インドネシア、2026年上半期の貿易黒字が前年同期比8割超減少
この発表の要点
- 2026年上半期の貿易黒字は前年同期比81.7%減の35億7,700万ドルとなった。
- 輸出額は1,408億1,430万ドル(4.1%増)、輸入額は1,372億3,730万ドル(18.7%増)を記録。
- 原油価格の上昇による石油・ガス輸入額の増加が貿易赤字拡大の主因。
企業・自治体への影響
インドネシアとの間で貿易や現地事業を展開する企業にとって、原油価格高騰による同国の輸入コスト増加や貿易収支の悪化は、現地経済の動向や為替リスクに影響を与える可能性がある。関係する経営企画部門や調達部門において注視すべき情報である。
対応すべきこと
- インドネシア向け輸出入に関する最新の統計データや市場動向を確認する。
- 原油価格や資源価格の変動がサプライチェーンおよび調達コストに与える影響を評価する。
- 現地法人や関係部門へマクロ経済動向に関する情報を共有する。
対象部門: 経営者 総務 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
|---|---|
| 業界 | 貿易・経済 |
| 発表日 | 2026-08-21 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月21日
添付資料(188 KB)
インドネシア中央統計庁(BPS)が8月3日に発表した貿易統計によると、2026年6月の輸出額は前年同月比8.8%増の254億5,870万ドル、輸入額は34.3%増の259億920万ドルだった(添付資料表参照)。前月比では輸出額と輸入額がそれぞれ9.7%と4.4%増加した。2026年上半期(1~6月)の累計では、輸出額が前年同期比4.1%増の1,408億1,430万ドル、輸入額が18.7%増の1,372億3,730万ドルとなり、貿易収支は35億7,700万ドルの黒字だったものの、前年同期比で81.7%減少した。
2026年上半期の輸出を品目別にみると、石油・ガスが前年同期比10.1%減の62億3,140万ドル、非石油・ガスが4.9%増の1,345億8,290万ドルだった。輸出額全体の95.6%を占める非石油・ガスの内訳をみると、動植物性油脂が11.6%増の177億2,960万ドル、鉱物性燃料が7.3%増の164億3,280万ドル、鉄鋼が0.2%減の137億6,920万ドルの順となった。
輸入では、石油・ガスが前年同期比38.7%増の220億350万ドル、非石油・ガスが15.5%増の1,152億3,380万ドルだった。非石油・ガスの内訳をみると、機械類、輸送用機器が17.4%増の200億7,080万ドル、電気機器が19.6%増の173億8,720万ドル、プラスチック・その製品が21.3%増の61億5,950万ドルだった。
2026年上半期の非石油・ガスの相手国別の輸出額は、中国345億6,290万ドル(前年同期比18.1%増)、米国158億2,190万ドル(7.1%増)、インド92億4,810万ドル(3.4%増)だった。相手国別の輸入額は、中国488億2,020万ドル(22.3%増)、日本64億1,190万ドル(14.2%減)、オーストラリア57億1,490万ドル(36%増)と続いた。相手国別の貿易収支をみると、最大の黒字は米国との貿易収支で104億3,690万ドル、最大の赤字は中国との貿易収支で142億5,730万ドルだった。
ブディ・サントソ商業相は、5月と6月の貿易収支が2カ月連続で赤字(それぞれ16億1,000万ドル、4億5,000万ドル)となったことについて、主因は世界的な原油価格の上昇に伴う石油・ガス輸入額の増加であると説明した。同相によると、3~4月にかけて原油価格が1バレル当たり110ドル前後まで上昇した影響で、輸入数量自体はほぼ変わらなかったにもかかわらず、輸入単価が約14%上昇した。その結果、輸入額が膨らみ、貿易赤字の拡大につながったという。その上で同相は、原油価格の変動はインドネシア政府がコントロールできるものではないため、貿易収支を黒字に維持するには輸出拡大が現実的な方策との認識を示した(8月6日付「ビスニス」)。
(山田研司、デシー・トリスナワティ)
(インドネシア)
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インドネシア、2026年上半期の貿易黒字が前年同期比8割超減少
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/d101284315d4b15a.html
時系列
- 2026-06-01 2026年6月の輸出額は前年同月比8.8%増の254億5870万ドル、輸入額は34.3%増の259億920万ドルを記録
- 2026-08-03 インドネシア中央統計庁(BPS)が2026年6月および上半期の貿易統計を発表
主な数値
| 2026年6月輸出額 | 254億5,870万ドル |
|---|---|
| 2026年6月輸入額 | 259億920万ドル |
| 2026年上半期輸出額 | 1,408億1,430万ドル |
| 2026年上半期輸入額 | 1,372億3,730万ドル |
| 2026年上半期貿易黒字額 | 35億7,700万ドル |
この事例から確認すべきポイント
本事例は、インドネシアにおける2026年上半期の貿易統計データを示すものであり、世界的な原油価格の上昇が同国の貿易収支に深刻な影響を与えたことを示している。広報・実務の観点からは、資源価格の変動が新興国のマクロ経済や為替、さらには現地に進出する日本企業の調達コストや販売戦略に直結するため、継続的なマクロ経済動向のモニタリングが必要不可欠である。現時点で取得できた本文からは、詳細を確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-21
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