野菜の生育状況及び価格見通し(令和8年8月)について
この発表の要点
- 令和8年8月、ほうれんそう・きゅうり等は平年より高値、にんじんは安値の見込み。
- 農林水産省は天候不順による価格変動に対応するため、平成23年から野菜の生育・価格見通しを定期的に公表している。
- 野菜の消費拡大を推進する「野菜を食べようプロジェクト」も紹介されている。
企業・自治体への影響
食品小売業、外食産業、食品加工業は、発表された野菜の価格見通しを参考に、仕入れ計画、販売価格設定、メニュー構成、商品開発などを調整する必要がある。農業生産者や卸売業者は、出荷計画や販売戦略の参考とできる。自治体は、地域住民への情報提供や食育推進の参考にできる。
対応すべきこと
- 自社の仕入れ・販売計画に、発表された野菜の価格見通しを反映させる。
- 関連部門(購買、販売、商品開発など)へ本情報を共有し、対応を検討する。
- 農林水産省の「野菜を食べようプロジェクト」など、消費拡大施策を参考に自社の取り組みを検討する。
- 定期的に農林水産省の需給・価格見通し情報を確認し、市場動向を把握する。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 農林水産省 |
|---|---|
| 業界 | 農業・食品 |
| 発表日 | 2026-07-31 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
令和8年8月)について
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令和8年7月31日
農林水産省
〇 令和8年8月は、ほうれんそう、きゅうり等の価格は平年を上回って推移することが見込まれる一方で、にんじんの価格は平年を下回って推移する見込み。
東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格の見通しについて、主産地等からの聞き取りを行った結果を公表します。
1.背景
近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定に寄与することを目的として、平成23年より、野菜の生育状況や価格の見通しについて、主産地、卸売会社等からの聞き取りを行っております。今回、聞き取り結果に基づく、令和8年8月の野菜の生育状況及び価格の見通しを次のとおり公表します。なお、2020年基準消費者物価指数によると、令和8年6月の総合の指数は113.6、食料の指数も128.6と上昇傾向にありますが、本プレスリリースについては、主産地、卸売会社等からの聞き取りをもとに過去5か年平均を基準として作成しておりますこと、ご留意ください。
「野菜を食べようプロジェクト」
農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べようプロジェクト」を実施しています。野菜はビタミンやミネラル、食物繊維等が豊富に含まれており、毎日を健康で元気に過ごすために欠かせない食材です。皆さんもご自宅等で野菜をたっぷり使った料理をお楽しみください。詳細は次のリンクをご覧ください。「野菜を食べようプロジェクト」
彩り豊かな鮭の甘酢あんかけ
たまねぎ炊き込みごはん
また、「令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ」、「cookpad 農林水産省のキッチン」、「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」でも野菜を使ったレシピを紹介していますので、是非ご覧ください。令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピcookpad 農林水産省のキッチン(外部リンク)(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集(外部リンク)
2.主要な野菜の生育、出荷及び価格の見通し
品目
主産地()書きは令和7年8月の入荷シェア
今後の生育及び入荷見通し
8月の価格見通し(平年(直近5か年平均)比)
だいこん
北海道(56%)青森(30%)
主産地の生育は概ね順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
にんじん
北海道(83%)青森(11%)
青森県産中心の出荷から、北海道産中心の出荷へと切り替わる。青森県産の生育は概ね順調で、8月上中旬に切り上がる見込み。北海道産は適度な降雨と気温の上昇により生育が前進傾向で推移。全体として、8月前半の出荷数量はやや平年を上回り、価格は平年を下回って推移し、8月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年を下回って推移平年並みで推移
はくさい
長野(97%)
主産地において、7月の高温と少雨の影響により歩留まりの低下がみられており、この影響を受ける8月前半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移し、8月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
やや平年を上回って推移平年並みで推移
キャベツ
群馬(80%)岩手(14%)
群馬県産の生育は概ね順調。岩手県産は少雨の影響により生育の遅れがみられるものの、回復傾向にある。全体として、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
ほうれんそう
栃木(44%)群馬(39%)茨城(7%)
主産地において、作付面積の減少や高温の影響による歩留まりの低下がみられ、8月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
やや平年を上回って推移
ねぎ
茨城(33%)北海道(14%)秋田(13%)青森(11%)
主産地の生育は概ね順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
ブロッコリー
北海道(76%)長野(19%)
北海道産・長野県産が中心の出荷。主産地では高温や降雨の影響は見られるものの、全体として8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
レタス
長野(83%)群馬(14%)
長野県産は7月中旬以降の気温の上昇により歩留まりの低下がみられるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。群馬県産は7月中旬の豪雨の影響で歩留まりの低下や生育不良が発生し、出荷数量はやや平年を下回って推移する見込み。全体として、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
きゅうり
福島(45%)岩手(19%)秋田(11%)
福島県産中心の出荷。主産地において、6月に雨天や低温が続いた影響で生育の遅れがみられる。また、7月に急激な気温高となった影響で、生育不良の発生が懸念される。全体として、8月の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
やや平年を上回って推移
なす
群馬(44%)茨城(23%)栃木(22%)
主産地において、6月下旬の雨天や強風の影響により、生育に遅れがみられるが、7月中旬以降の降雨や気温高により回復傾向にある。8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
トマト
北海道(26%)福島(16%)群馬(16%)青森(10%)
主産地において、6月に雨天や低温が続いた影響で生育の遅れがみられるが、徐々に回復傾向にある。しかし、7月に高温となった影響で、着果数の低下が懸念される。全体として、8月前半の出荷数量・価格は平年並みで推移し、8月後半の出荷数量は平年を下回って推移し、価格は平年を上回って推移する見込み。
平年並みで推移平年を上回って推移
ピーマン
岩手(46%)茨城(19%)福島(13%)青森(8%)
岩手県産中心の出荷。主産地の生育はおおむね順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
ばれいしょ
北海道(83%)茨城(7%)
北海道産中心の出荷。主産地の生育は概ね順調であり、大玉傾向。8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
さといも
千葉(85%)
千葉県産中心の出荷。生育は順調であり、8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
たまねぎ
北海道(76%)兵庫(12%)
兵庫県中心の出荷から、北海道中心の出荷へと切り替わる。主産地の生育は概ね順調であり、大玉傾向。8月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移
注:「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が概ね90%以上、110%以下であることを示しています。東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比(PDF : 95KB)これまでの公表資料も次のリンクで公開しております。需給、ガイドライン、入荷及び価格の見通し等に関する情報
お問合せ先農産局園芸作物課担当者:価格班代表:03-3502-8111(内線4822)ダイヤルイン:03-3502-5961
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
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出典: www.maff.go.jp
URL: https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/engei/260731.html
時系列
- 2011-XX-XX 野菜の生育状況や価格の見通しについて、主産地、卸売会社等からの聞き取りを開始。
- 2026-06-XX 2020年基準消費者物価指数によると、総合の指数は113.6、食料の指数も128.6と上昇傾向。
- 2026-07-31 農林水産省が令和8年8月の野菜の生育状況及び価格見通しを公表。
- 2026-08-XX ほうれんそう、きゅうり等の価格は平年を上回って推移、にんじんの価格は平年を下回って推移する見込み。
主な数値
| 2020年基準消費者物価指数 令和8年6月 総合 | 113.6指数 |
|---|---|
| 2020年基準消費者物価指数 令和8年6月 食料 | 128.6指数 |
| 価格見通し調査開始年 | 2011年 |
| 平年並みの定義(平年比) | 90%以上、110%以下比率 |
この事例から確認すべきポイント
農林水産省が定期的に公表する野菜の生育状況と価格見通しは、農業生産者、食品流通業者、小売業者、そして消費者にとって重要な情報源です。近年、天候不順による野菜の価格変動が大きくなる中で、本見通しは産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定に寄与することを目的としています。消費者物価指数が上昇傾向にあることに触れつつ、本見通しが過去5か年平均を基準としている点に留意を促しているのは、情報利用における客観性を保つためです。また、「野菜を食べようプロジェクト」の紹介は、価格見通しと合わせて消費拡大を促すという、農林水産省の多角的な取り組みを示しています。企業は、この情報を用いて仕入れ計画や販売戦略を調整し、リスク管理に役立てることができます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-31
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