経済・産業トレンド

インドネシア・ルピア安進行、対ドル1万8,000ルピア台に下落も政策金利は据え置き

最終確認日: 2026-11-06

基本データ

分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年11月06日

添付資料(176 KB)

インドネシア・ルピアの対ドル為替参照レート〔JISDOR、インドネシア銀行(BI、中央銀行)が公表〕は10月16日、1ドル=1万8,052ルピアとなり、8月4日(1ドル=1万8,037ルピア)以来の1万8,000ルピア台を付けた(添付資料図参照)。

ルピア安の背景には、指数算出会社の米MSCIが10月15日、インドネシア株式市場の分類を新興国市場からスタンドアローン市場へ引き下げる案について、協議を開始したことがある(2026年11月5日記事参照)。為替アナリストのイブラヒム・アスアイビ氏は、分類が引き下げられた場合、外国資金が流出する可能性があると指摘した。また、米金融大手ゴールドマン・サックスの試算として、最大130億ドルの資金流出が見込まれるとの見方を示した。投資運用会社がインドネシア資産への投資を縮小する可能性があり、その場合、ルピア安圧力が一段と強まる恐れがあるという(10月16日付「コンタン」)。

こうしたルピア安を受け、エコノミストやアナリストの間では政策金利の引き上げを予想する見方が多かった。しかし、BIは10月20~21日の理事会で政策金利を5.75%に据え置いた。デストリ・ダマヤンティBI総裁は、据え置きについて、2026年のインフレ率が目標レンジ(2.5%±1%)内で推移するとの見通しに沿ったものであり、ルピア相場の安定に向けた取り組みとも整合的だと説明した(10月21日付「ビスニス」)。

ルピア相場を巡っては、JISDORベースで2026年4月1日に初めて1ドル=1万7,000ルピア台を付け(2026年4月30日記事参照)、6月4日には1万8,039ルピアと、1万8,000ルピア台に下落した。その後も軟調な推移が続き、10月28日には同ベースで過去最安値となる1ドル=1万8,183ルピアを記録した。

(山田研司)

(インドネシア)

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公開日: 2026-11-06 / 最終確認: 2026-11-06

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編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-11-06

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