会社を設立したばかりの時期は、実績も知名度もこれから。だからこそ、早い段階で広報を始めることが、その後の集客・採用・資金調達・信用づくりに大きく効いてきます。設立直後は「初めての公式ニュース」を出せる貴重なタイミングでもあります。この記事では、新設法人が最初に取り組むべき広報の第一歩を、具体的な手順とチェックリストで解説します。
設立直後こそ広報を始めるべき理由
設立は、事業内容・創業の想い・強みを世に示す絶好の機会です。取引先・求職者・金融機関は、あなたの会社を「検索して」判断します。そのとき正しい情報が出てこなければ、信用の土台を作れません。国税庁の法人番号公表データにより、新しく設立された法人の基本情報は新設法人データベースなどで公開されますが、そこに載るのは商号・所在地・法人番号といった基本情報のみ。自社の魅力や事業内容を伝えるには、自らの発信が欠かせません。
最初の90日でやるべきこと
1. 会社の「基本情報」を整える(〜30日)
社名の由来・事業内容・代表メッセージ・所在地・連絡先を、誰が見ても分かる形で用意します。これが後のすべての発信の土台になります。最低限、以下を明文化しましょう。
- 何をする会社か(一文で言えるか)
- 誰のどんな課題を解決するのか
- 創業の背景・想い
- 代表者プロフィール
2. 設立を告げるプレスリリースを出す(〜60日)
「なぜこの事業を始めたのか」という物語は、新設企業ならではのニュース性があります。プレスリリースの書き方を参考に、設立の背景と提供価値をまとめて発表しましょう。地域メディアや業界専門メディアは、新設企業の話題を取り上げてくれることがあります。
3. 検索で見つかる状態を作る(〜90日)
自社サイト・プレスリリース・SNSを整え、社名で検索したときに正しい情報が上位に出てくる状態を作ります。Googleビジネスプロフィールの登録や、継続的な発信で、少しずつ検索での存在感が高まります。
新設法人がやりがちな失敗
- サイトを作って放置:更新のない情報は信頼されにくい。定期発信を仕組みにする
- 完璧を待って発信しない:60点でも早く出し、改善する方が効果的
- 宣伝ばかりで一次情報がない:現場の事実・データを発信すると取り上げられやすい
設立後広報チェックリスト
- 事業内容を一文で説明できるか
- 代表メッセージ・創業ストーリーを用意したか
- 設立プレスリリースを出したか
- 社名で検索して正しい情報が出るか
- 継続的に発信する仕組み(担当・頻度)を決めたか
まとめ
新設法人にとって広報は、「知られていない」状態から抜け出す最短ルートです。設立の勢いがあるうちに第一歩を踏み出しましょう。低予算での進め方は中小企業・個人事業主のためのPR入門で詳しく解説しています。
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