小馬智行とウーバー、欧州で2,000台超のロボタクシー展開へ
この発表の要点
- 小馬智行とウーバーが協業を拡大し、欧州で2,000台超規模のロボタクシーを展開する計画を発表。
- 小馬智行はL4自動運転技術や運行ノウハウを、ウーバーは配車プラットフォームを提供。
- 2026年第2四半期の売上高は前年同期比68.8%増の2億4,580万元となり、ロボタクシー事業が大幅に増加。
企業・自治体への影響
自動車・モビリティー関連企業やITプラットフォーム事業者に対し、海外市場における自動運転サービスの商用化動向や提携トレンドを示す影響があります。経営企画部門や事業開発部門において、海外展開や協業戦略のベンチマークとなります。
対応すべきこと
- 公式出典で海外におけるロボタクシー展開計画の詳細を確認する
- 自動運転およびモビリティー分野に関する最新の市場動向を関係部門へ共有する
- 自社の海外事業やアライアンス戦略への影響を検証する
対象部門: 経営者 総務 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 小馬智行(ポニー・エーアイ) |
|---|---|
| 業界 | IT・ソフトウェア |
| 発表日 | 2026-08-25 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月25日
自動運転大手の小馬智行(ポニー・エーアイ)は8月14日、米国大手ライドシェアのウーバー・テクノロジーズ(以下、ウーバー)との協業を拡大し、欧州で2,000台超規模の無人自動運転車「ロボタクシー(Robotaxi)」サービスを展開する計画を発表した。
協業では、自動運転技術、配車プラットフォーム、車両運行管理を組み合わせた事業モデルを採用し、ロボタクシーサービスの商業展開に向けた基盤を一段と強化する。具体的には、小馬智行はL4(注)の自動運転技術に加え、中国における大規模運行で蓄積した運営ノウハウや利用者向けサービスの知見を提供する。一方、ウーバーは予約、決済、カスタマーサポート機能などを備えた配車プラットフォームを提供する。日常的な車両運行や管理については、市場ごとに選定される現地パートナーが担当する可能性があるとしている。
ウーバーとの協力関係は、2025年5月に両社が小馬智行のロボタクシーを海外市場においてウーバーのプラットフォームへ導入する計画を初めて発表したことに始まる。2026年には、両社はクロアチアのモビリティー企業Verneと連携し、同国首都ザグレブで欧州初となる商用ロボタクシーサービスを開始した。今回の提携は、既存のザグレブでのサービスを基盤として、さらに欧州の4都市へ展開を拡大するもの。これには、中東地域へのロボタクシー導入計画も含まれている。
8月18日に公表された小馬智行の2026年中間財務報告によると、2026年第2四半期(4~6月)の売上高は前年同期比68.8%増の2億4,580万元(約58億9,920万円、1元=約24円)となった。このうち、ロボタクシー事業売上高は約7.9倍の8,190万元と大幅に増加したほか、自動運転トラックサービスの売り上げ増も寄与したとしている。売上総利益は83.4%増の4,310万元になった一方、営業損失は7.3%増の4億4,610万元となった。
(注)中国工業情報化部による「汽車駕駛自動化分級(自動車運転自動化分類)」の国家標準で、自動運転レベルの1つ。L0からL5まで6段階あり、L4は高度自動運転と定義されている。
(黄子珊)
(中国、欧州)
ビジネス短信 f100e4af6ecb2b59
関連情報
dummy
もっと見る
ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
小馬智行とウーバー、欧州で2,000台超のロボタクシー展開へ
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/f100e4af6ecb2b59.html
時系列
- 2025-05-01 両社が小馬智行のロボタクシーを海外市場においてウーバーのプラットフォームへ導入する計画を初めて発表
- 2026-01-01 クロアチアのモビリティー企業Verneと連携し、同国首都ザグレブで欧州初となる商用ロボタクシーサービスを開始
- 2026-08-14 小馬智行がウーバーとの協業拡大を発表し、欧州で2,000台超規模のロボタクシーサービスを展開する計画を公表
- 2026-08-18 小馬智行が2026年中間財務報告を公表
主な数値
| 欧州でのロボタクシー展開規模 | 2,000台超 |
|---|---|
| 2026年第2四半期売上高 | 24,580万元(約58億9,920万円) |
| ロボタクシー事業売上高 | 8,190万元 |
| 売上総利益 | 4,310万元 |
| 営業損失 | 44,610万元 |
この事例から確認すべきポイント
自動運転分野における技術企業と配車プラットフォーム大手の連携が、欧州市場において本格的な商業展開フェーズへ移行していることを示しています。L4自動運転技術の社会実装が進む中、自動車産業やモビリティー関連企業にとっては、海外市場における提携動向や規制対応、現地パートナーとのエコシステム構築が競争上の重要な要素となります。広報・実務担当者におかれましては、自社の事業領域への影響や海外展開における動向を継続的に注視することが求められます。なお、現時点で取得できた本文からは詳細なスケジュールや個別契約条件を確認できないため、さらなる情報は公式発表をご参照ください。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-25
関連事例
- ウズベキスタン、AIエコシステムに係る会議でインフラ投資の誘致推進を表明
- ジェトロ、EICのイベントでジャパン・サークルを主催、日本企業と欧州スタートアップの協業を支援
- 情報通信審議会 電気通信事業政策部会 消費者保護政策委員会(第10回)の開催について
- 情報通信審議会 郵政政策部会 郵便事業政策委員会(第1回)
- 情報通信審議会 情報通信技術分科会 電波有効利用委員会携帯電話等周波数の有効利用に関する検討作業班(第5回)
自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?
無料でプレスリリースを掲載する