経済・産業トレンド

東南アジア最大級の食品見本市「THAIFEX2026-Anuga Asia」が開催、来場者数は過去最高

東南アジア最大級の総合食品見本市「THAIFEX-Anuga Asia 2026」が5月26~30日にタイのバンコク近郊で開催された。56カ国・地域から3,590社・団体が出展し、来場者数は過去最高の15万8,243人、会期中の成約額は約1,365億バーツとなった。ジャパンパビリオンには日本から41社・7団体が参加し、現地での輸出拡大や新規販路開拓に向けた商談が行われた。

この発表の要点

企業・自治体への影響

食品・飲料業界および海外事業展開を担当する部門において、東南アジア市場での販路拡大や他国バイヤーとの商談機会としての活用可能性を検討する上で重要な参考情報となる。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務 法務 広報

対応期限:公募締切まで

基本データ

企業・団体 日本貿易振興機構(ジェトロ)
業界 食品・飲料
発表日 2026-06-18
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年06月18日

東南アジア最大級の総合食品見本市「THAIFEX-Anuga Asia 2026」が5月26~30日、タイのバンコク近郊で開催された。主催者発表およびタイ商務省の発表によると、56カ国・地域から3,590社・団体が出展し、前年の実績(57カ国・地域、3,231社・団体)を上回った。来場者数も、過去最高の15万8,243人に達した。一般客を除くバイヤーなどの来場者数は9万4,685人で、前年の8万8,349人から増加した。会期中の成約額は約1,365億バーツ(約6,825億円、1バーツ=約4.9円)だった。

盛況なジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン内では海外バイヤーからの積極的な引き合いが多数、アヌティン首相来訪
ジャパンパビリオンでは、日本から前年(37社・7団体)を上回る41社・7団体が参加し、牛肉、水産物、茶、酒類、飲料、菓子、調味料、加工食品、米、ユズ関連製品、健康志向食品などを出品した。

参加した企業からは次のような声が寄せられた。

タイへの調味料の輸出拡大を図るダイショー(福岡県)は「タイだけでなく、EUや米国など他国のバイヤーが多い点が、この商談会の特長だと感じた。例えば、ドイツでスーパーマーケットを経営する企業と商談し、自社商品の陳列について話し合うことができるなど、有意義な機会となった」と語り、東南アジアのハブであるタイで行われる展示会出展で確かな手応えを感じていた。

今回の出展にあたって水産物や水産代替品の展示を行っていたあづまフーズ(本社:三重県)は「既にタイに商流はあるものの、現地での自社商品に対する反応を直接感じられるほか、新商品の紹介の場としても貴重な機会となっている。ジャパンパビリオンは集客力が高い」とコメントがあり、ジャパンパビリオンでの出展により効率的に新商品を紹介できたとのことだ。

ジャパンパビリオン内には、ジェトロと在タイ日本大使館が連携して輸出支援プラットフォームの相談窓口を設置し、出品者や日系企業などから、日本からタイへの輸出実態、タイでの日本食普及状況、青果物などの輸入規制などに関する多くの相談に対応をした。

また、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相が5月27日の開会式に登壇したほか、全ブースを周遊し、ジャパンパビリオンにも訪れた。

アヌティン首相(右)と大鷹正人大使(左)(ジェトロ撮影)

今回のジャパンパビリオンでは、5日目の「COMMERCIAL DAY」にて、一般消費者を対象に、日本産食品の需要についてアンケートを行った。結果、「最も興味のある日本食品は何か」という質問に関して、回答した1,245人のうち「お茶」との回答が最も多く262票、続いて「水産物」が246票、「牛肉」が227票となった。ジャパンパビリオンにおいても、上記品目は多くの注目を集めていた。次回の「THAIFEX-Anuga Asia 2027」は、2027年5月25~29日に開催される予定だ。

一般消費者を対象としたアンケート結果(ジェトロ撮影)

(阿知波元樹、花田浩太郎、小池裕之)

(タイ)

ビジネス短信 f5ab5f1b752209dd

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東南アジア最大級の食品見本市「THAIFEX2026-Anuga Asia」が開催、来場者数は過去最高

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/f5ab5f1b752209dd.html

時系列

主な数値

開催期間 5月26~30日日間
出展国・地域数 56カ国・地域
出展社・団体数 3,590社・団体
前年の出展国・地域数 57カ国・地域
前年の出展社・団体数 3,231社・団体
総来場者数 158,243人
バイヤー等来場者数 94,685人
前年のバイヤー等来場者数 88,349人
会期中の成約額 1,365億バーツ
会期中の成約額(円換算) 6,825億円
為替レート 4.9円/バーツ
ジャパンパビリオン参加企業・団体数 41社
ジャパンパビリオン参加団体数 7団体
前年のジャパンパビリオン参加企業数 37社
前年のジャパンパビリオン参加団体数 7団体
アンケート回答者数 1,245人
アンケート「お茶」投票数 262票
アンケート「水産物」投票数 246票
アンケート「牛肉」投票数 227票
次回開催期間 2027年5月25~29日日間

この事例から確認すべきポイント

東南アジア最大級の食品見本市である本展は、出展社数や来場者数が過去最高を更新するなど活況を呈しており、タイを中心とした同地域への食品輸出や市場開拓において重要な商談プラットフォームとして機能している。食品・飲料関連企業や海外展開を担う部門にとっては、現地市場の動向把握や新規バイヤー獲得、新商品の反応検証を行う上で有効な機会である。次回の出展計画や海外展開戦略の策定にあたっては、実績データや現地ニーズ(お茶・水産物・牛肉等の関心度)を参考にする必要がある。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-06-18

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