経済・産業トレンド

スウェーデン、議会選挙の世論調査で野党優位

2026年9月13日のスウェーデン議会選挙を前に、公共放送局SVTと調査会社ベリアンなどが8月17日に世論調査結果を発表した。野党の社会民主党が首位を維持し、野党連合が得票率53.9%、196議席を獲得する優勢な情勢が示されている。また、今選挙からデジタル形式の投票案内が導入される。

この発表の要点

企業・自治体への影響

スウェーデンに拠点を持つ企業や現地に進出している企業において、政権交代に伴う政策変更リスクに備える必要がある。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務 法務 広報

対応期限:施行日まで

基本データ

企業・団体 日本貿易振興機構(ジェトロ)
発表日 2026-09-01
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年09月01日

9月13日に実施されるスウェーデンの議会選挙を前に、公共放送局SVTと調査会社のベリアン(Verian)は8月17日、共同で議会選挙の投票意向に関する世論調査結果(注1)を発表した。「今日議会選挙が行われた場合、どの政党に投票するか」との設問に対し、アンデション前首相率いる野党の社会民主党が30.5%で首位。続いて、スウェーデン民主党(18.5%)、穏健党(17.3%)、中央党(8.0%)、左翼党(7.7%)、緑の党(7.7%)、キリスト教民主党(6.2%)、自由党(1.9%)の順となった。

その結果、連立与党のティドー連合(注2)の得票率は43.9%であるのに対し、野党連合(注3)は53.9%を獲得し、10ポイントの差が生じている。また、この結果を基に議席数を計算すると、野党連合196議席に対し、ティドー連合は153議席となる。ティドー連合の自由党が議会の議席獲得基準を下回り1議席も獲得できず、得票率以上に野党連合にとって有利な状況が見込まれる。

また、調査会社ノバス(Novus)が同月公表したスウェーデンの総選挙の投票意向に関する世論調査結果(注4)でも、社会民主党(30.1%)が首位を維持しているが、7月と比べて最も支持率を落とし、今議会任期中で最低の水準となった。また、支持率は前回選挙結果とほぼ同水準で、任期中の最高水準を8ポイント下回っている。

ティドー連合と野党連合との支持率の差はわずかに縮まったが、これは主に野党支持者が議席を持たない小政党へと流れたためであり、ティドー連合を構成する政党への支持が高まったからではないと指摘されている。

スウェーデンでは今回の選挙から、紙のかわりにデジタル形式の投票案内を受け取ることが可能となる。デジタル投票案内状は、キブラ(Kivra)やビロー(Billo)などのデジタルメールボックスに送信される。デジタルメールボックスを所有しない場合や電子送付を希望しない場合は、郵便で同じ内容の紙の投票案内状が届く。

(注1)実施時期は2026年8月3~16日。対象者はスウェーデンの成人(18~84歳)約3,000人。
(注2)穏健党、スウェーデン民主党、キリスト教民主党、自由党で構成され、4党合意をまとめたストックホルム近郊のティドー城にちなんで「ティドー連合」と命名。
(注3)社会民主党、緑の党、中央党、左翼党で構成。
(注4)実施時期は2026年8月3~16日。対象者はスウェーデンの成人5,617人。

(バリオ純枝、篠崎美佐)

(スウェーデン)

ビジネス短信 259f2a46881488d2

関連情報

dummy

もっと見る

ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース

スウェーデン、議会選挙の世論調査で野党優位

ジェトロ公式SNSアカウント

出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/09/259f2a46881488d2.html

時系列

主な数値

選挙実施日 2026-09-13日
社会民主党の得票率(ベリアン調査) 30.5%
野党連合の得票率 53.9%
野党連合の想定議席数 196議席

この事例から確認すべきポイント

本発表は、スウェーデン議会選挙に向けた複数の世論調査結果を通じて、現与党連合と野党連合の支持動向や議席予測を伝えている。海外進出企業や現地に拠点を持つ企業にとって、政権交代の可能性やそれに伴う政策変更のリスクシナリオを検討するための基礎情報となる。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-09-01

関連事例

自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?

無料でプレスリリースを掲載する