経済・産業トレンド

ドイツ国内乗用車新規登録台数、BEVとPHEVが引き続き好調

ジェトロは、ドイツ連邦自動車局(KBA)が発表した2026年上半期(1~6月)の国内乗用車新規登録台数に関する情報を公開しました。総登録台数は前年同期比5.8%増の148万4,393台で、バッテリー式電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)が大幅に増加し、市場シェアを拡大しました。一方、ガソリン車とディーゼル車は減少傾向を示しています。この成長は、EVモデルの市場投入増加や新たなEV購入助成金制度が要因と分析されています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

自動車メーカー、部品サプライヤー、および関連するエネルギー産業は、ドイツ市場における電動車へのシフトを事業戦略に反映させる必要があります。特に、EV関連技術開発や生産体制、販売戦略の見直しが求められます。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 広報 経理

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 ジェトロ
業界 自動車
発表日 2026-07-14
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年07月14日

ドイツ連邦自動車局(KBA)は7月3日、2026年上半期(1~6月)の国内乗用車新規登録台数が前年同期比で5.8%増の148万4,393台だったと発表した(プレスリリース、ドイツ語)。

燃料別にみると、バッテリー式電気自動車(BEV)とハイブリッド車〔プラグインハイブリッド車(PHEV)を含む〕が特に好調だった。BEVの新規登録数は36万8,006台(前年同期比48.0%増)で、シェアは24.8%だった。ハイブリッド車は59万1,426台(9.8%増)でシェア39.8%、そのうちPHEVが16万3,793台(17.9%増)でシェア11.0%だった。

一方、ガソリン車とディーゼル車は減少した。ガソリン車は前年同期比18.2%減の32万5,080台となり、シェアは21.9%だった。ディーゼル車は8.6%減の19万3,157台でシェア13.0%となった。

ドイツ自動車工業会(VDA)は、電気自動車(EV)の継続的な伸びの背景には複数の要因があると分析。メーカーがより多くのEVモデルを市場に投入したこと、5月から新たなEV購入助成金制度(2026年1月21日記事参照)が申請可能となったことを要因として挙げた。

新規登録台数を主要ブランド別にみると、フォルクスワーゲン(VW)が27万3,747台(前年同期比4.3減)と最大で、シェアは18.4%になった。これに、シュコダ12万8,218台(17.6%増、シェア8.6%)、BMW12万6,766台(6.5%増、シェア8.5%)、メルセデス・ベンツ12万5,960台(0.8%減、シェア8.5%)、アウディ10万6,422台(8.9%増、シェア7.2%)などと続いた。

日本メーカーでは、トヨタ自動車(レクサスを除く)の3万2,206台(前年同期比18.5%減、シェア2.2%)を筆頭に、マツダ2万4,435台(20.4%増、シェア1.6%)、日産自動車1万6,742台(2.8%減、シェア1.1%)、スズキ1万1,436台(2.7%減、シェア0.8%)、三菱自動車6,912台(45.2%減、シェア0.5%)が続いた。

(アンナ・グリンフェルダ)

(ドイツ)

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ドイツ国内乗用車新規登録台数、BEVとPHEVが引き続き好調

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/dba10f87df37f11d.html

時系列

主な数値

2026年上半期国内乗用車新規登録台数 1484393台
BEV新規登録数 368006台
PHEV新規登録数 163793台
ガソリン車新規登録数 325080台
ディーゼル車新規登録数 193157台

この事例から確認すべきポイント

ドイツの自動車市場における電動化の進展は、自動車メーカーや関連サプライヤーにとって重要な戦略的示唆を与えます。BEVとPHEVの顕著な成長は、消費者の環境意識の高まりと政府の助成金制度が相まって、市場構造が急速に変化していることを示唆しています。一方で、ガソリン車とディーゼル車の減少は、内燃機関車の需要が縮小している現実を浮き彫りにしています。この動向は、製品開発、生産体制、販売戦略、そしてサプライチェーン全体の見直しを促すものであり、特にドイツ市場に進出している、または進出を検討している企業は、これらの変化に迅速かつ柔軟に対応する能力が求められます。また、EV購入助成金制度のような政策動向は、市場の成長を左右する重要な要素であり、継続的なモニタリングが不可欠です。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-07-14

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