スシロー、青島市1号店開業、山東省で出店拡大
この発表の要点
- 北京寿司郎餐飲が2026年8月14日に青島市1号店を「青島万象城」に開業した。
- デジタル注文システム「デジロー」を導入し、約800平方メートルの店舗に63卓291席などを設置している。
- 2026年7月末時点で中国大陸121店舗を運営し、2026年9月末までに海外事業全体で320店舗超などの目標を掲げている。
企業・自治体への影響
飲食業および海外事業を展開する企業や関連部門において、中国市場におけるデジタル活用店舗の動向や出店拡大戦略の参考情報となる。
対応すべきこと
- 公式出典および発表内容を確認し、海外事業戦略や競合動向に関する情報を共有する。
対象部門: 経営者 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 北京寿司郎餐飲 |
|---|---|
| 業界 | 飲食・外食 |
| 発表日 | 2026-08-18 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月18日
中国で回転ずしチェーン「スシロー」を展開する北京寿司郎餐飲は8月14日、青島市の大型商業施設「青島万象城」に青島市1号店を開業した。2025年2月13日に済南市の「済南万象城」に出店した山東省1号店に続く、同省2店舗目となる。開店式典には、在青島総領事館の斎藤憲二総領事、ジェトロ青島事務所の皆川幸夫所長、みずほ銀行(中国)青島支店の朱海支店長、青島市招商促進センターの呂光輝主任などの関係者が参加したほか、平日にもかかわらず5時間の入店待ちをする350組の行列が発生するなど高い人気を集めた。
スシローの中国大陸進出は2021年に広東省広州市で始まった。その後、深セン市や成都市などへ店舗網を拡大し、2024年には天津市および北京市へ進出した。北京市1号店となる「西単大悦城店」の開業時には、オープンから2時間で予約が600組を超えたことが日本国内でも報道されて大きな反響を呼んだ。
中国市場では、日本と同水準の品質や豊富なメニューに加え、デジタル技術を活用した店舗運営が特徴となっている。青島市1号店は、大型モニター上に回転レーンを再現したデジタル注文システム「デジロー」を導入したほか、約800平方メートルの床面積に63卓291席と3つの個室・テラス席も設置した。すし、サイドメニュー、飲料、デザートを合わせて約200種類以上の商品を取り扱う。
スシローの親会社であるFOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)は海外事業を成長戦略の柱の1つに位置付けている。同社の海外店舗数は2020年9月期末の38店舗から2026年6月期末には310店舗へ拡大した。現在は韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、中国大陸、インドネシアなどの国・地域で「スシロー」を展開している。中国事業では直営方式を採用し、日本の店舗と同様の品質管理や衛生管理、人材育成を重視している。
中国大陸での出店ペースも加速している。2024年12月には華東地域初店舗となる蘇州中心店を開業し、その後も杭州市、寧波市、無錫市などへ出店エリアを広げている。F&LCのウェブサイトによると、2026年7月末時点でF&LCは中国大陸で121店舗を運営している。また、2026年9月末までに海外事業全体で320店舗超、中華圏全体で210~222店舗体制とする目標を掲げている。
人口約1億人を擁する山東省は、中国北部有数の消費市場として知られる。済南市に続く沿海主要都市の青島市への出店により、スシローの山東省および華北地域での事業基盤は一段と強化される見通しだ。9月5日には青島市の嶗山万象匯に山東省3号店をオープンする。若年層や中高所得層の集客力が高い商業施設であり、日本食への関心も比較的高い。今後の山東省内での店舗展開が注目される。
青島万象城店開店式典の様子(ジェトロ撮影)
入店待ちをする顧客の様子(ジェトロ撮影)
デジタル注文システム「デジロー」を設置した店舗内の様子(ジェトロ撮影)
(皆川幸夫)
(中国、日本)
ビジネス短信 9bcefe712c507d3c
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スシロー、青島市1号店開業、山東省で出店拡大
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/9bcefe712c507d3c.html
時系列
- 2025-02-13 済南市の「済南万象城」に山東省1号店を出店
- 2026-08-14 青島市の大型商業施設「青島万象城」に青島市1号店を開業
- 2026-09-05 青島市の嶗山万象匯に山東省3号店をオープン予定
主な数値
| 入店待ちの行列 | 350組 |
|---|---|
| 床面積 | 800平方メートル |
| 卓数 | 63卓 |
| 席数 | 291席 |
| 個室数 | 3つ |
| 取扱商品数 | 200種類以上 |
| 海外店舗数(2020年9月期末) | 38店舗 |
| 海外店舗数(2026年6月期末) | 310店舗 |
| 中国大陸店舗数(2026年7月末時点) | 121店舗 |
| 海外事業全体目標店舗数(2026年9月末まで) | 320店舗超 |
| 中華圏全体目標店舗数(2026年9月末まで) | 210〜222店舗体制 |
| 山東省の人口 | 1億人 |
この事例から確認すべきポイント
本事例は、日本国外における外食チェーンの事業展開、特にデジタル技術(デジロー等)を活用した店舗運営や直営方式による品質管理の徹底が、現地の消費市場で高い集客力を発揮している実態を示している。親会社であるFOOD & LIFE COMPANIESの海外戦略として、出店ペースの加速とエリア拡大が順調に進展していることが確認できる。広報・経営戦略の実務においては、海外市場におけるブランド認知の向上やデジタル化対応が現地での受容性に与える影響を分析する上で参考となる事例である。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-18
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