理想汽車、カザフスタンで新型車を発売、現地生産も開始へ
最終確認日: 2026-08-05
この発表の要点
- 理想汽車がカザフスタンで新型L9を発売し、初の海外生産を開始。
- カザフスタンの大手自動車グループであるアリュールと戦略提携し、コスタナイ工場で組み立て生産を実施。
- ロシアのIT大手ヤンデックスおよび中国の地図サービス大手の高徳地図(Amap)と提携し、車載デジタルサービスを強化。
企業・自治体への影響
本発表は、自動車製造業、特にEVメーカーに対し、中国企業の積極的なグローバル展開戦略、現地生産への移行、およびデジタルサービス統合の重要性を示唆します。中央アジア、東南アジア、中東、欧州市場で事業を展開する企業や、自動車サプライチェーン、デジタルサービスプロバイダーにも影響を与える可能性があります。
対応すべきこと
- 競合他社の海外展開戦略、特に現地生産やデジタルサービス連携の動向を調査し、自社のグローバル戦略と比較検討する。
- EV市場の動向、特に新興市場における事業機会とリスクについて情報収集を強化する。
- 中央アジア、東南アジア、中東、欧州市場への事業展開を検討している場合、現地のパートナーシップ戦略や法規制への対応を参考にする。
対象部門: 経営者 広報 経理 法務 情シス
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 理想汽車(Li Auto) |
|---|---|
| 業界 | 自動車・輸送機器・製造 |
| 発表日 | 2026-07-24 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月05日
中国の新興電気自動車(EV)メーカーの理想汽車(Li Auto)は7月24日、カザフスタンでフラッグシップスポーツ用多目的車(SUV)「新型理想L9」(以下、新型L9)を発売したと発表した。同社によると、新型L9は、同社初のグローバルモデルだ。カザフスタン市場では「新型L9 Livis」と「新型L9 Ultra」の2仕様を投入する。
また、カザフスタンの大手自動車グループであるアリュールと戦略提携し、同国で組み立て生産を開始すると発表した。理想汽車にとって初の海外生産となる。発表によると、両社はアリュールのコスタナイ工場で生産する計画で、販売網やアフターサービス体制の整備でも協力する。理想汽車の馬東輝共同創業者兼総裁兼チーフエンジニアは、中央アジアを同社グローバル戦略の重要拠点と位置付ける考えを示した。また、アリュールとの戦略提携については、カシムジョマルト・トカエフ大統領立ち会いの下で締結されたと明らかにし、同社が製品輸出から現地生産へ移行する新たな段階を象徴するものだとの認識を示した。
また、理想汽車は、ロシアのIT大手ヤンデックスおよび中国の地図サービス大手の高徳地図(Amap)とも戦略提携した。車載システムに両社のナビゲーションやリアルタイム交通情報サービスを導入するほか、音楽・動画コンテンツなども統合し、カザフスタン向けのデジタルサービスの強化を図る。
今回、カザフスタン市場に投入した「新型L9 Livis」の販売価格は5,190万テンゲ(約1,785万円、1テンゲ=約0.34円)、「新型L9 Ultra」は4,399万テンゲとなる。駆動方式は、同社独自開発の第3世代レンジエクステンダーシステムを採用し、国際的な走行試験基準(WLTC)で電動航続距離350キロメートル、総合航続距離1,370キロメートルを実現したという。
理想汽車は2025年から海外展開を本格化し、これまでにカザフスタンのほか、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、エジプトなどに進出している。今後はカンボジア、ラオス、ミャンマーなど東南アジア市場への進出を進めるほか、アラブ首長国連邦(UAE)やサウジアラビアなど中東市場でも事業展開を加速する方針だ。さらに、2026年下半期には欧州市場でバッテリー式電気自動車(BEV)を投入し、年末には右ハンドル仕様の「理想MEGA」を香港やシンガポール市場へ投入する計画としている。
(宋青青)
(中国)
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理想汽車、カザフスタンで新型車を発売、現地生産も開始へ
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/ed9cd272fffb198b.html
時系列
- 2026-07-24 理想汽車がカザフスタンでフラッグシップSUV「新型理想L9」を発売し、カザフスタンの大手自動車グループであるアリュールと戦略提携し、同国で組み立て生産を開始すると発表。
- 2025 理想汽車が海外展開を本格化。
- 2026-07-01 理想汽車が欧州市場でバッテリー式電気自動車(BEV)を投入する計画(2026年下半期)。
- 2026-12-31 理想汽車が香港やシンガポール市場へ右ハンドル仕様の「理想MEGA」を投入する計画(2026年末)。
主な数値
| 新型L9 Livis販売価格 | 5190万テンゲ |
|---|---|
| 新型L9 Livis販売価格(日本円換算) | 1785万円 |
| 1テンゲあたりの日本円換算 | 0.34円 |
| 新型L9 Ultra販売価格 | 4399万テンゲ |
| 新型L9電動航続距離(WLTC) | 350キロメートル |
| 新型L9総合航続距離(WLTC) | 1370キロメートル |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、中国の新興EVメーカーである理想汽車が、製品輸出から現地生産へとグローバル戦略を転換する重要な一歩を示している。中央アジアを戦略的拠点と位置付け、カザフスタンの大手自動車グループとの提携による初の海外組み立て生産は、新興市場における事業展開のモデルケースとなり得る。また、ヤンデックスや高徳地図との連携によるデジタルサービスの強化は、単なる車両販売に留まらない顧客体験の提供を目指す同社の戦略を反映している。今後、東南アジア、中東、欧州市場への展開を加速する方針は、世界のEV市場における競争激化と、地域ごとの特性に合わせた戦略の重要性を示唆している。特に、2026年下半期に欧州市場でBEVを投入し、年末には右ハンドル仕様車を香港やシンガポールに投入する計画は、地域ごとの規制や消費者の嗜好への対応を重視する姿勢がうかがえる。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-05 / 最終確認: 2026-08-05
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-08-05
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