香川県、GX転換を加速させる坂出市番の州地区を海外企業向けピッチイベントでPR
最終確認日: 2026-07-13
この発表の要点
- 香川県は経済産業省主催のピッチイベントで、坂出市番の州地区のGX・AX戦略を海外企業にPRした。
- 同地区は水素を中心としたエネルギーシステム構築と、AIを活用したGX・AX融合による次世代素材分野の高度化を目指している。
- 香川県は、坂出市番の州地区のGX戦略地域としての正式認定と、世界をリードするGX産業拠点化を目標としている。
企業・自治体への影響
製造業、エネルギー産業、IT・ソフトウェア産業の企業は、香川県坂出市番の州地区におけるGX・AX関連プロジェクトへの投資や協業の機会を検討する可能性があります。特に、水素サプライチェーン構築やAIを活用した素材開発に関心のある企業にとって、新たな事業展開の可能性を秘めています。自治体にとっては、地域産業の脱炭素化と高度化、国際競争力強化に向けたモデルケースとなり得ます。
対応すべきこと
- 香川県坂出市番の州地区のGX・AX関連プロジェクトや投資誘致に関する最新情報を公式出典で確認する。
- 自社の事業が水素エネルギーやAI技術を活用した脱炭素・次世代産業分野に該当するかを評価し、協業可能性を検討する。
- 関係部門(経営企画、事業開発、研究開発など)へ本発表の内容を共有し、今後の戦略立案に役立てる。
対象部門: 経営者 広報 経理 情シス
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 香川県 |
|---|---|
| 業界 | IT・ソフトウェア・エネルギー・環境・製造 |
| 発表日 | 2026-07-13 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
| 地域 | 香川県 |
発表された内容
2026年07月13日
香川県は6月26日、GX(グリーントランスフォーメーション)戦略地域制度(注1)の一環として経済産業省が開催した自治体ピッチイベント「Invest -1」に参加し、海外企業関係者向けに同県のGX戦略の中心地である坂出市番の州地区の取り組みを紹介した。
GX転換を加速させる同地区は瀬戸内海に面し、瀬戸大橋が架かる陸海交通の結節点として、造船・化学などの大規模工場が集積する国内有数の産業拠点である。既存のエネルギー供給網や港湾機能が一体的に整っており、これらを基盤とした脱炭素型産業への円滑な移行と投資コストの抑制が期待される。また、産業間の連携が促進され、中長期的な視点に立った実証実験の場としての機能も見込まれる。
GX戦略の中核を担うのが、水素を中心としたエネルギーシステムの構築だ。坂出市は、2024年2月に「坂出市番の州コンビナート水素等利活用推進協議会」を設立し、同協議会において、水素の地産地消、LNGを原料としたターコイズ水素(注2)の製造およびその副生成物である固体炭素の利活用などによる資源循環モデルの検討を公民共同で進めている。また、坂出港の機能を活かした海外からの水素調達や他港との連携による供給網の構築など、国内外を結ぶ水素サプライチェーンの形成も視野に入れる。あわせて、液化水素運搬船の建造プロジェクトといった先進的な取り組みも進行している。
もう1つの柱は、GXとAX〔人工知能(AI)トランスフォーメーション〕の融合である。GPUデータセンターの整備やAIを活用した素材開発、電力と通信インフラの最適化によるワットビット連携などを通じ、半導体などの次世代素材分野の高度化を図る。香川県によるエヌビディア合同会社との連携協定締結(2026年2月)や産業AI参与の東京大学大学院松尾豊教授との連携(注3)もAI技術の導入や関連分野への投資誘致の一層の促進につながると期待されている。
また、立地面では、高松港の国際コンテナ航路や、東アジア各都市をはじめ国際線運航便数が中四国最大規模を誇る高松空港により、アジア市場との接続性を確保している点も強みだ。
香川県の発表の様子(ジェトロ撮影)
参加者からは、番の州地区で進む実証事業への海外スタートアップの参画可能性や、ターコイズ水素製造の協業先の状況などについて質問が寄せられるなど、同地区における具体的な取り組みや将来展望に対する関心の高さがうかがわれた。こうした期待を受け、香川県商工労働部企業立地推進課の和田佳也課長補佐は、「瀬戸内海の美しさと産業の活気が共存するこの番の州が、世界をリードするGX産業の拠点となるよう、引き続き、GX戦略地域の正式認定に向けて、しっかりと取り組みたい」と述べた。従来の工業地帯が脱炭素時代の中核拠点へと進化できるか、今後の展開が注目される。
(注1)経済産業省は、GX2040ビジョンに基づき、2025年8月、GX産業立地政策の具体的措置として「GX戦略地域制度」を創設した。香川県は同制度のコンビナート等再生型とデータセンター集積型の双方において有望地域として選定された。有望地域のうち事業計画の熟度が十分と判断された地域は、夏ごろをめどにGX戦略地域として認定される予定。
(注2)天然ガス(メタン)を熱分解し、二酸化炭素排出を抑えて製造する低炭素水素。
(注3)2023年11月に香川県の産業AI参与に就任。県内でAI事業などに取り組む誘致企業に対して、教授とつながりのあるAI企業とのマッチング機会の提供や専門的見地からのアドバイス、講演などを通じて、本県のAI産業の発展と県外企業の立地を後押しする。
(宮下葉月)
(日本)
ビジネス短信 3b063915a70f13dd
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香川県、GX転換を加速させる坂出市番の州地区を海外企業向けピッチイベントでPR
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/3b063915a70f13dd.html
時系列
- 2023-11-00 東京大学大学院松尾豊教授が香川県の産業AI参与に就任。
- 2024-02-00 坂出市が「坂出市番の州コンビナート水素等利活用推進協議会」を設立。
- 2025-08-00 経済産業省が「GX戦略地域制度」を創設。
- 2026-02-00 香川県がエヌビディア合同会社と連携協定を締結。
- 2026-06-26 香川県が経済産業省主催の自治体ピッチイベント「Invest -1」に参加し、坂出市番の州地区の取り組みを紹介。
- 2026-00-00 坂出市番の州地区がGX戦略地域として認定される予定(夏ごろ)。
この事例から確認すべきポイント
香川県が経済産業省主催の国際ピッチイベントで、坂出市番の州地区のGX・AX戦略を海外企業にPRしたことは、地域経済の脱炭素化と高度化に向けた強い意欲を示すものです。同地区は、既存の産業基盤と港湾機能を活かし、水素を中心としたエネルギーシステムの構築や、AI技術を融合させた次世代素材開発を推進しています。特に、ターコイズ水素の製造や液化水素運搬船の建造プロジェクト、NVIDIAとの連携協定などは、具体的な取り組みとして注目されます。この発表は、国内外の企業に対し、GX戦略地域としての認定を目指す坂出市番の州地区への投資や協業の機会を提示し、中長期的な視点での実証実験の場としての可能性をアピールするものです。従来の工業地帯が、いかにして脱炭素とデジタル技術を融合した新たな産業拠点へと進化できるか、その動向は今後の地域創生モデルとしても重要となります。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-13 / 最終確認: 2026-07-13
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-07-13
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