経済・産業トレンド

イラン、世界AI協力機構の創設文書に署名

イランが世界人工知能(AI)協力機構(WAICO)の創設メンバー国となったことが発表されました。駐中国イラン大使が2026年7月31日に上海で設立憲章に署名し、イランはAIの科学研究、研究開発、応用分野への積極的な参画と、AIへの公平かつ平等なアクセスを確保するための国際的な枠組みづくりに関与する用意があることを表明しました。WAICOは中国の提唱により設立されたAI分野の政府間協力機関で、本部は上海に置かれ、既に29カ国が設立協定に署名しています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

AI技術開発や国際協力に関わる企業や研究機関は、WAICOの動向や参加国のAI政策を注視する必要があります。特に、イランや中国を含むWAICO参加国とのビジネス展開を検討する企業は、AI関連規制や協力体制の変化に注意が必要です。国際的なAIガバナンスの形成に影響を与える可能性があります。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 広報 法務

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 ジェトロ
発表日 2026-08-10
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年08月10日

アブドルレザ・ラフマニ・ファズリ駐中国イラン大使は7月31日、中国の上海で、世界人工知能(AI)協力機構(WAICO)の設立憲章に署名し、イランは正式に同機構の創設メンバー国となった。

署名後、ファズリ大使は中国外交部の劉彬部長補佐と会談し、イランはAIの科学研究や研究開発、応用分野の発展に積極的に参画するとともに、AIへの公平かつ平等なアクセスを確保するための国際的な枠組みづくりにも積極的に関与する用意があると述べた〔2026年7月31日付イスラーム共和国通信(IRNA)〕。

また、同大使は「WAICOへの加盟は新技術への建設的な関与と、持続可能な開発に向けたAI活用に対するイランの取り組みを示すものだ」と強調した。

WAICOは中国の提唱により設立されたAI分野の政府間協力機関で、7月16日に29カ国が設立協定に署名した。本部は上海に置かれる(2026年7月23日記事、7月28日記事参照)。

(ドバイ事務所)

(イラン、中国)

ビジネス短信 2916969805d5797f

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イラン、世界AI協力機構の創設文書に署名

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/2916969805d5797f.html

時系列

主な数値

WAICO設立協定に署名した国数 29カ国
イランがWAICO創設メンバー国となった日付 2026-07-31日付

この事例から確認すべきポイント

イランが世界人工知能(AI)協力機構(WAICO)の創設メンバー国となったことは、国際的なAIガバナンスと協力体制の構築が進む中で、中東地域の主要国がその動きに積極的に関与する姿勢を示した重要な事例です。WAICOが中国の提唱により設立された政府間協力機関であることから、AI分野における中国の国際的な影響力拡大と、それに対する各国の反応がうかがえます。イラン大使の発言からは、AIの科学研究、研究開発、応用分野への積極的な参画意欲に加え、AIへの公平かつ平等なアクセス確保に向けた国際的な枠組みづくりへの貢献を重視していることが読み取れます。これは、AI技術の倫理的利用や国際的な格差是正といった課題意識が背景にあると考えられます。日本企業にとっては、WAICOの動向や参加国のAI政策が、将来的な国際協力や市場展開に影響を与える可能性があるため、今後の活動内容や参加国の拡大に注目し、国際的なAI開発・利用の潮流を把握することが重要です。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-08-10

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