統計・調査データ 審議中

令和8年度第2回医薬品等安全対策部会安全対策調査会 議事録

令和8年4月24日に開催された厚生労働省の医薬品等安全対策部会安全対策調査会の議事録。本会議では、一般用医薬品「イラクナ(イトプリド)」の製造販売後調査終了に伴うリスク区分(第1類医薬品から第2類医薬品等への移行)の検討が主要議題として審議された。また、デュロキセチン塩酸塩製剤およびジルチアゼム塩酸塩製剤におけるニトロソアミン類の検出への対応についても議題とされた。会議の公開はYouTubeライブ配信で行われ、議事録は後日厚生労働省ホームページに掲載されることが案内された。委員の審議参加に関する寄附金等の受取状況も報告された。

この発表の要点

企業・自治体への影響

医薬品製造販売業者、特にスイッチOTC薬を扱う企業は、製造販売後調査の結果がリスク区分に与える影響を注視する必要がある。ニトロソアミン類検出問題は、医薬品の品質管理部門にとって継続的な課題であり、製造プロセスの見直しや試験体制の強化が求められる。薬局やドラッグストアなどの販売業者も、リスク区分の変更に応じて情報提供や陳列方法を見直す必要がある。

対応すべきこと

対応優先度:  医薬品の安全性と品質管理に関する重要な審議であり、将来的な規制変更や市場への影響が想定されるため。

対象部門: 経営者 総務 法務 広報 経理

対応期限:定期確認

基本データ

企業・団体 厚生労働省
業界 医薬品製造・販売
発表日 2026-04-24
分類 統計・調査データ
地域 東京都

発表された内容

令和8年度第2回医薬品等安全対策部会安全対策調査会 議事録

令和8年度第2回医薬品等安全対策部会安全対策調査会 議事録

日時

令和8年4月24日(金) 16:00~18:00

場所

厚生労働省 仮設第1会議室
(オンライン会議場)

議事

○医薬安全対策課長 それでは、定刻になりましたので、令和8年度第2回「薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」を開会いたします。
本日御出席の委員の先生方におかれましては、お忙しい中御出席いただきまして、ありがとうございます。
本日の会議の公開については、ユーチューブによるライブ配信で行うこととしておりますので、御理解、御協力のほどお願いいたします。
議事録については、後日、厚生労働省ホームページに掲載いたします。
また、今回もWeb開催としており、対面での進行と一部異なる部分があります。前回と同様ではありますが、議事に先立ち、審議の進行方法等について事務局より説明させていただきます。
○事務局 事務局より御説明申し上げます。
まず、ハウリング防止のため、御発言時以外はマイクをミュートにしていただきますようお願いいたします。
御意見、御質問をいただくときは、ミュートを解除し、初めにお名前をお知らせください。
発言のタイミングが重なった場合には、調査会長から順に発言者を御指名いただきます。
そのほか、システムの動作不良などがございましたら、会議の途中でも結構ですので、事前にお伝えしている事務局の電話番号まで御連絡をお願いいたします。また、もし事務局側のインターネット接続が切れるなどのトラブルが発生した場合は、事務局から一斉にメールで御連絡いたしますので、御確認いただけますと幸いです。
次に、事務局に人事異動がございましたので紹介させていただきます。
PMDA医薬品安全対策第一部部長、柳沼宏。
事務局からは以上です。
本日は、調査会長の岡委員が御欠席ですので、ここからの議事進行につきましては、調査会長代理の石井先生にお願いいたします。
○石井会長代理 調査会長代理の石井です。
今回もWeb開催ということで事務局から説明がありましたが、これまでの御説明に御質問、御意見はございますか。
ないようですので、それでは議事に入る前に委員の出欠状況について、事務局から説明をお願いいたします。
○事務局 本日の委員の出欠状況について御報告します。
岡委員より御欠席との連絡がありました。
現時点で6名中5名の委員に御出席いただいておりますので、薬事審議会の規定により、定足数に達しているため、本日の会議は成立することを御報告申し上げます。
続きまして、本日、参考人として参加いただく先生を紹介いたします。
議題1「一般用医薬品のリスク区分について」の関係で、東海大学より、医学部消化器内科主任教授、岩崎栄典先生。
議題2「デュロキセチン塩酸塩製剤におけるニトロソアミン類の検出への対応について」、議題3「ジルチアゼム塩酸塩製剤におけるニトロソアミン類の検出への対応について」の関係で、国立医薬品食品衛生研究所より、安全性生物試験研究センター安全性予測評価部部長、増村健一先生。
国立医薬品食品衛生研究所より、安全性生物試験研究センターゲノム安全科学部第2室室長、堀端克良先生に御出席いただいております。
以上です。
○石井会長代理 続きまして、審議参加に関する遵守事項について御説明をお願いします。
○事務局 本日御出席の委員及び参考人の先生方につきまして、議題1、2、3の対象品目、競合品目の製造販売業者からの過去3年度における寄附金・契約金などの受取状況を報告いたします。
対象品目・対象企業及び競合品目・競合企業について、事前にリストを各委員・参考人にお送りして確認をいただいたところ、石井委員より、第一三共株式会社、沢井製薬株式会社より50万円以下のお受け取り。石黒委員より、エーザイ株式会社、興和株式会社より50万円以下のお受け取り。柿崎委員より、エーザイ株式会社、大正製薬株式会社、武田薬品工業株式会社より50万円以下のお受け取り。舟越委員より、沢井製薬株式会社、大正製薬株式会社、武田薬品工業株式会社より50万円以下のお受け取り、第一三共株式会社より50万円を超えて500万円以下のお受け取り。
舟越委員におかれましては、議題2の審議中、御意見を述べることはできますが、議決に加わることはできません。
そのほかの委員におかれましては、意見陳述、議決のいずれにも加わっていただくことができます。また、参考人につきましても意見陳述が可能なことを確認しております。
なお、これらの申告については、追ってホームページで公表させていただきます。
続きまして、所属委員の薬事審議会規程第11条への適合状況の確認結果について報告させていただきます。
薬事審議会規程第11条においては、『委員、臨時委員又は専門委員は、在任中、薬事に関する企業の役員、職員又は当該企業から定期的に報酬を得る顧問等に就任した場合には、辞任しなければならない。』と規定されております。
今回、全ての委員の皆様より、薬事審議会規程第11条に適合している旨を御申告いただいておりますことを御報告させていただきます。
報告は以上です。
○石井会長代理 ただいまの事務局からの説明に対し、御意見、御質問はございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、事務局から本日の資料の確認をお願いいたします。
○事務局 資料はあらかじめお送りさせていただいており、議題1に関して資料1-1、資料1-2、議題2に関して資料2-1から資料2-2-4、参考資料2-1、議題3に関して資料3-1、資料3-2がございます。
このほか、議事次第・資料一覧、委員・参考人名簿及び競合品目・競合企業リストがございます。
お手元に資料の御用意のない委員がいらっしゃいましたら、お知らせください。
なお、資料は厚生労働省ホームページにも掲載しておりますので、オンラインで傍聴されている方は、そちらを御覧ください。
以上です。
○石井会長代理 よろしいでしょうか。お手元にございますでしょうか。
それでは、議題1「一般用医薬品のリスク区分について」の審議を行いたいと思います。事務局から説明をお願いいたします。
○事務局 それでは、資料1-1「製造販売後調査の終了に伴うリスク区分の検討について」を御覧ください。表に記載されている品目は、現在、第1類医薬品に指定されており、このたび、製造販売後調査の終了に伴い、一般用医薬品としてのリスク区分の検討をお願いするものです。なお、本剤は、医療用医薬品ガナトン錠のスイッチOTCとして承認されたものです。
まず、一般用医薬品のリスク区分の評価の流れについて御説明いたします。資料1-1、12ページの「スイッチOTC薬に係る要指導医薬品から一般用医薬品への移行の流れ」を御覧ください。
本剤、イラクナは2021年12月27日に製造販売承認され、昨年8月29日に安全対策調査会にてリスク評価が行われ、現在、第1類医薬品として販売されております。本日は図マル2リスク区分に関して御審議いただくものです。
続いて、一般用医薬品のリスク区分を説明させていただきます。資料1-1、11ページ「一般用医薬品のリスク区分」を御覧ください。第1類医薬品は、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害を生ずるおそれがある医薬品であって、その使用に関し特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するもの、又は、新一般用医薬品として承認を受けてから厚生労働省令で定める期間を経過しないものとされており、薬剤師により販売され、患者に対する文書による情報提供の義務がございます。
第2類医薬品につきましては、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害を生ずるおそれがある医薬品(第1類医薬品を除く。)であって、厚生労働大臣が指定するものとされております。薬剤師又は登録販売者により販売され、情報提供については努力義務とされております。また、第2類医薬品のうち、特別な注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するものについては、指定第2類医薬品とされており、販売や情報提供については第2類医薬品と同一の要件ですが、薬局開設者等は、情報提供するための設備から7メートル以内の範囲に陳列し、指定第2類医薬品を購入する場合は、禁忌を確認すること及び専門家に相談することを勧める旨を、購入者が確実に認識できるようにするなどの措置を取ることとされております。
第3類医薬品は、第1類医薬品、第2類医薬品に分類されないもので、薬剤師又は登録販売者により販売され、情報提供の義務がないものとなっております。
続いて、今回御審議いただくイトプリドについて御説明いたします。資料1-2を御覧ください。販売名は「イラクナ」です。効能効果は、胃もたれ、胃部・腹部膨満感、食欲不振、胸やけ、吐き気、嘔吐です。用法用量は、成人(15歳以上)1回1錠、1日3回食前に服用するものです。
同じページ中ほどの製造販売後調査概要を御覧ください。特別調査では、調査症例数3,056症例で、副作用が63例111件ございました。このうち、重篤と判断された症例はなく、未知の副作用としておくび、口渇等が報告されました。
一般調査では、7例8件の副作用がございました。このうち、重篤と判断された症例はなく、未知の副作用としての口の感覚鈍麻、腹部不快感等が報告されました。また、医薬品医療機器法に基づく副作用の個別症例報告ですが、データロック後から本年3月19日までに報告された個別症例報告はござ

出典: 厚生労働省 新着情報
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73638.html

時系列

主な数値

委員出席状況 5名
イラクナ特別調査症例数 3056症例
イラクナ特別調査副作用件数 111件
イラクナ一般調査副作用件数 8件
石井委員の寄附金・契約金受取状況(第一三共、沢井製薬) 50万円以下円
石黒委員の寄附金・契約金受取状況(エーザイ、興和) 50万円以下円
柿崎委員の寄附金・契約金受取状況(エーザイ、大正製薬、武田薬品工業) 50万円以下円
舟越委員の寄附金・契約金受取状況(沢井製薬、大正製薬、武田薬品工業) 50万円以下円
舟越委員の寄附金・契約金受取状況(第一三共) 50万円を超えて500万円以下円

この事例から確認すべきポイント

厚生労働省の医薬品等安全対策部会安全対策調査会は、医薬品の安全性確保と適切な使用を推進するための重要な審議機関である。本議事録からは、特にスイッチOTC薬のリスク区分見直しプロセスが具体的に示されており、製造販売後調査の結果がその判断に大きく影響することが確認できる。イラクナ(イトプリド)の事例では、副作用報告の件数や重篤性の有無が詳細に検討されており、消費者の安全を確保しつつ、医薬品へのアクセスを適切に管理する行政の姿勢がうかがえる。また、デュロキセチン塩酸塩製剤およびジルチアゼム塩酸塩製剤におけるニトロソアミン類検出への対応は、医薬品の品質管理における継続的な課題であり、製造業者には厳格な品質管理体制の維持が求められることを示唆している。委員の寄附金等受取状況の開示は、審議の透明性と公平性を確保するための重要な措置であり、企業と行政機関との関係における倫理的な側面を常に意識する必要がある。Web開催の継続は、効率的な会議運営と情報公開の手段として定着していることを示している。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-06-03

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