経済・産業トレンド

野菜の生育状況及び価格見通し(令和8年11月)について

農林水産省は2026年10月30日、令和8年11月の東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び卸売価格の見通しを公表した。主産地・卸売会社等からの聞き取り結果に基づき、過去5か年平均を基準として作成されている。だいこん、キャベツ、はくさい等は平年を上回って推移する見込みである一方、たまねぎ、さといもは平年を下回って推移する見込みとされる。9月の長雨や台風の影響による生育遅れなどが、複数の品目で指摘されている。

最終確認日: 2026-10-30

この発表の要点

企業・自治体への影響

青果物の仕入・販売を行う食品小売・外食・食品卸売の調達部門や販売計画部門に関係します。だいこん、キャベツ、はくさい等は平年を上回る価格が見込まれ、たまねぎ、さといもは平年を下回る見込みとされているため、品目ごとの仕入コストや販売価格の見直しに影響する可能性があります。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 経理 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 農林水産省
業界 食品・飲料
発表日 2026-10-30
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

令和8年11月)について

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令和8年10月30日
農林水産省

〇 令和8年11月は、だいこん、キャベツ等の価格は平年を上回って推移することが見込まれる一方で、たまねぎ、さといもの価格は平年を下回って推移する見込み。

東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格の見通しについて、主産地等からの聞き取りを行った結果を公表します。

1.背景
近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定に寄与することを目的として、平成23年より、野菜の生育状況や価格の見通しについて、主産地、卸売会社等からの聞き取りを行っております。今回、聞き取り結果に基づく、令和8年11月の野菜の生育状況及び卸売価格の見通しを次のとおり公表します。なお、2025年基準消費者物価指数によると、令和8年9月の総合の指数は102.2、食料の指数も103.6と上昇傾向にありますが、本プレスリリースについては、主産地、卸売会社等からの聞き取りをもとに過去5か年平均を基準として作成しておりますこと、ご留意ください。
「野菜を食べようプロジェクト」
農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べようプロジェクト」を実施しています。野菜はビタミンやミネラル、食物繊維等が豊富に含まれており、毎日を健康で元気に過ごすために欠かせない食材です。皆さんもご自宅等で野菜をたっぷり使った料理をお楽しみください。詳細は次のリンクをご覧ください。「野菜を食べようプロジェクト」

たまねぎたっぷり 鶏のすき焼き(外部リンク)出典:(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集
サトイモのサラダ

また、「令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピ」、「cookpad 農林水産省のキッチン」、「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」でも野菜を使ったレシピを紹介していますので、是非ご覧ください。令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査と野菜・果物のレシピcookpad 農林水産省のキッチン(外部リンク)(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集(外部リンク)
2.主要な野菜の生育、出荷及び価格の見通し

品目
主産地()書きは令和7年11月の入荷シェア
今後の生育及び入荷見通し
11月の価格見通し(平年(直近5か年平均)比)

だいこん
千葉(58%)神奈川(23%)青森(8%)
北海道産・青森県産の出荷が減少し、千葉県産・神奈川県産中心の出荷に切り替わる。千葉県産・神奈川県産は9月の長雨や台風の影響で播種ができなかった圃場がみられるほか、生育遅れや生理障害が発生しており、11月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
平年を上回って推移

にんじん
千葉(46%)北海道(29%)青森(12%)
北海道産中心の出荷から、千葉県産中心の出荷へと切り替わる。北海道産・青森県産は11月中旬に出荷が終了する見込み。千葉県産は8月の豪雨や9月の台風による再播種、また9月の長雨や日照不足の影響により生育遅れや肥大の鈍化がみられており、出荷数量は平年を下回る見込み。全体として、11月前半の出荷数量・価格は平年並みで推移し、11月後半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
平年並みで推移平年を上回って推移

はくさい
茨城(77%)長野(16%)
長野県産の出荷が減少し、茨城県産中心の出荷へと切り替わる。長野県産は11月中旬に出荷が終了する見込み。茨城県産は9月の長雨や日照不足の影響で生育遅れや肥大の鈍化がみられる。11月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
平年を上回って推移

キャベツ
千葉(43%)愛知(20%)茨城(18%)群馬(10%)
群馬県産の出荷が減少し、千葉県産・茨城県産・愛知県産中心の出荷へと切り替わる。群馬県産は11月上旬に出荷が終了する見込み。千葉県産・茨城県産・愛知県産は9月の長雨や日照不足の影響で定植作業の遅れや生育遅れが発生しているほか、小玉傾向がみられている。全体として、11月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
平年を上回って推移

ほうれんそう
群馬(57%)茨城(27%)
主産地の生育は概ね順調であり、11月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

ねぎ
秋田(20%)青森(14%)茨城(10%)北海道(10%)
北海道産・秋田県産・青森県産の出荷が減少し、茨城県産の出荷が増加する。北海道産・東北産の生育は順調。茨城県産は9月の長雨や日照不足の影響で生育不良がみられる。全体として、11月前半の出荷数量・価格は平年並みで推移し、11月後半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
平年並みで推移やや平年を上回って推移

ブロッコリー
埼玉(24%)香川(13%)熊本(12%)長崎(11%)
埼玉県産・香川県産・熊本県産・長崎県産が中心の出荷。主産地では長雨の影響等で生育が遅れており、11月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。
平年を上回って推移

レタス
茨城(77%)
長野県産の出荷が減少し、茨城県産中心の出荷に切り替わる。主産地では9月の長雨と日照不足の影響で小玉傾向がみられるが、10月は概ね好天であったため、11月中旬頃から長雨以降に定植を行ったものが出荷を迎える。全体として、11月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移し、11月後半の出荷数量はやや平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移する見込み。
平年を上回って推移やや平年を上回って推移

きゅうり
宮崎(28%)埼玉(22%)群馬(20%)千葉(8%)
関東産中心の出荷から宮崎県産中心の出荷に切り替わる。関東産は9月の長雨の影響により樹勢の低下がみられ、出荷数量の減少につながっている。宮崎県産の生育は概ね順調である。全体として、11月前半の出荷数量は平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移し、11月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
やや平年を上回って推移平年並みで推移

なす
高知(59%)福岡(16%)熊本(8%)
主産地の生育は概ね順調であり、11月の出荷数量、価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

トマト
熊本(21%)千葉(15%)愛知(14%)栃木(13%)
関東産・東海産は9月の長雨の影響により着果不良が発生し、着果数の減少が懸念される。熊本県産は9月の気温が適度であり、10月も好天が続いたことから生育は概ね順調である。全体として、11月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

ピーマン
茨城(49%)宮崎(19%)高知(13%)
茨城県産中心の出荷。10月は概ね好天が続いたが茨城県産は9月の長雨の影響が続いている。宮崎県産・高知県産の生育は概ね順調で、11月後半に出荷量が増加する。全体として、11月前半の出荷数量は平年を下回り、価格はやや平年を上回って推移し、11月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
やや平年を上回って推移平年並みで推移

ばれいしょ
北海道(99%)
北海道産中心の出荷。11月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。
平年並みで推移

さといも
埼玉(63%)愛媛(16%)
埼玉県産・愛媛県産中心の出荷。主産地の生育は概ね順調であり、11月の出荷数量はやや平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
平年を下回って推移

たまねぎ
北海道(90%)
北海道産中心の出荷。主産地の生育は概ね順調であり、大玉傾向。11月の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回って推移する見込み。
平年を下回って推移

注:「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が概ね90%以上、110%以下であることを示しています。東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比(PDF : 95KB)これまでの公表資料も次のリンクで公開しております。需給、ガイドライン、入荷及び価格の見通し等に関する情報

お問合せ先農産局園芸作物課担当者:価格班代表:03-3502-8111(内線4822)ダイヤルイン:03-3502-5961

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
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出典: www.maff.go.jp
URL: https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/engei/261030.html

時系列

主な数値

消費者物価指数(総合)・令和8年9月 102.2指数
消費者物価指数(食料)・令和8年9月 103.6指数
消費者物価指数の基準 2025年基準
聞き取り開始年 平成23年より
平年の基準期間 5か年平均
平年並みの判定下限比率 90%以上
平年並みの判定上限比率 110%以下
だいこん 千葉県産の入荷シェア(令和7年11月) 58%
にんじん 千葉県産の入荷シェア(令和7年11月) 46%
はくさい 茨城県産の入荷シェア(令和7年11月) 77%
キャベツ 千葉県産の入荷シェア(令和7年11月) 43%
ほうれんそう 群馬県産の入荷シェア(令和7年11月) 57%
ねぎ 秋田県産の入荷シェア(令和7年11月) 20%
ブロッコリー 埼玉県産の入荷シェア(令和7年11月) 24%
レタス 茨城県産の入荷シェア(令和7年11月) 77%
きゅうり 宮崎県産の入荷シェア(令和7年11月) 28%
なす 高知県産の入荷シェア(令和7年11月) 59%
トマト 熊本県産の入荷シェア(令和7年11月) 21%
ピーマン 茨城県産の入荷シェア(令和7年11月) 49%
ばれいしょ 北海道産の入荷シェア(令和7年11月) 99%
さといも 埼玉県産の入荷シェア(令和7年11月) 63%
たまねぎ 北海道産の入荷シェア(令和7年11月) 90%

この事例から確認すべきポイント

本発表は、主産地・卸売会社等からの聞き取りに基づく令和8年11月の見通しであり、過去5か年平均を基準としている点が前提となります。発表では、だいこん、キャベツ、はくさい等が平年を上回って推移する一方、たまねぎ、さといもは平年を下回る見込みとされています。その背景として、9月の長雨や台風、日照不足による生育遅れや播種・定植の遅れが複数品目で挙げられています。実務上は、仕入価格や販売価格の見通しを立てる際に、品目ごとの産地切り替え(例:はくさいの長野県産から茨城県産への移行)と、平年比の前提を確認することが有用です。一方、本文で確認できたのは主要品目の概況であり、添付資料(東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比)の詳細は現時点で取得した本文からは確認できませんでした。詳細は公式出典をご確認ください。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-10-30 / 最終確認: 2026-10-30

執筆・確認主体

この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。

数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。

編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-30

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