経済・産業トレンド

「BilibiliWorld 2026」に延べ40万人が来場、日系企業も多数出展

2026年7月10日から12日に中国上海市で開催された「BilibiliWorld 2026」には、3日間で延べ40万人が来場しました。世界170の国・地域から出展者が集まり、ソニーやバンダイナムコエンターテインメントなど多数の日系企業も参加。展示面積は合計24万平方メートルに及び、アジア最大級のACGNイベントとして国際的な文化交流とビジネス機会を提供しました。

この発表の要点

企業・自治体への影響

本発表は、エンターテインメント・コンテンツ産業、特にACGN分野に関わる企業にとって、中国市場および国際的なファンコミュニティの規模と成長性を示すものです。関連する業種(アニメ、ゲーム、出版、キャラクターグッズ製造、イベント企画など)の企業は、海外展開やIP戦略、マーケティング部門において、この市場動向を注視する必要があります。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 広報 法務 経理

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 ジェトロ
業界 エンターテインメント・コンテンツ
発表日 2026-08-10
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年08月10日

中国上海市で7月10~12日、中国の大手動画サイト「Bilibili(ビリビリ)」の大規模オフラインACGN(注)イベント「BilibiliWorld 2026(以下、BW2026)」が開催された。今回のBW2026は、上海国家会展中心で開催された。2025年と同様に8ホールを使用し、展示面積は合計24万平方メートルに及ぶ、アジアで最大級のACGNイベントとなった。

Bilibiliによると、BW2026には3日間で30を超える国・地域から延べ40万人が来場し、来場者の出身国・地域は2025年よりさらに拡大した。また、世界170の国・地域から出展者が集い、アニメのキャラクターなどをテーマに装飾された「痛車」が1,000台近く展示されたほか、6万人を超えるコスプレーヤーが会場を盛り上げた。また、BW2026では、チケットを初めて中国以外の国・地域でも発売し、世界各地から大勢のファンが訪れた。

BW2026の様子(Bilibili提供)

日本からも、ソニー、バンダイナムコエンターテインメント、タカラトミー、アニメイト、サンリオ、フリューなど多くの企業が参加した。ソニー(索尼)中国は、北京市で2025年10月、ソニーのIP(知的財産)とテクノロジーを体験してもらうことを目的としたミュージアムのソニー・エクスプローラドリーム(索尼探夢)をオープン。同社の吉田武司董事・総裁は、「BW2026でも同ミュージアムのように、光と音の空間を体験してもらえるようなブース仕様にした。技術とエンターテインメントIPの融合を通じて、没入感の高い新しい感動体験を来場者に提供したい。子供から大人まで楽しんでいただけたらと思う」と述べた。

ソニーのブースの様子(同社提供)

2017年の初開催以来、同イベントは共通の趣味を持つ愛好家の集まりから世界規模のACGNイベントへと発展している。Bilibiliによると、ACGNコンテンツは、若年層にとって国境を越えた文化的な共通言語となっている。オンラインコミュニティーからオフラインでの体験に至るまで、ACGN関連の消費は世界の文化経済を牽引しているとした。

(注)ACGNは、アニメ・コミック・ゲーム・ノベルの頭文字を組み合わせた略語で、主に中華圏でよく使用される。

(益森有祐実)

(中国)

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「BilibiliWorld 2026」に延べ40万人が来場、日系企業も多数出展

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/23010565fc1ba120.html

時系列

主な数値

来場者数 400000人
展示面積 240000平方メートル
出展国・地域数 170の国・地域
痛車展示数 1000台近く
コスプレーヤー数 60000人を超える
来場者の出身国・地域数 30を超える国・地域

この事例から確認すべきポイント

本発表は、中国の大手動画サイトBilibiliが主催する大規模ACGNイベント「BilibiliWorld 2026」の成功を報じています。延べ40万人という来場者数、世界170の国・地域からの出展、そして日本企業を含む多数の海外企業の参加は、ACGNコンテンツが国境を越えた文化的な共通言語として、若年層を中心に世界的な影響力を持つことを示唆しています。特に、ソニーのような大手企業が技術とエンターテインメントIPの融合を追求し、没入感の高い体験を提供している点は、今後のコンテンツ産業の方向性を示唆するものです。オンラインコミュニティーからオフラインイベントへの展開は、ファンエンゲージメントの深化と、それに伴う文化経済の牽引力を高める重要な戦略と言えるでしょう。日本企業にとっては、中国市場におけるIP活用やブランド認知度向上、新たなビジネスパートナーシップ構築の機会として、このような国際イベントへの参加が引き続き重要であると考えられます。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-08-10

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