ジェトロ、上海市で日本産酒類イベント第3回「Japan Sake Month」を開催
この発表の要点
- ジェトロ主催の日本産酒類イベントが上海で開催され、過去最多の企業とバイヤーが参加。
- 日本酒、焼酎、ウイスキーなど多様な酒類・食品が1,400種類以上出品され、活発な商談が行われた。
- 一般消費者向けイベントや専門家向けマスタークラスも実施され、中国市場での日本産酒類の認知度向上と販路開拓に貢献。
企業・自治体への影響
日本産酒類・食品の輸出を検討している企業や、既に中国市場に進出している企業にとって、市場の動向把握、新規顧客開拓、ブランド力向上に繋がる機会を提供するものです。特に、海外事業部門やマーケティング部門、営業部門は、このようなイベントの活用を検討する価値があります。
対応すべきこと
- 中国市場への進出を検討している食品・飲料関連企業は、JETROの今後のイベント情報を確認する。
- 日本産酒類・食品の輸出に関わる部門は、本イベントの成功事例を参考に、海外市場開拓戦略を検討する。
- JETROや関連団体が提供する海外販路開拓支援策について情報収集を行う。
- 中国市場における日本産酒類のトレンドや消費者の反応について、本発表から得られる情報を分析する。
対応優先度: 中 日本産酒類・食品の中国市場開拓に関心のある企業にとって、市場動向と販路拡大の機会を示す情報であるため。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ |
|---|---|
| 業界 | 食品・飲料 |
| 発表日 | 2026-06-15 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年06月15日
ジェトロは6月3日から、在上海日本総領事館、日本国税庁、日本酒造組合中央会と連携し、中国・上海市で日本産酒類などのPRや販路開拓を目的に、第3回「Japan Sake Month」を開催している。そのオープニングイベントとして、6月3~4日に「2026サケサミット(中文名:和酒峰会)」を開催した。会場は、交通アクセスの良い上海世貿商城展覧館に設置し、面積は2,000平方メートルを超えた。
ジェトロは、「Japan Sake Month」の一環として、6月3日から7月12日まで、一般消費者向けに日本産酒類の消費促進と認知度向上を目的に、上海市・北京市・成都市内の飲食店53店舗と連携したイベント「Sake Overflow(中文名:和酒満溢)」も開催している(注)。なお、「Japan Sake Month」は、関連団体によるイベントなどを含め7月末ごろまでの開催を予定している。
サミット開幕式の様子(ジェトロ撮影)
サミットには、初参加の酒蔵などを含め、過去最多の109社の日本産酒類・食品関係企業が参加した。出品された商品は、日本酒、焼酎、泡盛、梅酒、ウイスキー、ビール、リキュール、ワイン、ジンなどの酒類のほか、食品や飲料も含め1,400種類以上に上った。ブース出展に加え、受賞酒や限定酒など20社の新商品発表会を実施したほか、カクテルを調製するスペース、酒器PRコーナー、レストランPRコーナーも設けられた。会期中、中国全土から延べ1,450人以上のバイヤーが来場し、活発な商談が行われた。
商談の様子(左)、新商品発表会の様子(右)(ともにジェトロ撮影)
また、日本産酒類の活用方法への理解向上のため、日中の酒類業界を代表する専門家を招き、料理店やバー関係者向けのマスタークラスを実施した。中華料理や西洋料理とのペアリング、日本産酒類を活用したカクテル、テロワール(土地の個性)を生かした酒造り、焼酎の魅力など、飲食店におけるメニュー開発や提供・販売に生かせる内容をテーマに計7クラス実施し、延べ350人以上が参加した。
マスタークラスの様子(ジェトロ撮影)
出展者からは、「日本酒類を目的に来ているバイヤーが多く、他のイベントに比べて効果は大きく感じた。また、去年より会場のアクセスが良く、一定数の顧客の確保につながっていた」「上海市以外にも蘇州市、無錫市などからのバイヤーが多く、新たに飲食店の経営者と知り合い、今後の商流構築につながる機会となった。新商品の認知度向上にもつながった」「まだあまり知られていない自社商品を中国で宣伝することができて、中国市場での販路拡大へ自信につながった」などの声が寄せられた。
来場したバイヤーからも、「ペアリングのセミナーで基本的なロジックを十分に理解でき、大変勉強になった」「日本酒だけでなく、ウイスキー、ワインなども1つの会場に集まり、ワンストップで商談することができて、非常に有意義なイベントだった」といった感想が聞かれた。
(注)2025年も同様のイベントを開催した。詳細は2025年8月18日記事を参照。
(王志燕、陸幸)
(中国、日本)
ビジネス短信 ca84b4be31d131fe
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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
ジェトロ、上海市で日本産酒類イベント第3回「Japan Sake Month」を開催
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: JETRO ビジネス短信
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/ca84b4be31d131fe.html
時系列
- 2026-06-03 第3回「Japan Sake Month」、オープニングイベント「2026サケサミット」、一般消費者向けイベント「Sake Overflow」が開始
- 2026-06-03 「Japan Sake Month」の一環として、上海市・北京市・成都市内の飲食店53店舗と連携したイベント「Sake Overflow」が開始
- 2026-06-03 オープニングイベントとして「2026サケサミット」が開催開始
- 2026-06-04 「2026サケサミット」が終了
- 2026-07-12 「Sake Overflow」が終了予定
- 2026-07 「Japan Sake Month」が終了予定
主な数値
| 会場面積 | 2000平方メートル超 |
|---|---|
| 参加企業数 | 109社 |
| 出品商品数 | 1400種類以上 |
| バイヤー来場者数 | 1450人以上 |
| マスタークラス実施数 | 7クラス |
| マスタークラス参加者数 | 350人以上 |
| Sake Overflow連携店舗数 | 53店舗 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、日本産酒類・食品の中国市場における販路開拓とブランド力向上を目指す企業にとって、具体的な成功事例と市場の活況を示す重要な情報です。特に、JETROのような公的機関が主催するイベントは、新規参入企業にとって信頼性の高い足がかりとなり得ます。過去最多の参加企業数やバイヤー来場者数、多様な出品商品数は、中国市場における日本産酒類への高い関心と潜在的な需要を裏付けています。出展者やバイヤーからの肯定的なフィードバックは、イベントが実質的な商談機会と情報交換の場を提供したことを示唆しており、今後の中国市場戦略を検討する上で、このような大規模イベントへの参加や活用が有効な手段となり得ることが確認できます。また、一般消費者向けイベントや専門家向けマスタークラスの実施は、単なる商談に留まらない多角的な市場アプローチの重要性を示しています。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-15
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