イラン暦1405年2月の消費者物価指数、前年同月比83.9%上昇
この発表の要点
- イランの消費者物価指数は、イラン暦1405年2月に全国で前年同月比83.9%、都市部で77.2%と高い上昇率を記録した。
- 全国の年間インフレ率(直近12カ月平均)は57.7%、都市部では53.9%に達し、いずれも前月より上昇している。
- 食料品・飲料・たばこ、非食料品およびサービスの両品目で前月比上昇が見られる。
企業・自治体への影響
イラン市場に関わる商社、製造業、小売業、金融機関は、原材料費、物流費、人件費の高騰による事業コスト増加に直面する可能性があります。また、消費者の購買力低下により、売上計画や価格戦略の見直しが求められるでしょう。
対応すべきこと
- イラン市場における事業を展開している場合、最新のインフレ率を継続的にモニタリングし、事業計画への影響を評価する。
- 原材料調達、製品価格設定、為替リスク管理など、サプライチェーン全体でのコスト管理戦略を見直す。
- イラン統計センターとイラン中央銀行、JETROなどの公式発表を定期的に確認し、経済状況の変化を把握する。
- 関係部門(経理、経営企画、海外事業部など)と情報を共有し、対応策を検討する。
対応優先度: 中 イラン経済の重要な指標であり、現地での事業活動や貿易に直接的な影響を与えるため、継続的な監視と対応策の検討が必要である。
対象部門: 経営者 経理 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(JETRO) |
|---|---|
| 発表日 | 2026-06-15 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年06月15日
イラン統計センターの最新統計によると、イラン暦1405年2月(2026年4月21日~5月21日)の全国の消費者物価指数(CPI)は前月比8.8%、前年同月比では83.9%の上昇となり、引き続き高い上昇率を記録した。2026年6月1日付イラン・イスラーム共和国通信(IRNA)が伝えた。
同センターによると、2月の年間インフレ率(直近12カ月平均)は57.7%となり、前月の年間インフレ率と比べ4.0ポイント上昇した。品目別では、「食料品・飲料・たばこ」が前月比8.0%、「非食料品およびサービス」が同9.5%とそれぞれ上昇した。
一方、イラン中央銀行が発表したイラン暦1405年2月の都市部の消費者物価は前月比8.5%、前年同月比77.2%の上昇だった。6月1日付IRNAが伝えた。それによると、年間インフレ率(直近12カ月平均)は53.9%で前月より3.3ポイント上昇した。
中東情勢の動きは「イスラエル・米国とイランの衝突に関する中東情勢、各国の反応」を参照。
(ドバイ事務所)
(イラン)
ビジネス短信 aec69ec86dfb52ab
関連情報
dummy
もっと見る
ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
イラン暦1405年2月の消費者物価指数、前年同月比83.9%上昇
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: JETRO ビジネス短信
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/aec69ec86dfb52ab.html
時系列
- 2026-06-01 イラン・イスラーム共和国通信(IRNA)がイラン統計センターおよびイラン中央銀行の消費者物価指数を発表
主な数値
| 全国消費者物価指数(CPI)前月比上昇率 | 8.8% |
|---|---|
| 全国消費者物価指数(CPI)前年同月比上昇率 | 83.9% |
| 全国年間インフレ率(直近12カ月平均) | 57.7% |
| 全国年間インフレ率(直近12カ月平均)前月比上昇ポイント | 4.0ポイント |
| 食料品・飲料・たばこ 前月比上昇率 | 8.0% |
| 非食料品およびサービス 前月比上昇率 | 9.5% |
| 都市部消費者物価 前月比上昇率 | 8.5% |
| 都市部消費者物価 前年同月比上昇率 | 77.2% |
| 都市部年間インフレ率(直近12カ月平均) | 53.9% |
| 都市部年間インフレ率(直近12カ月平均)前月比上昇ポイント | 3.3ポイント |
この事例から確認すべきポイント
本報告は、イラン統計センターとイラン中央銀行の両方から発表されたデータに基づき、イランにおけるインフレが依然として高い水準で継続していることを示しています。全国消費者物価指数が前年同月比83.9%、都市部で77.2%と大幅な上昇を記録していることは、現地での事業活動におけるコスト増大や購買力低下に直結する重要な指標です。年間インフレ率も上昇傾向にあり、イラン市場に関わる企業は、原材料調達、製品価格設定、為替リスク管理など、事業戦略全体にわたる慎重な見直しとリスク評価が求められます。異なる機関からのデータが存在するため、多角的な情報収集と分析が不可欠です。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-15
関連事例
- 「World Hydrogen Summit 2026」で水素需要創出巡り議論
- 5月の米小売売上高は前月比0.9%増と予想を上回るも、漂う先行き不透明感
- UAE政府、米国・イラン覚書合意を受け声明発表
- 「電波有効利用委員会報告(案)」に対する意見募集の結果
- 米に関するマンスリーレポート(令和8年6月号)の公表について
自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?
PRazeを見る