補助金・支援制度 表彰決定

令和8年度全国優良経営体表彰受賞者の発表について

農林水産省及び全国担い手育成総合支援協議会は、令和8年度全国優良経営体表彰の受賞者38経営体を決定した。経営改善や技術革新、付加価値創造、地域創生、働き方改革、担い手づくりなどの部門において優れた功績を挙げた農業者が表彰され、農林水産大臣賞は9経営体が受賞した。

最終確認日: 2026-10-07

この発表の要点

企業・自治体への影響

農業関連事業者や自治体の担当部門において、先進的な経営改善事例や担い手育成手法のベンチマークとして活用できる。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務

対応期限:公募締切まで

基本データ

企業・団体 農林水産省
業界 食品・飲料
発表日 2026-10-07
分類 補助金・支援制度

発表された内容

令和8年度全国優良経営体表彰受賞者の発表について

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令和8年10月7日
農林水産省

~農業経営の改善等に取り組み、優れた功績を挙げた農業者の皆様を表彰します!~

〇 令和8年度全国優良経営体表彰の受賞者が決定。〇 農林水産大臣賞を9経営体、経営局長賞を11経営体、全国担い手育成総合支援協議会会長賞を18経営体が受賞。

農林水産省及び全国担い手育成総合支援協議会は、令和8年度全国優良経営体表彰(経営改善部門、技術革新部門、付加価値創造部門、地域創生部門、働き方改革部門、担い手づくり部門)受賞者38経営体を決定しましたのでお知らせします。

1.農林水産大臣賞の受賞者
経営改善部門 (個人経営体)
熊本県苓北町 代表:大仁田 繁利(おおにた しげとし)氏・貴美子(きみこ)氏
<受賞のポイント>

毎シーズンの契約交渉を通じ、契約栽培率90%超の安定した利益率の高い販路を確保するとともに、品目毎に生産動機を明確化し、周年雇用と安定収入を確保した経営を実現した。
大型冷蔵庫等の導入により、出荷時期の平準化と廃棄率の低減を図るとともに、全自動移植機の導入や出荷用段ボール規格の統一により、規模拡大と生産性の向上を両立した。
共同経営者である配偶者と役割分担を明確化し、配偶者が現場の工程管理や従業員の人間関係づくりなどの現場最適化を担い、女性や外国人材が活躍できる環境を整備した。

経営改善部門 (法人経営体)
滋賀県甲賀市 農事組合法人グリーンティ土山代表:藤村 春樹(ふじむら はるき)氏
<受賞のポイント>

地域の茶園を集積し、完全協業制による栽培・製茶・出荷販売までを一体的に自社で管理することで、市場価格の変動に強く、高品質で均質な生葉の生産を実現した。
煎茶価格の低迷を受けて、先行投資として大型てん茶工場の整備を行うとともに、乗用型農業機械の導入により、抹茶需要拡大を的確に捉え、収益性を飛躍的に向上させた。
地域の生産者からの生葉の持ち込み加工を受託する仕組みにより、摘採時期の平準化と工場稼働率の向上だけでなく、地域農業の維持・発展に寄与した。

富山県朝日町 株式会社TAGOSAKU代表:安達 久真(あだち ひさまさ)氏
<受賞のポイント>

農作業計画の立案を従業員に権限委譲することで、限られた農業機械・施設の稼働率を向上させるなど、高い労働生産性につなげた。
生産するコメの約9割を取り扱う卸売業者とともに営業交渉を行うことで、主体的に価格形成に関与し、安定した販路と収益を確保しながら規模拡大を進めた。
経営耕地はすべて借地であり、中古施設を活用することで、高い実質自己資本比率を確保するだけでなく、高温耐性品種への転換等により、高温条件下でも高い品質の米生産を実現した。

鹿児島県志布志市 有限会社上室製茶代表:上室 和久(かみむろ かずひさ)氏
<受賞のポイント>

煎茶中心の経営からてん茶生産へ転換するとともに、海外での抹茶需要に応えるため、有機栽培を導入するとともに、海外需要の動向に左右されないよう、大口の販路を確保しつつ、ブランディングによる販路の多角化を図った。
茶園の集積・拡大や、DX担当者を配置した営農管理システムの活用を通じて、労働生産性や収益の向上やデータに基づく経営判断を進めた。
スキルマップ、人事評価制度の活用や定期的な個人面談を行うほか、茶葉高騰で得た利益を従業員育成に投資し、持続可能な農業経営の確立を図った。

技術革新部門
新潟県新発田市 有限会社アシスト二十一代表:木村 清隆(きむら きよたか)氏
<受賞のポイント>

乾田直播栽培への転換や畦抜きによる大区画化を進めるとともに、機械化一貫体系の構築により、大幅な省力化・コスト低減と急速な農地集積への対応を両立させた経営を確立した。
衛星データを活用した栽培管理システムや営農支援アプリなどスマート農業技術を積極的に導入し、収集したデータを積極的に従業員と共有することで効率的な経営管理を実現した。
稲作地域において主食用米の生産以外にも、稲発酵粗飼料(稲WCS)、デントコーンのほか、その裏作としてイタリアンライグラスを栽培するなど、稲作だけに頼らない生産体系を確立した。

付加価値創造部門
新潟県南魚沼市 株式会社関農園代表:関 智晴(せき ともはる)氏
<受賞のポイント>

自家採種した農薬不使用の種もみを良田で育成するほか、自家製造した有機肥料を人力で細かく施肥するなど、こだわりの栽培方法を導入することにより高品質で良食味の米を安定生産した。
ふるさと納税、自社オンラインショップ、直売所だけで全量を販売しており、お店でしか買えないという希少価値を創出し、富裕層にターゲットを絞った、ブランド力を高める経営戦略を実践した。
塩むすびや玄米コーヒーも提供する直売所では、外壁に地元産杉を使い、周りを囲む水田と調和した店舗づくりを行い、米のおいしさや地域の魅力を体感できる場を創出した。

地域創生部門
石川県穴水町 能登ワイン株式会社代表:村山 隆(むらやま たかし)氏
<受賞のポイント>

契約農家への技術指導や生産したワイン用ぶどうを高価で買い取るなど産地形成を図るとともに、土壌改良にも地元産牡蠣殻を使うなど、地域資源をいかした高品質なワインづくりを実現した。
ブドウの木のオーナー制度を導入し、安定した販路を確保するだけでなく、全国にファン層を獲得することで、天候に左右されない安定した経営を確立した。
能登半島地震による甚大な被害を受けながらも早期に事業を再開し、地域ワイナリーや関係機関と連携して復旧・復興を牽引することで、地域の雇用や賑わいの創出に寄与した。

担い手づくり部門
愛媛県松山市 株式会社OCファーム暖々の里代表:長野 隆介(ながの りゅうすけ)氏
<受賞のポイント>

若手農業者や新規就農者が学び合い、支え合う環境づくり(若手農業者組織「HAPP」の活動など)を進め、地域全体の担い手育成に貢献している。
従業員に判断と責任を持たせ、主体的に部門を運営する組織運営に取り組むとともに、農業大学校の研修生や外国人技能実習生の受入れを通じた人材育成に取り組んでいる。
柑橘と野菜を組み合わせた周年生産に加え、スマート農業技術や農福連携を活用して省力化と労働力確保を推進し、担い手の雇用・育成を可能とする経営基盤を形成している。

熊本県阿蘇市代表:斉藤 孝幸(さいとう たかゆき)氏
<受賞のポイント>

多くの研修生を受け入れ、栽培技術に加え、経営管理や就農準備まで実践的な指導を行い、地域への定着を見据えた継続的な支援に取り組んでいる。
リタイアした農家の中古ハウスや農業機械を活用して初期投資を抑える経営手法を確立し、就農後も共同作業や技術指導を継続するなど、新規就農者の安定経営を支援している。
土づくりによる単収を増加させる技術を地域へ共有し、多くの研修修了生を中核的なトマト生産者として育成することで、産地の発展と担い手育成に貢献している。

2.部門ごとの受賞者数
部門ごとの大臣賞、経営局長賞、全国担い手育成総合支援協議会会長賞の受賞者は次のとおりです。

部門
農林水産大臣賞
経営局長賞
全国担い手育成総合支援協議会会長賞

経営改善部門 (個人経営体)
1経営体
2経営体
2経営体

経営改善部門 (法人経営体)
3経営体
3経営体
7経営体

技術革新部門
1経営体
1経営体
1経営体

付加価値創造部門
1経営体
2経営体
2経営体

地域創生部門
1経営体
2経営体
5経営体

働き方改革部門
該当なし
1経営体
該当なし

担い手づくり部門
2経営体
該当なし
1経営体

<詳細はこちら>令和8年度全国優良経営体表彰受賞者一覧(敬称略)(PDF : 151KB)
(参考)全国優良経営体表彰の概要
農林水産省及び全国担い手育成総合支援協議会は、意欲と能力のある農業者の一層の経営発展を図るため、昭和61年から、農業経営の改善や地域農業の振興・活性化に優れた功績を挙げた農業者を表彰しています。<表彰の対象となる取組>

経営改善部門 (個人経営体)
個人経営体が自らの農業経営について実施する規模拡大や経営の合理化など、経営改善に資する取組

経営改善部門 (法人経営体)
法人経営体が自らの農業経営について実施する収益性、安全性、効率性・生産性に関する財務指標の分析に基づく経営規模の拡大や経営の合理化など、経営改善に資する取組

技術革新部門
情報通信技術や先進的な技術を活用した生産、加工又は流通の方式の導入など、農業の生産性の向上に資する農業経営の取組

付加価値創造部門
高い品質を有する品種の導入の促進、農産物を活用した新たな事業の創出、消費者ニーズを踏まえた商品開発や知的財産の活用など、農産物の付加価値の向上に資する農業経営の取組

地域創生部門
地域の住民や法人などと連携し、自然環境、良好な景観や文化等の地域資源を生かした農産物の生産及び加工・販売するなど、地域経済の創生に資する農業経営の取組

働き方改革部門
生産性が高く、農業の「働き方改革」に資する「人」に優しい職場環境づくりの取組

担い手づくり部門
農業技術の指導や新規就農希望者の研修受入れなど、地域の次世代の担い手の育成の取組

お問合せ先
経営局経営政策課
担当者:法人育成班代表:03-3502-8111(内線5140)ダイヤルイン:03-3502-6441

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出典: www.maff.go.jp
URL: https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/keiei/261007.html

時系列

主な数値

総受賞経営体数 38経営体
農林水産大臣賞受賞数 9経営体
経営局長賞受賞数 11経営体
全国担い手育成総合支援協議会会長賞受賞数 18経営体

この事例から確認すべきポイント

本発表は、農業経営の改善や地域振興等において顕著な功績を上げた優良経営体を表彰するものであり、昭和61年からの継続的な取り組みである。受賞事例からは、スマート農業の導入による省力化、販路の多角化・ブランド化、雇用環境の整備や次世代の担い手育成など、持続可能な農業経営に向けた具体的なアプローチが示されている。農業分野における先進的な経営モデルや地域連携の事例として、他地域の経営体や関連事業者にとっても参考となる情報が含まれている。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-10-07 / 最終確認: 2026-10-07

執筆・確認主体

この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。

数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。

編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-07

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