米ラスベガスで「ライセンシング・エキスポ 2026」開催、出展企業数が過去最多
この発表の要点
- 「ライセンシング・エキスポ 2026」は過去最多の410社が出展し、78カ国・地域から約1万2,500人が来場した。
- 日本企業は48社が出展し、新規コンテンツ出展社数も11社増加するなど、国際市場での認知拡大に積極的であった。
- 2025年のライセンス商品およびサービスの世界売上高は3,898億ドルに達し、前年比5.45%増と市場は成長を続けている。
企業・自治体への影響
知的財産(IP)保有企業、メーカー、小売業者、ゲーム開発企業、キャラクターIPホルダーなど、ブランドライセンシングに関わる企業は、グローバル市場の動向把握と新たなビジネス機会の創出に注力すべきです。特に、日本コンテンツの海外展開を検討する企業にとっては、本イベントが重要なプラットフォームとなります。
対応すべきこと
- グローバルライセンス市場の最新動向を継続的に情報収集する。
- 自社の知的財産やコンテンツの海外展開戦略を再評価する。
- 次回の「ライセンシング・エキスポ 2027」への参加や視察を検討する。
- ゲームIPなど、成長分野におけるライセンシング機会を調査する。
対応優先度: 中 グローバルライセンス市場の動向とビジネス機会に関する情報であり、直接的な法令遵守や緊急対応は不要だが、中長期的な事業戦略に影響を与えるため。
対象部門: 経営者 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ジェトロ(日本貿易振興機構) |
|---|---|
| 業界 | ライセンシング・知的財産 |
| 発表日 | 2026-06-16 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
| 地域 | 米国 |
発表された内容
2026年06月16日
ライセンシング業界における主要な博覧会である「ライセンシング・エキスポ 2026」が5月19~22日、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイ・ベイ・コンベンションセンターで開催された。同エキスポは40年以上の歴史を有し、知的財産(IP)保有企業とメーカー、小売業者、ライセンシングエージェントを結び付ける、ブランドライセンシング分野における世界最大級のイベントだ。2026年は会場には大手スタジオ、ゲーム開発企業、キャラクターIPホルダーなど幅広い分野から、過去最多となる410社が出展し、78カ国・地域から約1万2,500人が来場した。また、基調講演や専門家によるパネルディスカッションが実施され、来場者にとってグローバルライセンス市場の最新動向を包括的に把握する機会となった。
エキスポの入り口・メインホールの様子(ともにジェトロ撮影)
2026年は日本企業が48社出展し、そのうち新規コンテンツ出展社数も11社増加した。ソニーやセガなどの大手企業が規模感のあるブースを展開する一方、タツノコプロ(アニメ制作会社)やスパイラルキュート(キャラクター・IP管理会社)などの中小企業も積極的に参加し、国際市場における認知拡大を図った。取材した日本の出展企業からは、同エキスポでの世界各国・地域のライセンシー、玩具製造会社、ディストリビューターなどと直接対話できる点や、最新トレンドを把握できる点が、新規市場の開拓や事業戦略の立案につながるとの評価が多く聞かれた。
ソニーおよびスパイラルキュートブースの様子(ともにジェトロ撮影)
会期中に開催されたパネルディスカッションの1つでは、ゲームIPの進化と市場拡張について議論された。近年、ゲームIPは強固なファン基盤と文化的影響力を背景に、ストリーミング配信、異業種連携、ライフスタイル分野とのコラボレーションを通じて、主流エンターテインメントへと急速に展開している。パネリストは、ゲームを文化ブランドとして位置付ける重要性を強調するとともに、その成功にはコアファンへの忠実性と新規顧客への訴求力の両立が不可欠であると指摘した。また、小売業者への理解促進、ブランド価値の確立、流通体制の整備が主な課題として挙げられた。
パネルディスカッション・基調講演の様子(ともにジェトロ撮影)
ライセンシング・インターナショナル発行の2026年グローバル・ライセンシング産業調査によると、2025年のライセンス商品およびサービスの世界売上高は3,898億ドルに達し、前年比で5.45%の増加となった。次回の「ライセンシング・エキスポ 2027」は、2027年5月25~27日に開催予定。
(堀田基、セドリック・チャールズ)
(米国、日本)
ビジネス短信 3ea10c92face330e
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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
米ラスベガスで「ライセンシング・エキスポ 2026」開催、出展企業数が過去最多
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: JETRO ビジネス短信
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/3ea10c92face330e.html
時系列
- 2025 ライセンス商品およびサービスの世界売上高が3,898億ドルに達する
- 2026-05-19 「ライセンシング・エキスポ 2026」が開催開始
- 2026-05-22 「ライセンシング・エキスポ 2026」が開催終了
- 2026-06-16 本発表日
- 2027-05-25 次回の「ライセンシング・エキスポ 2027」が開催予定
- 2027-05-27 次回の「ライセンシング・エキスポ 2027」が開催終了予定
主な数値
| 出展企業数 | 410社 |
|---|---|
| 来場者数 | 12500人 |
| 参加国・地域数 | 78カ国・地域 |
| 日本企業出展数 | 48社 |
| 日本新規コンテンツ出展社数増加 | 11社 |
| 2025年ライセンス商品・サービス世界売上高 | 3898億ドル |
| 前年比増加率 | 5.45% |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、世界最大級のブランドライセンシングイベント「ライセンシング・エキスポ 2026」の開催報告であり、その規模と市場の成長性を示しています。特に、過去最多の出展企業数と多様な国・地域からの来場者は、グローバルライセンス市場の活況を裏付けるものです。日本企業が多数参加し、新規コンテンツ出展も増加している点は、日本コンテンツの国際市場における潜在的な需要と、企業が海外展開に積極的である現状を反映しています。ゲームIPの進化と市場拡張に関する議論は、エンターテインメント業界におけるIP活用の多様化と、それに伴う課題(小売業者への理解促進、ブランド価値確立、流通体制整備)を浮き彫りにしています。ライセンス市場の継続的な成長は、関連企業にとって新たなビジネス機会を創出する一方で、市場動向の把握と戦略的なアプローチの重要性を示唆しています。次回の開催予定も示されており、市場の継続的な動向を追う必要性があります。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-16
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