ホシザキの関連会社がグアテマラに新工場を建設
この発表の要点
- ホシザキの関連会社フォーゲルがグアテマラに新工場を建設し、年間40万台の生産能力と最大1,200人の雇用を創出する。
- 新工場は中南米全域での販売拡大を目指す5,000万ドルの投資プロジェクトの一部であり、2026年中のフル稼働を計画している。
- グアテマラは豊富な労働力、経済的安定性、税制優遇が魅力の投資先であり、冷蔵庫・冷凍庫の輸出市場も拡大傾向にある。
企業・自治体への影響
製造業、特にフードサービス機器や業務用冷蔵庫メーカーは、中南米市場への進出やサプライチェーン構築におけるグアテマラの潜在的な魅力を再評価するきっかけとなるでしょう。海外事業展開を検討する企業は、現地の投資環境(労働力、経済安定性、税制優遇)や市場成長性(冷蔵庫・冷凍庫輸出額の拡大)を調査する際の参考となります。関連する物流・貿易部門は、中南米地域における貿易動向や輸出入規制の変化に注目する必要があるでしょう。
対応すべきこと
- 自社の海外事業戦略において中南米市場の可能性を再検討する。
- グアテマラを含む中南米地域の投資環境や税制優遇に関する最新情報を収集する。
- 関連する業界の市場調査データ(例:冷蔵庫・冷凍庫の輸出入動向)を確認し、事業機会を評価する。
- 海外進出を検討する際は、現地政府や日本大使館、JETROなどの支援機関との連携を検討する。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
|---|---|
| 業界 | 製造 |
| 発表日 | 2026-07-29 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
| 地域 | 愛知県 |
発表された内容
2026年07月29日
添付資料(48 KB)
フードサービス機器メーカーであるホシザキ(本社:愛知県豊明市)は7月24日、同社の関連会社であるフォーゲルがグアテマラに新工場を建設し、落成式が行われたことを発表した。フォーゲルはパナマに本社を置く業務用冷蔵庫メーカーで、2024年2月にホシザキの持分法適用関連会社となった。同社は中米各国やペルー、エクアドルなど中南米全域で販売網を持っており、新工場の建設により販売拡大を目指す方針だ。
現地メディアの報道によると、フォーゲルは中南米における販売拡大のため5,000万ドルの投資プロジェクトを進めており、今回の新工場建設もその一部だという(「インフォバエ」紙7月23日付)。落成式にはグアテマラのベルナルド・アレバロ大統領、桑名良輔駐グアテマラ日本大使も参加した。
新工場はグアテマラ県ビジャ・カナレスに建設され、現工場の1.8倍の年間40万台の生産能力を備え、従業員数は最大1,200人を見込む。新工場は2023年10月より建設され、2026年3月より現工場からの段階的な生産移管を開始しているという。2026年中には移管を完了し、フル稼働となる計画だ。
グアテマラはホシザキのほか、矢崎総業やショーワグローブなどの日本企業が進出しており、豊富な労働力や経済的安定性、税制優遇などが魅力の投資先となっている(2026年5月26日記事参照)。グアテマラ国家統計局(INE)のデータによると、2024年のグアテマラの冷蔵庫・冷凍庫(HSコード:8418、注)の輸出額は6,745万ドルに上る。最も輸出額が多いのはペルー向けの1,808万ドルで、米国、エクアドルと続く(添付資料表参照)。2019年の輸出額(全体)と比べると5年間で約2.7倍に拡大しており、フォーゲルの新工場建設によりさらなる拡大が期待される。
(注)HSコード8418項には家庭用冷蔵庫やヒートポンプなど、業務用冷蔵庫以外の品目も含まれることに注意。
(加藤遥平)
(グアテマラ、日本)
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ホシザキの関連会社がグアテマラに新工場を建設
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/002b9106a197c487.html
時系列
- 2023-10 新工場建設開始
- 2024-02 フォーゲルがホシザキの持分法適用関連会社となる
- 2026-03 現工場からの段階的な生産移管を開始
- 2026-07-23 現地メディア「インフォバエ」紙がフォーゲルの投資プロジェクトを報道
- 2026-07-24 ホシザキがフォーゲルの新工場建設と落成式を発表
- 2026-07-29 日本貿易振興機構(ジェトロ)が本記事を公開
主な数値
| 投資プロジェクト総額 | 5000万ドル |
|---|---|
| 新工場生産能力 | 40万台/年 |
| 新工場従業員数見込み | 1200人 |
| グアテマラの冷蔵庫・冷凍庫輸出額(2024年) | 6745万ドル |
| グアテマラの冷蔵庫・冷凍庫輸出額(2019年比拡大率) | 2.7倍 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、日本企業が中南米市場での事業拡大を目指す際の戦略的な動きを示しています。ホシザキの関連会社フォーゲルによるグアテマラでの新工場建設は、現地の豊富な労働力、経済的安定性、税制優遇といった投資環境の魅力を活用したものです。特に、中南米地域における冷蔵庫・冷凍庫市場の拡大傾向は、今回の投資の背景にある重要な要素であり、2019年から2024年の5年間で輸出額が約2.7倍に増加しているデータがこれを裏付けています。
新工場の建設と生産能力の増強は、地域全体のサプライチェーン強化と雇用創出に貢献するだけでなく、ホシザキグループの中南米市場における競争力強化に直結すると考えられます。また、グアテマラ大統領や日本大使が落成式に参加したことは、現地政府および日本政府がこの投資を重視していることの表れであり、今後の事業展開における良好な関係構築を示唆しています。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-29
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