8月の米小売売上高は前月比1.2%増と予想を上回る、新学期需要やガソリン価格上昇で幅広い伸び
最終確認日: 2026-09-19
この発表の要点
- 8月の米小売売上高は前月比1.2%増の7,739億ドルとなり、市場予想(0.8%増)を上回った。
- 全13項目のうち12項目がプラスとなり、ガソリンスタンド(3.1%増)や無店舗小売り(2.6%増)などが牽引した。
- ミシガン大学が発表した9月の米消費者信頼感指数(速報値)は2カ月連続で低下し、今後の家計負担に対する懸念も示された。
企業・自治体への影響
米国市場を対象とする小売業・製造業・卸売業などの経営企画部門やマーケティング部門において、物価高下における消費動向やカテゴリー別の需要変動を把握するための参考データとなる。
対応すべきこと
- 公式出典および関連統計データを確認する
- 米国市場向け事業を展開する部門へ最新の消費動向を共有する
- 今後の物価動向や消費者信頼感の変化が自社製品・サービスの需要に与える影響を分析する
対象部門: 経営者 総務 経理 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 米国商務省 |
|---|---|
| 業界 | 小売・EC |
| 発表日 | 2026-09-18 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年09月18日
添付資料(89 KB)
米国商務省の速報(9月16日付)によると、8月の小売売上高(季節調整値)は前月比1.2%増の7,739億ドル(添付資料表参照)となり、ブルームバーグの市場予想(0.8%増)を上回った。7月は同0.6%減(速報値、2026年8月17日記事参照)から0.5%減へと上方修正され、6月は同0.2%増から改定されず据え置かれた。
無店舗小売りやガソリンスタンドが牽引、幅広い業種でプラス
今回の伸びを牽引したのは、燃料価格の値上がりを反映したガソリンスタンド(3.1%増)や、オンラインを含む無店舗小売り(2.6%増)だった。無店舗小売りは、アマゾンが大型会員セール「アマゾン・プライムデー」を例年の7月から6月へと前倒しした影響で、その反動減が出ていた7月の落ち込みから回復へと転じた。また、報道によると、新学期に向けた需要の恩恵を受けたとみられ、衣料(0.7%増)や家電(1.6%増)、スポーツ・娯楽品・書籍(1.2%増)など幅広いカテゴリーで消費が下支えされたとされる(ブルームバーグ9月16日)。さらに、自動車・同部品も前月比0.6%増とプラスを維持し、フードサービスも1.2%増と底堅さを維持した。全13項目のうち、12項目がプラスとなる中で、唯一減少したのは建材・園芸用品(0.2%減)だった。
今回の小売売上高は市場予想を上回る反発を見せ、物価高の中でも名目ベースでは消費活動の底堅さがうかがえる結果となった。しかし、ガソリン価格の上昇(2026年9月15日記事参照)や実質賃金の伸び悩み(2026年9月7日記事参照)を背景に、現在の消費ペースが続くかどうかについては懸念の声もある。実際、ミシガン大学が9月11日に発表した9月の米消費者信頼感指数(速報値)は2カ月連続で低下した。内訳をみると、支持政党を問わず低下しており、1年先の個人財務やビジネス環境への期待も悪化した。同大学は、燃料価格の再急騰や貿易摩擦への懸念を背景に、消費者が今後の家計負担増を見込んでいると指摘している。
(樫葉さくら)
(米国)
ビジネス短信 2136c653c50f9007
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8月の米小売売上高は前月比1.2%増と予想を上回る、新学期需要やガソリン価格上昇で幅広い伸び
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/09/2136c653c50f9007.html
時系列
- 2026-09-11 ミシガン大学が9月の米消費者信頼感指数(速報値)を発表
- 2026-09-16 米国商務省が8月の小売売上高(速報値)を発表
- 2026-09-18 ジェトロがビジネス短信として発表内容を掲載
主な数値
| 8月小売売上高(前月比増減率) | 1.2%増 |
|---|---|
| 8月小売売上高(総額) | 7,739億ドル |
| 7月小売売上高(改定後前月比増減率) | 0.5%減 |
| 6月小売売上高(前月比増減率) | 0.2%増 |
| ガソリンスタンド売上高増減率 | 3.1%増 |
| 無店舗小売り売上高増減率 | 2.6%増 |
| 衣料売上高増減率 | 0.7%増 |
| 家電売上高増減率 | 1.6%増 |
| スポーツ・娯楽品・書籍売上高増減率 | 1.2%増 |
| 自動車・同部品売上高増減率 | 0.6%増 |
| フードサービス売上高増減率 | 1.2%増 |
| プラスとなった項目数 | 12項目 |
| 建材・園芸用品売上高増減率 | 0.2%減 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は米国における月次小売売上高の動向を示す統計データであり、名目ベースでの消費の底堅さを示す一方、物価高や燃料価格上昇に伴う消費者心理の冷え込みも併せて示されている。米国市場向けに製品・サービスを展開する企業にとっては、無店舗小売りや新学期需要に関連する動向、および今後の家計負担増が及ぼす実需への影響を多角的に分析し、中長期の需要予測や販売戦略に反映させることが実務上重要となる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-09-18 / 最終確認: 2026-09-19
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-09-19
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