ボゴタ市、2025年の外国直接投資プロジェクト認可数で中南米首都のトップ3にランクイン
この発表の要点
- 2025年、ボゴタ市は中南米の首都でFDIプロジェクト認可数上位3都市にランクインし、プロジェクト数は前年比32.6%増の61件を記録しました。
- ボゴタ首都圏へのFDI投資額は前年比62.8%減の約9億3,500万ドルにとどまりました。
- 日本はボゴタ首都圏への投資国として10位に位置し、小売・消費財、企業サービス、ソフトウエア・ITサービスが主要な投資分野でした。
企業・自治体への影響
中南米市場への進出を検討している製造業、小売業、ITサービス業、企業サービス業の企業は、ボゴタ首都圏の投資環境や主要分野の動向を把握し、事業戦略に反映させる必要があります。特に、投資額の減少傾向は、プロジェクトの規模や性質の変化を示唆しており、詳細な市場分析が求められます。
対応すべきこと
- ジェトロの公式出典で「ボゴタにおける新規および拡張型外国直接投資(FDI)報告書」の詳細を確認し、自社の事業分野に関連する情報を収集する。
- 中南米市場、特にコロンビアへの事業展開を検討している場合、ボゴタ首都圏の投資環境の強みと課題を再評価する。
- 小売・消費財、企業サービス、ソフトウエア・ITサービス分野における競合他社の動向や市場機会を調査する。
- 投資プロジェクト数の増加と投資額の減少という二つの側面から、現地市場の特性や投資トレンドの変化を分析し、自社の投資戦略に活かす。
対応優先度: 中 中南米市場への事業展開を検討する企業にとって、投資環境の現状とトレンドを把握するための重要な情報であるため。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
|---|---|
| 発表日 | 2026-06-16 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年06月16日
ボゴタ市とボゴタ商工会議所によって設立された投資誘致機関であるインベスト・イン・ボゴタ(Invest in Bogotá)は5月20日、最新の「ボゴタにおける新規および拡張型外国直接投資(FDI)報告書」を発表した。同報告書によるとボゴタ市は2025年に中南米の首都の中で投資プロジェクト認可数上位3都市に入った。ボゴタ市においては、FDIプロジェクト数が前年に比べて32.6%増加し、61件に達した。この結果、同市は中南米の上位10都市の中で唯一のコロンビアの都市となり、メキシコ市(96件)およびサンパウロ(80件)に次ぐ第3位に位置付けられた。
ボゴタ首都圏で見ると、新規および拡張型FDIについて、2025年は119件のプロジェクトが確認され、前年比5.3%の増加を記録した。一方、コロンビア全体としては1.3%のプロジェクト数の減少がみられた。なお、ボゴタ首都圏への投資額は約9億3,500万ドルにとどまり、金額では前年に比べて62.8%の減少となった。
ボゴタ首都圏への投資国別では、米国が33件(推定投資額3億4,300万米ドル)で首位に位置し、スペインおよびドイツがそれぞれ10件および8件で続いた。日本は第10位に位置し、4件のプロジェクトと約2,800万ドルの投資が確認された。
投資の主な受け入れ分野は、小売り・消費財(40件)、企業サービス(21件)およびソフトウエア・ITサービス(21件)であり、これら3分野でボゴタ首都圏における新規プロジェクトの69%を占めた。主な投資案件としては、米国のコンピュータゲーム販売会社のエレクトロニック・アーツ(Electronic Arts、1億2,000万ドル)、スウェーデンの重工業企業のスカニア(Scania、6,370万ドル)、データセンターを展開する米国のエクイニクス(Equinix、2,800万ドル)、スペインの再生可能エネルギー企業ゼレストラ(Zelestra、2,000万ドル)が挙げられる。
総じて、2025年は多くの地域・分野においてFDIの減少がみられる厳しい国際環境であったにもかかわらず、ボゴタ首都圏は優れた成果を示した。同地域は投資プロジェクトの誘致において堅調な成長を維持するとともに、中南米における高成長都市の1つとしての地位を確立し、投資先としての競争力と強靭(きょうじん)性を明確に示した。
(アンドレス・ゴンザレス、木村香菜)
(コロンビア)
ビジネス短信 e8c09b7c046d2f48
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ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
ボゴタ市、2025年の外国直接投資プロジェクト認可数で中南米首都のトップ3にランクイン
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出典: JETRO ビジネス短信
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/06/e8c09b7c046d2f48.html
時系列
- 2026-05-20 インベスト・イン・ボゴタが「ボゴタにおける新規および拡張型外国直接投資(FDI)報告書」を発表
- 2026-06-16 日本貿易振興機構(ジェトロ)が本報告書に関するビジネス短信を公開
主な数値
| 2025年 ボゴタ市FDIプロジェクト認可数 | 61件 |
|---|---|
| 2025年 ボゴタ市FDIプロジェクト数前年比増加率 | 32.6% |
| 2025年 ボゴタ首都圏FDIプロジェクト数 | 119件 |
| 2025年 ボゴタ首都圏FDIプロジェクト数前年比増加率 | 5.3% |
| 2025年 ボゴタ首都圏FDI投資額 | 935000000米ドル |
| 2025年 ボゴタ首都圏FDI投資額前年比減少率 | 62.8% |
| 2025年 米国からのボゴタ首都圏FDIプロジェクト数 | 33件 |
| 2025年 米国からのボゴタ首都圏FDI推定投資額 | 343000000米ドル |
| 2025年 日本からのボゴタ首都圏FDIプロジェクト数 | 4件 |
| 2025年 日本からのボゴタ首都圏FDI投資額 | 28000000米ドル |
| 2025年 ボゴタ首都圏FDI主要分野プロジェクト数(小売・消費財) | 40件 |
| 2025年 ボゴタ首都圏FDI主要分野プロジェクト数(企業サービス) | 21件 |
| 2025年 ボゴタ首都圏FDI主要分野プロジェクト数(ソフトウエア・ITサービス) | 21件 |
| 2025年 ボゴタ首都圏FDI主要3分野が占める新規プロジェクトの割合 | 69% |
この事例から確認すべきポイント
本報告書は、2025年の厳しい国際環境下においても、ボゴタ市が外国直接投資(FDI)プロジェクトの誘致において堅調な成長を維持したことを示しています。ボゴタ市単独ではプロジェクト数が大幅に増加した一方で、ボゴタ首都圏全体ではプロジェクト数は増加したものの、投資額は大幅に減少しており、プロジェクトの規模や性質に変化があった可能性が示唆されます。日本企業も投資国として10位に位置しており、中南米市場への関心は継続していると見られます。特に小売・消費財、企業サービス、ソフトウエア・ITサービス分野が主要な投資先となっており、これらの分野で中南米市場への進出を検討する企業は、ボゴタ首都圏の投資環境を詳細に分析し、戦略立案に活用することが重要です。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-16
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