「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」 の公募結果
この発表の要点
- 総務省は「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」において、26者の提案から13者の事業採択を決定した。
- 採択された技術は、音響透かし、C2PA、AI活用、Web3.0技術など多岐にわたり、偽・誤情報の流通・拡散に対応する社会実装を目指す。
- 本事業の公募は、PwCコンサルティング合同会社が請負事業者として令和8年4月22日から同年5月22日まで実施された。
企業・自治体への影響
情報通信、ITサービス、コンテンツ制作、メディア、金融、観光など、偽・誤情報の影響を受けやすい、または対策技術に関心のある企業・自治体にとって、今後の技術動向や政府の支援方向性を把握する上で重要な情報です。特に、採択された技術分野に類似するサービスを提供する企業は、競合動向や連携の可能性を検討する必要があるでしょう。
対応すべきこと
- 公式出典(総務省ウェブサイト)にて、採択された各事業の詳細や今後の進捗を確認する。
- 自社の事業や技術が偽・誤情報対策に貢献できるか、または影響を受けるかを評価し、関連部門(研究開発、事業開発、広報など)へ共有する。
- 同様の公募や政府による支援制度が今後実施される可能性に備え、情報収集体制を強化する。
対象部門: 経営者 広報 情シス 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 総務省 |
|---|---|
| 業界 | 情報通信, ITサービス |
| 発表日 | 2026-06-30 |
| 分類 | 行政処分・コンプライアンス |
| 地域 | 東京都 |
発表された内容
令和8年6月30日
「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」の公募結果
総務省は、「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」に関して、外部有識者の評価を踏まえて13者の事業の採択を決定しました。
1 概要
総務省は、インターネット上の偽・誤情報等の流通・拡散に対応するため、「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」を通じ、対策技術の社会実装を推進することとしています。
本件は、事業者等を対象とし、請負事業者(PwCコンサルティング合同会社)を通じて令和8年4月22日(水)から同年5月22日(金)まで公募を実施したものです。
2 決定内容
公募の結果、26者による提案があったところ、外部有識者で構成する評価委員会による評価結果を踏まえて、以下のとおり、13者の事業の採択を決定しました。
【採択団体】
No.
団体名
件名
1
エヴィクサー株式会社
音響透かし・音響フィンガープリントを用いた
C2PA対応音声コンテンツの真正性保証技術の開発・実証
2
NTTドコモビジネス
株式会社
C2PAと電子透かしを統合した
情報の真正性保証を可視化する基盤の開発・実証
3
Originator Profile
技術研究組合
コンテンツ発信者の識別・改ざん検知を可能にする
「Originator Profile」の社会実装に向けた開発・実証
4
株式会社
Classroom Adventure
偽・誤情報に対応する実践的ゲーム型
プレバンキング技術の高度化に向けた開発・実証
5
一般社団法人
コード・フォー・ジャパン
SNS上の偽情報・真偽不明情報を市民参加型で
可視化・分析する技術の社会実装に向けた開発・実証
6
株式会社
コンステラセキュリティジャパン
偽・誤情報対策のための
情報統合・自動分析・対応支援技術の開発・実証
7
SEARCHLIGHT株式会社
長尺動画・短尺動画群を対象とした
ナラティブ分析と情報ワクチン生成技術の開発・実証
8
株式会社JTB
観光分野における偽・誤情報対策の社会実装
に向けた検知・可視化・拡散抑止技術の開発・実証
9
株式会社
Japan Nexus Intelligence
偽・誤情報の可視化・分析から
訂正情報の発信までを支援するシステムの開発・実証
10
株式会社ソーシャルパス
金融機関の偽・誤情報対策に向けたWeb3.0技術を活用した
情報の真正性認証及び検証技術の開発・実証
11
株式会社データグリッド
SNSユーザー支援を中核とした
偽・誤情報対策・検証基盤の開発・実証
12
NABLAS株式会社
AI合成音声等による
音声なりすましの統合検出技術の開発・実証
13
日本電気株式会社
AIを活用したテキスト・動画・画像・音声の複合コンテンツに対
する真偽判別支援技術のさらなる高度化に向けた開発・実証
3 関連資料
インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業(令和8年度)
連絡先
【主管室】
情報流通行政局情報流通振興課
電話:03-5253-5481
E-mail:tech_icbd_atmark_ml.soumu.go.jp
【公募に関する問合せ先(事務局)】
PwCコンサルティング合同会社
電話:090-6028-5088(担当:橘)
E-mail:jp_cons_r8kobo_nisegojyoho_atmark_pwc.com
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出典: 総務省
URL: https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000479.html
時系列
- 2026-04-22 「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」の公募開始
- 2026-05-22 「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」の公募終了
- 2026-06-30 「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」の公募結果発表、13者の採択を決定
主な数値
| 採択決定数 | 13者 |
|---|---|
| 提案数 | 26者 |
| 公募期間 | 2026-04-22から2026-05-22期間 |
この事例から確認すべきポイント
総務省がインターネット上の偽・誤情報対策を国家的な課題と捉え、技術開発と社会実装を強力に推進する姿勢が明確に示された事例です。採択された13者の事業は、音響透かし、C2PA、Originator Profile、AI活用、Web3.0技術など、多岐にわたる先進技術を網羅しており、偽・誤情報の検知、可視化、拡散抑止、真正性保証といった多角的なアプローチが期待されます。PwCコンサルティング合同会社が公募事務局を担ったことも、専門性と公平性を確保する上での一助となったと推察されます。この結果は、情報通信、ITサービス、コンテンツ制作、メディア、金融、観光といった幅広い業界に対し、偽・誤情報対策技術の重要性と、政府の支援動向を強く意識させるものとなるでしょう。企業は、自社の技術が社会課題解決にどう貢献できるか、また、政府の重点分野に合致するかを常に注視し、今後の事業展開や研究開発戦略に反映させる必要があります。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-30
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