること。(エ)事業期間を通じて課題解決に取り組む組織的・財務的体制を整備できること。(オ)法人格を有すること。(カ)法令違反又は公序良俗に反する行為がないこと。(キ)会社更生法に基づく会社更生手続、民事再生法に基づく民事再生手続又は破産法に基づく破産手続を開始していないこと。(ク)暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有していないことその他社会通念上適切ではないと認められる者でないこと。
4.募集スケジュール
<取組証明書>令和8年6月30日(火曜日)募集開始令和8年7月7日(火曜日)制度説明会(「農山漁村」インパクト創出ソリューション実装プログラムと合同)令和8年8月12日(水曜日)18時00分応募締切令和8年10月頃証明書取得企業等の公表 <インパクト証明書>令和8年6月30日(火曜日)募集開始令和8年7月8日(水曜日)制度説明会令和8年8月31日(月曜日)18時00分応募締切令和9年3月頃証明書取得企業等の公表(応募締切から企業等の公表の間に、一次審査・二次審査等を行う予定です。) <「農山漁村」インパクト創出ソリューション実装プログラム>令和8年6月30日(火曜日)募集開始令和8年7月7日(火曜日)制度説明会(取組証明書と合同)令和8年7月27日(月曜日)18時00分応募締切令和8年9月下旬頃カタログの公表
5.募集・選定要領
応募に係る手続きについては、それぞれの取組に係る募集要領等を御確認ください。なお、提出書類の様式1はそれぞれの取組において共通のものとなります。
「農山漁村インパクト創出ソリューション実装プログラム
農山漁村振興への貢献活動に係る取組証明書
農山漁村振興への貢献活動に係るインパクト証明書
6.選定方法
農林水産省農村振興局農村政策部農村計画課農村活性化推進室及び選定事務局における検討を踏まえ、選定します。特に「インパクト証明書」については、これに加えて、「農山漁村インパクトの創出促進に向けた制度検討会」検討委員による審査を予定しております。
7.農山漁村の課題解決によるインパクトについて
農山漁村の課題解決によるインパクトとは、事業や活動の結果として生じた、社会的・環境的な変化や効果(短期・長期問わない)を指します。農林水産省では令和6年度、農山漁村の課題解決に繋がるインパクトを定義するために、既存のインパクト投資家やインパクト投資を行う金融機関のインパクトレポートの分析を行いました。これらの分析に基づき、(ア)投資家や企業と密接に関わるインパクトであるか、(イ)農山漁村の課題解決とも深く関わるか、といった観点から、農山漁村の課題解決に繋がるインパクトを7つに分類・特定するとともに、各課題の分析や課題解決に向けた取組の類型化を行い、「『農山漁村』インパクト可視化ガイダンス」として取りまとめました。(日本学術会議「地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について(答申)」より)
注釈:7つのインパクトと関連する国際的枠組み「『農山漁村』インパクト可視化ガイダンス」掲載ページ
8.関連サイト
「『農山漁村』インパクト可視化ガイダンス」掲載ページ
お問合せ先
農村振興局農村政策部農村計画課農村活性化推進室
担当者:企画班代表:03-3502-8111(内線5444)ダイヤルイン:03-6744-2141
出典: www.maff.go.jp
URL: https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/nousei/260630.html
時系列
- 2025-04-01 「取組証明書」制度を開始(令和7年度)
- 2025-04-01 「農山漁村」インパクト創出ソリューションとして11件を選定し、自治体とのマッチング及び伴走支援を実施(令和7年度)
- 2026-06-30 「取組証明書」「インパクト証明書」「『農山漁村』インパクト創出ソリューション実装プログラム」の募集を開始
- 2026-07-07 「取組証明書」および「『農山漁村』インパクト創出ソリューション実装プログラム」の制度説明会を開催
- 2026-07-08 「インパクト証明書」の制度説明会を開催
- 2026-07-27 「『農山漁村』インパクト創出ソリューション実装プログラム」の応募締切(18時00分)
- 2026-08-12 「取組証明書」の応募締切(18時00分)
- 2026-08-31 「インパクト証明書」の応募締切(18時00分)
- 2026-09-01 「『農山漁村』インパクト創出ソリューション実装プログラム」のカタログを公表(9月下旬頃)
- 2026-10-01 「取組証明書」取得企業等を公表(10月頃)
- 2027-03-01 「インパクト証明書」取得企業等を公表(3月頃)
主な数値
| 取組証明書初年度取得企業等数 | 50件 |
|---|---|
| 令和7年度「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定数 | 11件 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、農林水産省が農山漁村の課題解決を目指す企業等の取り組みを公的に支援・促進する新たな枠組みを示しています。特に「取組証明書」と「インパクト証明書」は、企業が自社の社会的貢献を可視化し、対外的な広報やステークホルダーへの訴求力を高めるツールとして機能します。また、「実装プログラム」は、選定されたソリューションと地域金融機関、農山漁村とのマッチングを促進し、具体的な課題解決へと繋げることを意図しています。企業にとっては、これらの制度を活用することで、ESG投資への対応や地域貢献を通じた企業価値向上、新たな事業機会の創出が期待されます。応募要件には法令遵守や反社会的勢力との関係排除が含まれており、信頼性の高い取り組みが求められます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-30
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