行政処分・コンプライアンス 行政指導・調査中

林総務大臣閣議後記者会見の概要

令和8年9月4日の林総務大臣閣議後記者会見の概要。令和8年度震災復興特別交付税の9月交付額(258億円)決定や家計調査結果(7月消費支出実質3.6%減)のほか、日本郵便に対するフリーランス法違反認定と再発防止勧告、総務省における文書管理や情報公開請求への対応に関する質疑応答が行われた。

最終確認日: 2026-09-04

この発表の要点

企業・自治体への影響

総務省所管の通信・郵政事業者や行政文書を扱う企業・自治体において、法令遵守の徹底や適切な文書管理、情報公開請求への適正な対応が強く求められる契機となります。経営・法務・総務部門を中心に、自社のコンプライアンス体制や情報管理プロセスの点検が必要です。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務 法務 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 総務省
業界 行政・公共・通信
発表日 2026-09-04
分類 行政処分・コンプライアンス
地域 東京都

発表された内容

令和8年9月4日)

会見発言記事
林総務大臣閣議後記者会見の概要
令和8年9月4日

冒頭発言

2件ございます。

【令和8年度震災復興特別交付税(9月交付)】

まず、本日、令和8年度震災復興特別交付税の9月交付額を決定し、その内容につきまして先ほどの閣議において、報告しました。
交付額は258億円であり、東日本大震災に係る被災団体の実施する様々な復旧・復興事業の地方負担などを措置することとしております。
引き続き、被災団体が東日本大震災からの復旧・復興事業を円滑に進めることができますよう、その実情をよくお伺いしながら、適切に対応してまいります。
詳細は、自治財政局にお問い合わせください。

【家計調査結果】

2件目でございますが、本日の閣議において、家計調査結果について報告いたしました。
2人以上の世帯の7月の消費支出は、1年前に比べ実質3.6%の減少となりました。
詳細は、統計局にお問い合わせください。

私からは、以上でございます。

質疑応答

日本郵便のフリーランス法違反認定、再発防止勧告

問:
公正取引委員会が2日に、日本郵便のフリーランス法違反を認定し、再発防止を求める勧告を行いました。日本郵便を所管するお立場から、今回の事案をどのように受け止めていらっしゃいますか。また、日本郵便にどのような再発防止策や改善を求めていくお考えか、お聞かせください。

答:
9月2日、公正取引委員会から日本郵便に対し、フリーランス法に基づく勧告が行われたことは、承知しておりまして、大変遺憾であります。
日本郵便においては、本件勧告を受けた改善措置に早急に取り組んでいただく必要があると考えており、その旨、本件勧告と同日の9月2日に、総務省からも行政指導を行ったところでございます。
総務省においては、引き続き、日本郵便における再発防止に向けた取組を注視するなど、同社において法令遵守が徹底されるよう、適切に監督してまいります。

日本郵便の「放棄・隠匿」事案の非公表問題における総務省の対応等

問:
郵政行政部のチャットの投稿に関してです。9月1日に閣議後会見で、大臣が、当該チャットについて保存期間1年未満の文書にあたるものとして、適時のタイミングで削除したと説明を受けたのですが、担当部署に確認したところ、削除時期はいつですか、と聞いたら、削除時期は分かりません、不明だと言うんですね。それが悪いというわけではないんですが、不明だということになると、我々、実は今年4月に情報公開請求でチャットに書いているような内容、要するに想定問答とか行政指導に関わるやり取りを出してほしいという情報公開請求して、そのときは、チャットはどうしても必要になると思うんですね。さっき言った1年未満に不必要だから削除したということを、企画課長から昨日メールが来たんですが、そのときは情報公開請求後であれば当然必要になると思うんですよ。開示対象かどうかは別としてですね。さらに、今年7月に郵政行政部に、私から、チャットの存在を教えてほしいという取材をしたんですね。その直後も当然チャットは必要になるはずで、不必要だとは思えないんですね。要するに、何が言いたいかというと、このような時期にもし削除したとするならば、それは国民から隠蔽ともとられないと思うのですが、当然これは適切な時期、適時とは思えないんですが、大臣はこういう時期に、例えば情報公開請求で国民がこのチャットに類するような内容を知りたい、取材したいと思ったときに、その後に削除するということは適切な時期とお考えでしょうか。お伺いさせてください。

答:
保存期間が一年未満の文書につきましては、案件の終了後、当該文書が不要になった時点で適宜削除するということが可能となっております。
前回の会見で、適時のタイミングで削除したと報告を受けております、とお答えした趣旨でございますが、当時業務連絡に用いていたチャットについても、先ほど申し上げたような対応が行われたということについて報告を受けたということで、そのように申し上げました。

問:
私の質問がちょっと分かりにくかったかもしれないのですが、要するに、その時期、削除時期が分からないとすれば、最後に教えてください。削除時期が分からないとすれば、さっきみたいな、我々が取材した後に削除したり、このチャットがありますか、と取材した後に削除したりした場合、それは適切な時期じゃないんじゃないか。その部分の大臣の所感をお伺いしたいのですが。

答:
申し上げたとおり、会見で申し上げた趣旨は、適時のタイミングで削除したと報告を受けております、とお答えしておりますが、先ほど申し上げたルールですね、保存期間が一年未満の文書については、案件の終了後、当該文書が不要になった時点で適宜削除することが可能ということで、当時の業務連絡に用いていたチャットについても、そういう対応を行ったという報告を受けたと申し上げたということです。

問:
分かりました。確認させていただきたいのですが、要するに、我々が取材直後に一年未満であればいつでも削除していいということですか。恣意的というか、要するに我々が取材した直後に、それを隠すために削除しても、それは適時にあたるんだということですかね。

答:
そのように申し上げておりません。ルールに基づいて適時のタイミングで削除したと報告を受けたということでございます。

問:
関連して、当該チャット問題の調査、確認手法について、前回の会見でもお伺いしました。当時、担当課に詳細を聞いてくださいということでしたので、担当課の方に確認をしました。そうすると、そもそもこのチャット問題の調査を担当しているのが、郵政行政部内の、まさにこの問題のチャットの投稿をしていたと我々が報じたそのメンバー、幹部の方々でした。さらに、その調査の責任者は、その情報公開請求に対して、その開示を1、2年くらいかけてもよいという投稿をしていたと我々が報じた担当課長でした。これは自らの投稿とか対応が検証の対象になっている当事者の方々が、自らの事実関係を調査しているということになります。こうした調査だったということを大臣は把握されていらっしゃいますでしょうか。

答:
郵便物の「放棄・隠匿」事案に係る文書管理者が郵政行政部の担当課長となっておりますので、文書の有無などの確認に当たっては、それらの者において確認することが適当だと考えております。

問:
チャットの問題は、いわゆる構図としては不祥事を起こしたとされている当事者が、自分たちの不祥事があったかどうか、それを確認しているという、そういう構図になると思います。そういう調査で、客観的に、適切に事実確認・検証ができると大臣はお考えでいらっしゃいますでしょうか。

答:
先ほど申し上げましたが、郵便物の「放棄・隠匿」事案に係る文書管理者は郵政行政部の担当課長でございますので、文書の有無などの確認に当たっては、それらの者において確認するということが適当であると考えております。

問:
今回の調査で、調査はもう尽くされたとご認識していらっしゃいますでしょうか。

答:
この日本郵便の郵便物の「放棄・隠匿」事案に関する報道されているような内容の総務省のチャットについて、改めて担当部署でTeamsや保存文書を確認したものの、そのような文書は確認できなかったと報告を受けております。
一般論として申し上げますと、行政文書に当たり得るチャットで不適切な対応を示唆するコメントを行うということは適切ではなく、今回の件について、反省すべき点がないか精査を行って、その結果を踏まえて必要な対応を行ってまいりたいと考えております。

問:
重ねて、すみません。今おっしゃったところで、反省すべき点がないかを精査するとありましたが、これはどのように理解すればよろしいですか。いわゆる再調査みたいなものをされるという理解でいいのか、反省すべき点がないかを精査するというのは、どこが主体となって精査するのか、ここの点を整理させてください。

答:
精査と申し上げましたが、速やかに当時の関係者に公文書の管理ですとか、行政文書の開示請求の認識などを確認してまいりたいと思っております。

問:
それは、主体はどこになるんでしょう。官房総務課になるんでしょうか。

答:
詳細については、今後検討してまいりたいと思っております。

問:
その精査にあたっては、我々が先程来お尋ねしている、チャットが確認されていないのでという話を前回の会見でもおっしゃっていたと思うのですが、このチャットの確認についても改めて行うという、例えばチャットを復元するとか、そういったものを何かお考えの予定はありますでしょうか。

答:
先ほど申し上げましたが、当時の関係者に公文書の管理や、行政文書の開示請求への認識などを確認してまいりたいと思っております。

問:
ちなみに、いつ頃までに精査した結果をまとめて発表される予定はありますでしょうか。

答:
今申し上げたように、速やかに行いたいと思っております。

問:
分かりました。それから、すみません、少し戻ってしまうのですが、前回大臣会見で、開示請求については情報公開法に則って適切に対応したと話されていました。先程来出ているように、郵政行政部の調査は、チャットが現時点であるかどうかというのを確認したのみでして、投稿内容について担当課長に我々取材したところでも、個人の記憶がどうかというところは細かくは聞いていないと発言しておりました。仮にこうした投稿があったりとか、あるいは投稿に基づく対応をされていた

出典: 総務省
URL: https://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02001568.html

時系列

主な数値

令和8年度震災復興特別交付税 9月交付額 258億円
2人以上の世帯の7月消費支出前年同月比(実質) -3.6%

この事例から確認すべきポイント

本会見では、交付税の決定や統計データの報告に加え、所管企業である日本郵便に対するフリーランス法違反に基づく勧告と行政指導、さらに省内の文書管理や情報公開請求・取材対応における不適切な運用疑惑に関する質疑が集中しました。行政機関や規制監督下にある企業においては、法令遵守(コンプライアンス)の徹底はもとより、公文書管理法や情報公開請求に対する透明性の高い運用、不祥事検証時の客観性・中立性の担保が厳しく問われます。実務上は、文書の保存・削除ルールと情報公開手続の整合性を常に点検し、検証体制の公正性を担保するガバナンス体制の構築が重要であることを示唆しています。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-09-04 / 最終確認: 2026-09-04

執筆・確認主体

この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。

数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。

編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-09-04

関連事例

自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?

無料でプレスリリースを掲載する