行政処分・コンプライアンス

映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」とのタイアップ中止について

厚生労働省は、AYA世代のがん患者や家族への支援制度理解促進を目的として実施していた映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」とのタイアップ中止を発表した。患者や家族への配慮に欠ける点があったとしてポスター回収、特設ページやSNS投稿等の削除を行う。

この発表の要点

企業・自治体への影響

行政機関や企業における広報・情報発信において、当事者の心情への配慮不足が発覚した際の迅速な中止・回収対応の事例である。広報・総務部門において、ステークホルダーに対するメッセージの発信方法や掲示場所の妥当性を再点検する契機となる。

対応すべきこと

対象部門: 総務 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 厚生労働省
業界 医療・福祉
発表日 2026-08-24
分類 行政処分・コンプライアンス
地域 東京都

発表された内容

令和8年8月24日(月)

照会先
【がん施策に関すること】
健康・生活衛生局 がん・疾病対策課
相談支援専門官 川口
課長補佐 松浦
(直通電話)03(3595)2192

【タイアップに関すること】
大臣官房総務課 広報室
室長補佐 小泉
広報係長 小池
(直通電話)03(3595)3040

報道関係者 各位

映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」とのタイアップ中止について

この度、厚生労働省がAYA世代のがん患者やご家族の皆様にご利用いただける制度への理解促進を目的として実施しておりました、映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」とのタイアップにつきまして、中止することといたしました。

本タイアップによる情報発信によって、がんと向き合っておられる患者さんやご家族等の皆様に対し、不快な思いをおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。

今回のタイアップは、AYA世代(Adolescent and Young Adult:15~39歳)でがんと診断されたご本人やご家族に向けて、ご利用いただける支援制度やサービスについてまとめたパンフレット「15歳~30歳代でがんと診断されたあなたへ がんの治療と暮らしを支える制度ガイド」の周知を目的として実施させていただいたものでした。

しかしながら、今回作成したタイアップポスターを都道府県がん診療連携拠点病院等という患者の方々が日常的に利用される場所に掲示することや、今回のタイアップにより制度周知を行うことなどについて、患者の皆様やそのご家族等への配慮に欠ける点があったと認識しております。

今回、全国の都道府県や都道府県がん診療拠点病院等に送付済みのポスターは回収し、掲示を中止するとともに、特設ページやSNS投稿等は削除いたします。

今後は、さまざまな立場の方々に十分配慮した情報発信を徹底し、このような事態が発生しないよう努めてまいります。

PDFファイルを見るためには、Adobe Readerというソフトが必要です。Adobe Readerは無料で配布されていますので、こちらからダウンロードしてください。

出典: 厚生労働省
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/tie-up_00001.html

時系列

主な数値

AYA世代の対象年齢 15〜39歳
制度ガイドの対象年齢 15〜30歳代

この事例から確認すべきポイント

本件は、行政機関による情報発信やタイアップ企画において、当事者やその家族への心理的配慮が不足していたとして、計画の中止および事後対応(ポスター回収・デジタル上のコンテンツ削除)に至った事例である。広報・情報発信実務においては、施策の目的の正当性だけでなく、発信内容がターゲット層や関係者に与える心理的影響を多角的に検証し、ステークホルダーへの配慮を徹底することの重要性が示されている。現時点で取得できた本文からは、詳細な回収部数や今後の代替広報施策に関する記載は確認できなかったため、詳細は公式出典を確認する必要がある。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-08-24

関連事例

自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?

無料でプレスリリースを掲載する