第2四半期のGDP成長率は前年同期比5.29%、5%成長を維持
この発表の要点
- 2026年第2四半期のGDP成長率は前年同期比5.29%となり、前期から0.32ポイント低下したものの5%台を維持した。
- 支出項目別では、家計最終消費支出が5.06%増、政府支出が15.97%増、総固定資本形成が6.87%増となった。
- 主要17業種のうち鉱業・採掘を除く16業種がプラス成長となり、電気・ガスや宿泊・飲食、情報・通信が高い伸びを示した。
企業・自治体への影響
インドネシア市場に進出している企業や同国向けに事業を展開する経営・企画部門において、現地の消費動向や政府支出の傾向を把握するための重要指標となる。
対応すべきこと
- 公式出典で詳細な統計データおよび最新情報を確認する
- インドネシア国内の消費動向や政府政策の影響を自社の事業計画へ反映させる
- 関係部門へ現地のマクロ経済動向を共有する
対象部門: 経営者 総務 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | インドネシア中央統計庁(BPS) |
|---|---|
| 業界 | 経済・産業トレンド |
| 発表日 | 2026-09-02 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年09月02日
添付資料(233 KB)
インドネシア中央統計庁(BPS)は8月5日、2026年第2四半期(4~6月)のGDP成長率が前年同期比5.29%だったと発表した(添付資料図参照)。成長率は前期の5.61%から0.32ポイント低下したものの、5%台を維持した。
支出項目別では、GDPの5割超を占める家計最終消費支出が前年同期比5.06%増加した。6月の学校の長期休暇や、メッカ巡礼終了後に行われる祝祭「イドゥル・アドハ(犠牲祭)」などの大型宗教行事に伴う経済活動などが寄与した。政府支出は、無償給食プログラム(MBG)などにより15.97%増加した。総固定資本形成は、投資の拡大を背景に、前期の5.96%増から6.87%増に加速した。輸出(4.13%増)および輸入(8.82%増)はともに増加した(8月5日付「インドネシア中央銀行プレスリリース」)。
業種別では、主要17業種のうち、鉱業・採掘を除く16業種でプラス成長となった。成長率の高い業種は、電気・ガス(10.81%)、宿泊・飲食(10.6%)、情報・通信(6.97%)の順だった。鉱業・採掘のマイナス成長には、2025年9月に中部パプア州のグラスベルグ鉱山で発生した土砂崩れによる操業への影響や、石炭の生産割当調整などが背景にあった(8月5日付「コンパス」)。
地域別では、全6地域のうち、バリ・ヌサトゥンガラ地域が観光セクターの回復を背景に前年同期比6.10%となり、成長率が最も高かった(8月5日付「経済担当調整府プレスリリース」)。GDPの6割弱を占めるジャワ地域は5.65%、ジャカルタ首都特別州の成長率は5.52%だった。
アイルランガ・ハルタルト経済担当調整相は、上半期の堅調な成長を踏まえ、成長の勢いは2026年末まで維持され、2027年以降のさらなる成長に向けた基盤になるとの楽観的な見方を示した(8月5日付「経済担当調整府プレスリリース」)。一方、経済金融開発研究所(INDEF)の開発ビッグデータ担当ディレクター、エコ・リスティヤント氏は、2026年第2四半期の消費の伸びは政府の財政刺激策に大きく依存していると指摘し、成長の質に対する懸念を示した(8月7日付「CNBCインドネシア」)。
(山田研司、デシー・トリスナワティ)
(インドネシア)
ビジネス短信 1329557b029194d7
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第2四半期のGDP成長率は前年同期比5.29%、5%成長を維持
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/09/1329557b029194d7.html
時系列
- 2026-08-05 インドネシア中央統計庁(BPS)が2026年第2四半期(4~6月)のGDP成長率が前年同期比5.29%だったと発表。
主な数値
| 第2四半期GDP成長率 | 5.29% |
|---|---|
| 前期GDP成長率 | 5.61% |
| 家計最終消費支出の増加率 | 5.06% |
| 政府支出の増加率 | 15.97% |
| 総固定資本形成の増加率 | 6.87% |
| 輸出の増加率 | 4.13% |
| 輸入の増加率 | 8.82% |
| 電気・ガスの成長率 | 10.81% |
| 宿泊・飲食の成長率 | 10.6% |
| 情報・通信の成長率 | 6.97% |
| バリ・ヌサトゥンガラ地域の成長率 | 6.10% |
| ジャワ地域の成長率 | 5.65% |
| ジャカルタ首都特別州の成長率 | 5.52% |
この事例から確認すべきポイント
本発表はインドネシアの2026年第2四半期におけるマクロ経済動向を示している。前期からわずかに成長率が低下したものの5%台を維持しており、宗教行事や無償給食プログラム等の政府支出、投資拡大が成長を牽引した。一方で、消費の伸びが財政刺激策に依存しているとの指摘もあり、実務においては同国市場への進出や事業展開を行う際、政府政策の動向や内需の自律的な回復力を注視する必要がある。現時点で取得できた本文からは詳細を確認できないため、最新の動向は公式発表を参照されたい。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-09-02
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