第2四半期のGDP成長率は前年同期比7.14%、全セクターがプラス成長
この発表の要点
- 2026年第2四半期の実質GDP成長率は前年同期比7.14%となり、21四半期連続のプラス成長を記録。
- 石油部門が前年同期比9.10%(1日当たり平均116万7,000バレル)、非石油部門が同5.79%で全セクターがプラス成長。
- 完全な国民経済計算体系の未公表や電力システムの脆弱性といった構造的制約・懸念も指摘されている。
企業・自治体への影響
ベネズエラ市場や関連サプライチェーンに関与する経営・総務・経理部門において、現地のマクロ経済動向やセクター別成長率、食品消費の動向を把握するための参考データとなる。
対応すべきこと
- 公式出典および関連する現地経済データの詳細を確認する
- ベネズエラ市場に関与する事業部門へ最新の経済動向を共有する
- 電力システムの脆弱性や統計データの制約を踏まえたリスク評価を行う
対象部門: 経営者 総務 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | ベネズエラ中央銀行 |
|---|---|
| 業界 | 経済・産業トレンド |
| 発表日 | 2026-09-07 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年09月07日
ベネズエラ中央銀行は8月18日、2026年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率が前年同期比7.14%となったと発表した。第1四半期(1~3月)の2.51%から伸び率が加速し、2021年第2四半期から21四半期連続のプラス成長を記録した。
石油部門は、開放化の進展、貿易の柔軟化、戦略的協定、および同部門への投資を背景に、1日当たり平均116万7,000バレルの生産量を支えとして、前年同期比9.10%の成長を記録した。非石油部門は5.79%で、全てのセクターがプラス成長を記録した。これは、金融・保険業(26.26%)の活況や、建設業(16.11%)、通信業(7.70%)などにおける回復に牽引されたものであり、また国内生産の促進に向けた外貨流入の増加によるものである。各セクターは引き続き、国内市場の変動に適応しつつあるとみられる。
デルシー・ロドリゲス大統領代行は、この成長が食品消費にも反映されており、2026年1~7月は前年同期比9.6%増加したことを強調した。これを受け、国内の供給を確保すると同時に、同国の輸出能力を拡大するため、農業関連産業の生産拡大も進めていると述べた。
公式統計は好調な数字を示しているものの、経済学者のロナルド・バルザ氏は、ベネズエラ中央銀行が、経済構造を分析するために必要な完全な国民経済計算体系を公表していないため、実際の経済構造を評価することが困難になっていると指摘している。
一方、国連開発計画(UNDP)は、2026年の実質GDP成長率を6.5%と見込んでいる(石油部門は11.0%、非石油部門は5.6%)。また、石油の年間平均生産量は1日当たり約120万バレルと見込まれている。今後数年間における経済成長を制約し得る主要な構造的制約としては、国内の電力システムの持続的な脆弱(ぜいじゃく)性が挙げられる。
(マガリ・ヨネクラ)
(ベネズエラ)
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第2四半期のGDP成長率は前年同期比7.14%、全セクターがプラス成長
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/09/8f2eeca59c34890a.html
時系列
- 2026-08-18 ベネズエラ中央銀行が2026年第2四半期の実質GDP成長率を発表
主な数値
| 2026年第2四半期実質GDP成長率 | 7.14% |
|---|---|
| 2026年第1四半期実質GDP成長率 | 2.51% |
| プラス成長継続期間 | 21四半期 |
| 石油部門生産量 | 116万7000バレル/日 |
| 石油部門成長率 | 9.10% |
| 非石油部門成長率 | 5.79% |
| 金融・保険業成長率 | 26.26% |
| 建設業成長率 | 16.11% |
| 通信業成長率 | 7.70% |
| 食品消費増加率(2026年1~7月) | 9.6% |
| UNDP予測2026年実質GDP成長率 | 6.5% |
| UNDP予測石油部門成長率 | 11.0% |
| UNDP予測非石油部門成長率 | 5.6% |
| UNDP予測石油年間平均生産量 | 120万バレル/日 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、ベネズエラ経済が複数セクターにおいてプラス成長を維持している実態を示す一方、公式統計の完全性に対する専門家の懸念や、電力システムの脆弱性といった中長期的な成長制約要因も併せて報告されている。海外市場や関連サプライチェーンに関与する企業の実務においては、発表された数値上の好調さだけでなく、構造的リスクや不確実性を考慮に入れたマクロ経済環境の多角的な分析と情報収集が求められる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-09-07
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