シンガポール国立大学東アジア研究所、日本センターを開設
最終確認日: 2026-10-29
基本データ
| 分類 | 経済・産業トレンド |
|---|
発表された内容
2026年10月29日
シンガポール国立大学(NUS)東アジア研究所(EAI)は10月27日、日本の政治経済や日本とアジア地域との関係についての研究を推進する拠点として、「日本センター」を開設した。同センターは、日本とASEANの研究者や政策関係者を結び付けるプラットフォームとして、地域の重要課題に関する継続的な対話や共同研究を促進する役割を担う。
NUS-EAIの同日付プレスリリースによると、日本センターには学識経験者や元政策担当者で構成される諮問委員会を設置するほか、現代日本の政治、経済、社会を専門とする客員研究員などのネットワークも活用する予定だ。同センターの設立に当たっては、国際交流基金による「日ASEANグローバル・パートナーシップ強化助成」が活用された。
開所式に出席したシム・アン第2外相兼第2内相は、日本とASEANの関係は、福田赳夫元首相が1977年に打ち出した「福田ドクトリン」(注)を契機に、信頼と協力に基づき築かれてきたと指摘した。その上で、「日本センターは、相互理解という理念を次世代のための実践的で互恵的なパートナーシップへと発展させる上で、重要な役割を果たし得る」と期待を示した。開所式には、石川浩司駐シンガポール日本大使、国際交流基金の黒沢信也理事長も出席した。
NUS-EAIは、前身の東アジア政治経済研究所(IEAPE)の後継機関として1997年4月に創設された。創設当初は現代中国研究に重点が置かれていたものの、その後は日本や朝鮮半島研究にも対象が拡大。2021年11月には韓国国際交流財団の支援を受け、「コリアセンター」を立ち上げていた。
開所式の様子(シンガポール国立大学東アジア研究所提供)
(注)1977年にフィリピン・マニラを訪問した福田赳夫首相(当時)が、打ち出した日本の対ASEAN外交の基本原則。「日本は軍事大国にならない」「ASEANと『心と心の触れあう』関係を構築する」「日本とASEANは対等なパートナーである」の3原則を柱とする。
(広木拓)
(シンガポール、日本)
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公開日: 2026-10-29 / 最終確認: 2026-10-29
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編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-29
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