ロシア中銀、政策金利を11会合ぶりに14.0%に据え置き
最終確認日: 2026-09-25
この発表の要点
- ロシア中銀は9月11日の金融政策決定会合で主要政策金利を14.0%に据え置いた。
- 2026年のインフレ率を6.0~7.0%と見通し、物価上昇圧力が大幅に高まっている。
- 次回の金融政策決定会合は2026年10月23日に予定されている。
企業・自治体への影響
ロシア市場における高金利環境や物価上昇圧力の継続は、現地法人を持つ企業や対露貿易を行う企業の資金調達コストや事業計画、現地での需要動向に影響を与える可能性がある。
対応すべきこと
- ロシア中央銀行の金融政策やインフレ動向に関する最新情報の収集
- 現地事業を展開する企業におけるコスト構造や資金調達計画の見直し
- 次回10月23日の金融政策決定会合の結果の確認
対象部門: 経営者 総務 経理
対応期限:施行日まで
基本データ
| 企業・団体 | ロシア中央銀行 |
|---|---|
| 業界 | 金融・保険 |
| 発表日 | 2026-09-24 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年09月24日
添付資料(189 KB)
ロシア中央銀行は9月11日に行われた金融政策決定会合で、主要政策金利(キーレート)を14.0%に据え置くことを決定した(プレスリリース、添付資料図参照)。同行は2025年6月以降(2025年6月13日記事参照)、政策金利を10会合連続で引き下げ、前回は2026年7月会合で14.25%から0.25ポイント引き下げた。今回、11会合ぶりの据え置きについては多くのアナリストの予測どおりとなった(「インターファクス通信」9月11日)。
ロシア経済は2026年第3四半期、緩やかなペースで成長しているものの、ここ数カ月、物価上昇圧力は大幅に高まっている。中銀は、現在の金融政策を踏まえたベースラインシナリオでは、2026年のインフレ率を6.0~7.0%と見通し、2027年には4.0%へ低下し、その後も4%のインフレ目標を維持するとした。
物価上昇について中銀のエリビラ・ナビウリナ総裁は記者会見で、6月のインフレ加速の主な要因はガソリンや軽油価格の上昇による直接的な影響だったが、その後、企業のコスト上昇を通じて間接的な影響があらわれ始め、さらにインフレ期待や需要の増加による二次的な影響もあらわれ始めたとした。
経済動向について中銀は、個人消費の伸びは鈍化しているものの高い水準を維持しており、投資活動は2026年初頭の水準と比較して回復傾向にあるとした。ナビウリナ総裁によると、企業は化学製品や自動車の製造、エネルギーなどさまざまな産業分野で引き続き大規模プロジェクトを進めている。労働市場の逼迫は徐々に緩和しつつあり、失業率は過去最低水準(注)に近いものの、ここ数カ月でわずかに上昇している。
中長期的な見通しについては、インフレ圧力のリスクが増大し、インフレ抑制リスクを上回るとした。主なインフレ圧力リスクは、国内需要の拡大と一部産業における生産能力縮小の長期化に起因する需給の不均衡に起因する。また、生産性の伸びを賃金上昇が上回る状況が長期化していることや、地政学的緊張を背景とした世界的な価格上昇といったインフレ圧力リスクも依然として存在する。一方、インフレ抑制の要因としては、国内需要の大幅な減少が挙げられる。
次回の金融政策決定会合は10月23日に予定されている。
(注)9月2日にロシア中銀が発表したマクロ経済の調査結果によると、2025年のロシアの失業率は2.2%、2026年も2.2%と予測。
(森友梨)
(ロシア)
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ロシア中銀、政策金利を11会合ぶりに14.0%に据え置き
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/09/5b912f27dfd229be.html
時系列
- 2025-06-01 ロシア中銀が政策金利の引き下げを開始(10会合連続)
- 2026-07-01 前回会合で政策金利を14.25%から0.25ポイント引き下げ
- 2026-09-11 金融政策決定会合を開催し、主要政策金利を14.0%に据え置き
- 2026-10-23 次回金融政策決定会合の開催予定日
主な数値
| 主要政策金利(据え置き値) | 14.0% |
|---|---|
| 前回会合の政策金利 | 14.25% |
| 2026年インフレ率見通し(ベースラインシナリオ) | 6.0〜7.0% |
| 2027年インフレ率見通し | 4.0% |
| 2025年失業率予測 | 2.2% |
| 2026年失業率予測 | 2.2% |
この事例から確認すべきポイント
ロシア中銀による今回の政策金利据え置きは、物価上昇圧力が大幅に高まっている現状を反映したものである。ガソリンや軽油価格の上昇を発端とした企業のコスト増、需要増加やインフレ期待による二次的影響が指摘されており、ロシア市場に進出する企業や貿易に関係する企業にとっては、現地でのコスト高や需要動向、インフレ率の推移を注視する必要がある。また、次回の10月23日の金融政策決定会合に向けた動向も継続的な確認が求められる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-09-24 / 最終確認: 2026-09-25
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-09-25
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