統計・調査データ

野菜の生育状況及び価格見通し(令和8年6月)について

農林水産省は、令和8年6月の野菜の生育状況と価格見通しを公表しました。きゅうりやピーマン等の価格は平年を上回る一方、ばれいしょやたまねぎ等は平年を下回る見込みです。本見通しは、天候不順による価格変動の安定化と消費行動の最適化を目的とし、平成23年より主産地等からの聞き取りに基づき作成されています。また、野菜の消費拡大を推進する「野菜を食べよう」プロジェクトも紹介されています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

食品小売業、飲食業、食品加工業の企業は、仕入れ計画や販売価格設定に直接的な影響を受ける可能性があります。農業生産者は、出荷時期や作付け計画の参考とすることで、市場価格変動リスクを軽減できる可能性があります。消費者は、価格変動の大きい野菜の購入計画を立てる上で参考になります。

対応すべきこと

対応優先度:  市場価格の変動見通しは、食品関連企業の仕入れ・販売戦略に直接影響し、事業計画の策定において重要な参考情報となるため。

対象部門: 経営者 広報 経理

対応期限:定期確認

基本データ

企業・団体 農林水産省
業界 農業・食品
発表日 2026-05-29
分類 統計・調査データ
地域 東京都

発表された内容

令和8年6月)について

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令和8年5月29日
農林水産省

〇 令和8年6月は、きゅうり、ピーマン等の価格は平年を上回って推移することが見込まれる一方で、ばれいしょ、たまねぎ等の価格は平年を下回って推移する見込み。

東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格の見通しについて、主産地等からの聞き取りを行った結果を公表します。

1.背景
近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定に寄与することを目的として、平成23年より、野菜の生育状況や価格の見通しについて、主産地、卸売会社等からの聞き取りを行っております。今回、聞き取り結果に基づく、令和8年6月の野菜の生育状況及び価格の見通しを次のとおり公表します。なお、2020年基準消費者物価指数によると、令和8年4月の総合の指数は113.0、食料の指数も128.4と上昇傾向にありますが、本プレスリリースについては、主産地、卸売会社等からの聞き取りをもとに過去5か年平均を基準として作成しておりますこと、ご留意ください。
「野菜を食べよう」プロジェクト
農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べよう」プロジェクトを実施しています。野菜はビタミンやミネラル、食物繊維等が豊富に含まれており、毎日を健康で元気に過ごすために欠かせない食材です。皆さんもご自宅等で野菜をたっぷり使った料理をお楽しみください。詳細は次のURLをご覧ください。https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/2ibent.html

ミョウガのポテトサラダ

たまねぎの塩ロースト(外部リンク)引用:(独)農畜産業振興機構

また、「令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ」、「cookpad 農林水産省のキッチン」、「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」でも野菜のレシピを紹介していますので、是非ご覧ください。令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピhttps://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/aftercovid19/1.html「cookpad 農林水産省のキッチン」https://cookpad.com/kitchen/11469357(外部リンク)「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00046.html(外部リンク)
2.主要な野菜の生育、出荷及び価格の見通し

品目
主産地( )書きは令和7年6月の入荷シェア
今後の生育及び出荷見通し
6月の価格見通し(平年(直近5か年平均)比)

だいこん
青森(56%)千葉(18%)北海道(11%)
千葉県産中心から、青森県産中心の出荷へと切り替わる。主産地の生育は概ね順調であり、6月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

にんじん
千葉(69%)茨城(12%)
徳島県産の出荷が終了し、千葉県産中心の出荷へと切り替わる。千葉県産、茨城県産の生育は順調に推移。全体的に潤沢な出荷が続くため、6月の出荷数量はやや平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
平年を下回って推移

はくさい
長野(60%)茨城(27%)
茨城県産中心の出荷から、長野県産中心の出荷へと切り替わる。茨城県産は4月以降の気温高の影響により生育が前進傾向で推移。長野県産の生育は順調で、6月下旬以降本格的な出荷を見込む。全体として、6月前半の出荷数量・価格は平年並みで推移し、6月後半の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
平年並みで推移平年を下回って推移

キャベツ
千葉(38%)茨城(27%)群馬(20%)
神奈川県産・愛知県産が減少し、千葉県産・茨城県産中心の出荷へと切り替わる。千葉県産・茨城県産は4月以降の気温高の影響で歩留まりの低下がみられており、また、5月上中旬の少雨の影響で小玉傾向が見られている。後段産地の群馬県の生育は概ね順調で、6月中旬以降本格的な出荷を見込む。全体として、6月前半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移し、6月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
やや平年を上回って推移平年並みで推移

ほうれんそう
群馬(50%)茨城(21%)栃木(20%)
群馬県産を中心に高冷地の産地に切り替わる。生育は概ね順調であり、6月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

ねぎ
茨城(59%)千葉(21%)
茨城県産・千葉県産中心の出荷。主産地の生育は概ね順調であり、6月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

ブロッコリー
長野(32%)香川北海道(25%)福島(6%)(令和8年6月2日修正)
長野県産・北海道産が中心の出荷。主産地の生育は概ね順調であり、6月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

レタス
長野(39%)群馬(33%)
長野県産の出荷量が増加する。長野県産・群馬県産は4月から5月中旬にかけて少雨であったが、5月下旬の降雨や気温高により生育の前進傾向がみられ、順調な増量を見込む。6月の出荷数量はやや平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
平年を下回って推移

きゅうり
埼玉(25%)群馬(22%)福島(17%)
6月前半は埼玉県産・群馬県産が中心、6月後半は福島県産の出荷が増加する。生育は概ね順調であり、6月前半の出荷数量・価格は平年並みで推移するが、6月後半は梅雨の影響を受け、出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回る見込み。
平年並みで推移やや平年を上回って推移

なす
高知(28%)群馬(23%)福岡(16%)
高知県産中心の出荷から、群馬県産中心へと切り替わる。主産地の生育は概ね順調であり、6月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

トマト
熊本(22%)栃木(21%)愛知(13%)千葉(10%)
熊本県産・栃木県産中心の出荷。気温高の影響により歩留まりの低下が懸念される。全体として、6月前半の出荷数量・価格は平年並み、6月後半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
平年並みで推移やや平年を上回って推移

ピーマン
茨城(73%)高知(8%)
茨城県産中心の出荷。4月中下旬に曇天が続いた影響で着果量の低下がみられる。6月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
やや平年を上回って推移

ばれいしょ
長崎(59%)静岡(15%)千葉(8%)
長崎県産・静岡県産・千葉県産中心の出荷。適度な降雨と気温の上昇により、前進での出荷見込み。6月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
平年を下回って推移

さといも
鹿児島(53%)千葉(12%)
鹿児島県産中心の出荷。適度な降雨もあり、大玉傾向。例年並みの出荷数量が見込まれる。6月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

たまねぎ
佐賀(54%)兵庫(24%)
佐賀県産・兵庫県産が中心の出荷。佐賀県産は冬季の低温・乾燥、4月の降雨の影響により生育が遅れていたが、大玉傾向で出荷量は多い見込み。兵庫県産は生育・出荷量共に平年並み。全体として価格は平年を下回って推移する見込み。
平年を下回って推移

注:「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が概ね90%以上、110%以下であることを示 しています。東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比(PDF : 95KB)これまでの公表資料は、次のURLページで公開しております。https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/

お問合せ先農産局園芸作物課担当者:価格班代表:03-3502-8111(内線4822)ダイヤルイン:03-3502-5961

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出典: 農林水産省 プレスリリース
URL: https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/engei/260529.html

時系列

主な数値

調査開始年 2011年
2020年基準消費者物価指数(令和8年4月 総合) 113.0指数
2020年基準消費者物価指数(令和8年4月 食料) 128.4指数

この事例から確認すべきポイント

本発表は、農林水産省が定期的に提供する市場情報であり、野菜の需給バランスと価格動向を予測することで、農業生産者、卸売業者、小売業者、そして消費者の意思決定を支援する重要な役割を担う。特に、近年頻発する天候不順が野菜価格に与える影響が大きい中で、このような客観的な見通しは、サプライチェーン全体の計画性向上に寄与する。個別の品目ごとに主産地、生育状況、出荷見通し、価格見通しが詳細に示されており、具体的な仕入れ戦略や販売促進策の検討に直結する情報となる。また、消費者物価指数との関連に触れつつ、本見通しが過去5か年平均を基準としている点を明記することで、情報の解釈における注意点も示している。さらに、「野菜を食べよう」プロジェクトの紹介は、単なる市場情報に留まらず、食育や健康増進といった広範な政策目標への意識付けも図っている。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-06-02

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