2026年1~5月の乗用車BEV登録台数、前年同期比で95.4%増
この発表の要点
- タイにおける2026年1~5月のBEV乗用車新規登録台数は前年同期比95.4%増と大幅に拡大した。
- BEV乗用車市場では中国メーカーが90.6%のシェアを占め、HEV乗用車市場では日本メーカーが97.7%のシェアを占めている。
- 2026年5月末時点のEV累積登録台数は123万8,005台に達し、前年末比40.2%増となった。
企業・自治体への影響
自動車産業、特にEV関連部品メーカーや充電インフラ事業者にとって、タイ市場の急速な拡大は新たなビジネス機会を示唆します。タイ市場への参入を検討している自動車メーカーや関連企業は、BEV市場における中国メーカーの優位性、HEV市場における日本メーカーの強みを踏まえた戦略立案が求められます。貿易・投資関連部門は、タイのEV市場動向を継続的に監視し、政策や規制の変化にも注意を払う必要があります。
対応すべきこと
- タイ市場におけるEV関連事業の機会とリスクを評価するため、本発表の公式出典(添付資料含む)を確認する。
- 自社の製品やサービスがタイのEV市場のトレンドとどのように関連するかを分析し、事業戦略に反映させる。
- 競合他社の動向(特に中国・日本メーカーのシェア)を把握し、自社の競争優位性を再検討する。
- 関連部門(経営企画、海外事業、マーケティング、研究開発など)へ本情報を共有し、今後の事業展開に役立てる。
対象部門: 経営者 広報 経理 法務
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ |
|---|---|
| 業界 | 自動車産業 |
| 発表日 | 2026-06-22 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
| 地域 | タイ |
発表された内容
2026年06月22日
添付資料(150 KB)
タイ運輸省陸運局(DLT)のデータを基にジェトロが6月18日時点で集計したところ、2026年5月のバッテリー式電気自動車(BEV)の新規登録台数は前年同月比55.4%増の2万1,620台だった。内訳は、乗用車が51.7%増の1万8,259台、二輪車が73.3%増の3,189台となった。ハイブリッド車(HEV)は25.2%増の1万5,153台(乗用車が1万5,102台、二輪車が51台)、プラグインハイブリッド車(PHEV)は1.8%増の2,437台だった(乗用車のみ)。
2026年1~5月の電気自動車(EV)の累計新規登録台数について、 BEVが前年同期比80.1%増の9万7,119台だった。内訳は、乗用車が約95.4%増の8万5,322台、二輪車が13.4%増の1万1,278台だった(添付資料表1参照)。HEVは25.0%増の7万5,909台で、内訳は乗用車が25.5%増の7万5,631台、二輪車が35.6%減の278台だった。PHEVは乗用車のみで、19.6%減の7,885台だった。
DLTのデータ(添付資料表2参照)から、BEV(乗用車)の5月の新規登録台数をメーカー別にみると、1位がBYD(DENZA)で3,683台(シェア20.2%)、2位がCHERY(OMODA/JAECOO)で2,727台(14.9%)、3位がSAICモーター・CP(MG)で2,644台(14.5%)だった。中国メーカー合計でシェア86.6%を占めた。また、2026年1~5月のBEV(乗用車)のメーカー別累計新規登録台数では、1位がBYD(DENZA)でシェア21.4%、2位がCHERY(OMODA/JAECOO)で20.1%、3位がSAICモーター・CP(MG)で14.4%、4位がAIONで11.3%となった。中国メーカーの合計シェアは90.6%だった。
HEV(乗用車)の5月のメーカー別新規登録台数(添付資料表3参照)については、1位がトヨタ(LEXUSを含む)で7,098台(シェア47.0%)、2位がホンダで5,664台(37.5%)、3位が三菱自動車で1,655台(11.0%)だった。日本メーカーの合計シェアは98.0%を占めた。また、2026年1~5月のHEV(乗用車)のメーカー別累計新規登録台数では、1位がトヨタ(LEXUSを含む)でシェア48.7%、2位がホンダで36.6%、3位が三菱自動車で9.2%となった。日本メーカーの合計シェアは97.7%だった。
PHEV(乗用車)の5月のメーカー別新規登録台数(添付資料表4参照)については、1位がBYDで1,400台(シェア57.4%)、2位がメルセデスで241台(9.9%)、3位がGWMで162台(6.6%)だった。また、2026年1~5月のPHEV(乗用車)のメーカー別累計新規登録台数では、1位がBYDでシェア42.6%、2位がメルセデスで12.1%、3位がBMWで8.5%となった。
2026年5月末のEV累積登録台数は、前年末比40.2%増の123万8,005台だった。内訳は、BEVが67.1%増の46万8,805台、うち乗用車が80.3%増の36万5,638台、二輪車が33.3%増の9万5,879台に増加した。HEVは28.4%増の68万68台、PHEVは22.2%増の8万9,132台だった。
(原田朝善、チャナットパット・スクマ)
(タイ)
ビジネス短信 e3c96d61998d6e85
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2026年1~5月の乗用車BEV登録台数、前年同期比で95.4%増
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/e3c96d61998d6e85.html
時系列
- 2026-06-18 ジェトロがタイ運輸省陸運局(DLT)のデータを基に集計
- 2026-06-22 本発表が公開
主な数値
| 2026年5月のBEV新規登録台数 | 21620台 |
|---|---|
| 2026年1~5月のBEV累計新規登録台数 | 97119台 |
| 2026年1~5月の乗用車BEV累計新規登録台数 | 85322台 |
| 2026年5月末のEV累積登録台数 | 1238005台 |
| 2026年5月のBEV乗用車における中国メーカー合計シェア | 86.6% |
| 2026年1~5月のBEV乗用車における中国メーカー合計シェア | 90.6% |
| 2026年5月のHEV乗用車における日本メーカー合計シェア | 98.0% |
| 2026年1~5月のHEV乗用車における日本メーカー合計シェア | 97.7% |
この事例から確認すべきポイント
タイの電気自動車(EV)市場は、特にバッテリー式電気自動車(BEV)乗用車が前年同期比95.4%増と急速な拡大を見せており、市場の活況を明確に示唆しています。BEV市場では中国メーカーが圧倒的なシェアを占める一方、ハイブリッド車(HEV)市場では日本メーカーが高い競争力を維持しており、各国の自動車メーカーがタイ市場において異なる戦略と強みを持っていることがうかがえます。EV累積登録台数が120万台を超え、前年末比40.2%増という成長は、タイにおけるEVシフトが着実に進行していることを裏付けるものです。本文中には添付資料への言及が複数あるため、メーカーごとの詳細な台数や推移を把握するには、公式出典の添付資料を確認することが不可欠です。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-22
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