コンゴ民主共和国でのビジネスは高い潜在力も、多くの課題、世界銀行が報告
最終確認日: 2026-06-20
この発表の要点
- 世界銀行のB-READY報告書によりコンゴ民主共和国のビジネス準備状況が公表された。
- 法人設立や建設許可の手続き日数・費用は都市ごとに異なり、地域平均と比較して大きなばらつきがある。
- 事業運営上の最大の課題は資金へのアクセス(35.3%)であることが企業調査で示された。
企業・自治体への影響
コンゴ民主共和国への進出や投資を検討する企業の経営企画部門および海外事業部門に対し、現地の許認可にかかる正確なコストや期間、および資金調達リスク等の重要データを提供する。
対応すべきこと
- 公式出典および世界銀行の報告書詳細を確認する
- 進出予定都市における法人設立・建設許可の実態(日数・金額)を事業計画に反映させる
- 現地事業における資金アクセスや政治リスクなどの課題を社内共有する
対象部門: 経営者 総務 法務 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 世界銀行 |
|---|---|
| 業界 | 小売・EC |
| 発表日 | 2026-06-19 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年06月19日
世界銀行は、コンゴ⺠主共和国(DRC)におけるビジネス準備状況に関する報告書「Business Ready(B-READY)」(6月11日付発表)において、同国が高い潜在力を秘めた国であるものの、多くの課題に直⾯しているとした。また、豊富な天然資源を有しており、近年の変革により、ダイナミックで包括的な民間セクターの進歩があるという。
コンゴ民主共和国において、2024年にはマイニング部⾨の12.8%の成長に⽀えられ、経済成長率が6.5%となった。2025年には5.3%成長との推計だ。なお、インフレ率は2025年に7.9%の⾒込み。
同国のビジネス環境をみると、複雑な規制環境、不⼗分なインフラ、必要不可⽋なサービスへのアクセス制限などが、競争⼒向上、⽣産性と⺠間セクターの拡⼤を阻害しているという。加えて、公的債務の悪化が、政府の成長刺激策の措置を制限しているほか、特定の産業を優遇策において明確な戦略的根拠がない場合もあると指摘した。
改善策としては、事業参入の簡素化や国内外の投資の促進などにより、民間セクターを活性化することで、雇用創出にもつなげるなどの取り組みが必要だという。同報告書では、事業参入などに関するビジネス準備状況(B-READY)評価において、コンゴ民主共和国の水準は、世界平均やサブサハラ・アフリカの平均を下回るとした。なお、同国の都市別でマタディでは法人手続き日数が他の都市よりも短く、キンサシャでは建設許可にかかる日数が他の都市よりも短かった。
同国のキンシャサ、マタディ、カナガ、キサンガニの4つの主要都市とサブサハラ・アフリカにおける法人手続き、および建設許可に関する日数や金額は次のとおり。
【法人設立手続き日数・金額】
マタディ:41日、1,300ドル
キサンガニ:70日、1,040ドル
カナガ:80日、965ドル
キンシャサ:117日、1,590ドル
(参考)サブサハラ・アフリカ平均日数:21日
【建設許可手続き日数・金額】
キンシャサ:42日、4,965ドル
カナガ:56日、6,372ドル
キサンガニ:57日:4,950ドル
マタディ:150日、5,837ドル
(参考)サブサハラ・アフリカ平均日数:146日
なお、世界銀行のコンゴ民主共和国企業への調査によると、事業運営における課題の上位は、資⾦へのアクセス(35.3%)、不安定な政治状況(19.2%)、犯罪・窃盗・無秩序(17.5%)だった。
(井澤壌士)
(コンゴ民主共和国)
ビジネス短信 afb6c0aa423f111f
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コンゴ民主共和国でのビジネスは高い潜在力も、多くの課題、世界銀行が報告
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/afb6c0aa423f111f.html
時系列
- 2026-06-11 世界銀行が「Business Ready(B-READY)」報告書を発表
- 2026-06-19 ジェトロがビジネス短信にて内容を報道
主な数値
| 2024年マイニング部門成長率 | 12.8% |
|---|---|
| 2024年経済成長率 | 6.5% |
| 2025年経済成長率推計 | 5.3% |
| 2025年インフレ率見込み | 7.9% |
| マタディ法人設立手続き日数 | 41日 |
| マタディ法人設立手続き金額 | 1,300ドル |
| キサンガニ法人設立手続き日数 | 70日 |
| キサンガニ法人設立手続き金額 | 1,040ドル |
| カナガ法人設立手続き日数 | 80日 |
| カナガ法人設立手続き金額 | 965ドル |
| キンサシャ法人設立手続き日数 | 117日 |
| キンサシャ法人設立手続き金額 | 1,590ドル |
| サブサハラ・アフリカ平均法人設立日数 | 21日 |
| キンサシャ建設許可手続き日数 | 42日 |
| キンサシャ建設許可手続き金額 | 4,965ドル |
| カナガ建設許可手続き日数 | 56日 |
| カナガ建設許可手続き金額 | 6,372ドル |
| キサンガニ建設許可手続き日数 | 57日 |
| キサンガニ建設許可手続き金額 | 4,950ドル |
| マタディ建設許可手続き日数 | 150日 |
| マタディ建設許可手続き金額 | 5,837ドル |
| サブサハラ・アフリカ平均建設許可日数 | 146日 |
| 事業運営上の課題:資金へのアクセス | 35.3% |
| 事業運営上の課題:不安定な政治状況 | 19.2% |
| 事業運営上の課題:犯罪・窃盗・無秩序 | 17.5% |
この事例から確認すべきポイント
本事例は、世界銀行が発表したコンゴ民主共和国(DRC)の「Business Ready(B-READY)」報告書に関するものである。DRCは高い潜在力や資源を持つ一方で、複雑な規制やインフラ不足、資金アクセスの制限など、多くのビジネス上の障壁を抱えていることが定量的に示されている。実務においては、都市ごとの法的手続きや建設許可にかかる日数・コストの差異(マタディやキンサシャ等の比較)や、現地企業が直面する主要な課題(資金アクセス35.3%、政治状況19.2%など)を把握し、現地進出や投資計画におけるリスク評価やスケジュール管理の精度を高めることが広報・事業戦略の両面で重要となる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-19 / 最終確認: 2026-06-20
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-06-20
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