ポーランド初の洋上風力発電所から全国電力系統に電力供給開始
基本データ
| 分類 | 経済・産業トレンド |
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発表された内容
2026年07月30日
ポーランド・エネルギー省は7月10日、バルト海で建設中の同国初の洋上風力発電所「バルティック・パワー」から全国電力系統への電力供給が開始されたと発表した(ポーランド語)。同所で設置済みの風車が発電した最初の電力を、ポーランド北部沿岸にあるポモージェ県のホチェボ変電所が受け入れた。バルティック・パワーは、ポーランドのエネルギー大手オルレンとカナダのノースランド・パワーによる共同事業で、設備容量は約1.2ギガワット(GW)。全面稼働後には、150万世帯以上の電力需要に相当する年間約4テラワット時(TWh)を発電し、ポーランド国内の電力需要の約3%をまかなう見込みだ。
送電を受け入れたホチェボ変電所は、洋上風力発電所と国内送電網を接続する拠点として新設された。今後、同変電所にはバルティカ2やBCウインドなどの洋上風力発電プロジェクトの送電網が接続され、最終的には6件、合計設備容量6GW超の洋上風力発電所から電力を受け入れる計画となっている。なお、これはポーランド最大規模のベウハトゥフ火力発電所の出力を上回る規模とされる。
バルティック・パワー以外の主要案件でも建設が進む。ポーランド最大の電力会社PGEとデンマークのオーステッドが開発するバルティカ2は設備容量1.5GWで、2026年5月に洋上での基礎設置工事を開始し、2027年の稼働を予定している。ノルウェーのエクイノールとポーランドのポレネルギアが共同開発するバウティク2、バウティク3は合計1.44GWで、2027年に送電を開始し、2028年に全面稼働する予定だ。
ポーランド政府は6月8日、「国家エネルギー・気候計画(NECP)」(注、2025年6月13日記事参照)を閣議決定した(ポーランド語)。同計画は、再生可能エネルギー、原子力発電(2026年6月15日記事参照)、送配電網、蓄電設備などを一体的に整備する方針を示している。発電量に占める再生可能エネルギーの割合は、2030年に51.6~53.2%、2040年に65.6~68.9%に達するとの見通しを示した。
(注)加盟各国が策定するEUの気候変動目標達成に向けた計画表。ポーランドは2024年6月30日の最終版提出期日から約2年遅れでの提出となる。
(金杉知紀)
(ポーランド、デンマーク、ノルウェー、カナダ)
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/9a5b90a1cf6c7d7d.html
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公開日: 2026-07-30
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