上半期の新車販売台数は前年同期比2.6%増と好調、通年予測を80万台に上方修正
最終確認日: 2026-08-14
この発表の要点
- 2026年上半期のマレーシア新車販売台数は前年同期比2.6%増を記録し、好調に推移した。
- SUVと電動車の需要拡大が販売増加の主要因であり、通年予測が上方修正された。
- 2024年6月に実施されたディーゼル補助金合理化の影響で商用車販売は減少傾向にある。
企業・自治体への影響
マレーシア市場に関わる自動車メーカーや部品サプライヤーは、電動車シフトへの対応とSUV市場の動向を注視する必要がある。特に、ディーゼル車関連の事業者は政策変更による影響を継続的に評価すべきである。
対応すべきこと
- マレーシア市場の自動車販売・生産動向に関する最新情報を継続的に収集する。
- 電動車(EV/HEV)市場の成長予測に基づき、製品開発や販売戦略を見直す。
- ディーゼル補助金政策の動向と商用車市場への影響を分析し、事業計画に反映する。
- 競合他社(特に国民車メーカーや中国系メーカー)の市場戦略を調査する。
対象部門: 経営者 広報 経理
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
|---|---|
| 業界 | 自動車・輸送機器 |
| 発表日 | 2026-08-13 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
2026年08月13日
添付資料(342 KB)
マレーシア自動車協会(MAA)が7月28日に発表したデータによると、2026年上半期(1~6月)の新車販売台数は前年同期比2.6%増の38万5,353台だった。内訳は、乗用車が3.7%増の36万1,635台となった一方、商用車は11.2%減の2万3,718台と減少が続いた(添付資料表1参照)。生産台数は前年同期比1.2%増の35万6,946台だった(添付資料表2参照)。
MAAは、販売増加の背景として、スポーツ用多目的車(SUV)の需要拡大や電動車販売の伸長を挙げた。特に、国民車メーカーのプロトンが展開する電気自動車(EV)ブランド「e.MAS(イーマス)」の販売が好調だった。一方、商用車については、2024年6月に実施されたディーゼル補助金合理化の影響が続き、ピックアップトラックを中心に販売が低迷した。
上半期の販売台数をメーカー別にみると、首位はプロドゥアで、前年同期比4.7%減の15万8,295台と前年を下回ったものの、市場シェアは41.1%を維持した。2位はプロトンで、好調なEV販売を追い風に40.5%増の9万8,009台へと大幅に伸長した。2社を合わせた国民車の販売台数は25万6,304台となり、市場シェアは66.5%に拡大した(添付資料表3、図参照)。
一方、外資系メーカーによる販売台数は前年同期比7.6%減とメーカー間で明暗が分かれた。日系では、トヨタが18.0%減の3万6,296台で3位、ホンダが23.2%減の2万5,929台で4位となり、いずれも2桁減だった。一方、マツダは2025年11月に投入した新型の「Mazda 3」が好調で、前年比44.5%増の5,709台に増加した。中国系では、奇瑞汽車(チェリー)傘下のJAECOO(ジェイクー)が販売台数を減らしたものの5位を維持した。BYDやチェリーは販売台数を伸ばしたが、シェアは横ばいとなっている(添付資料表3参照)。
上半期の販売実績が想定を上回ったことを受け、MAAは2026年通年の総販売台数予測を年初の79万台から80万台へ上方修正した。SUVや電動車の新モデル投入に加え、年末商戦に向けた各社の販促活動が需要を下支えすると見込む。また、電動車(BEV・HEV)販売台数予測も従来の10万台から12万台へ引き上げた。総販売台数予測に占める割合は15%と、2025年実績の約8%から大きく拡大する見通しだ。MAAは、国内経済が底堅く推移し、消費者需要も引き続き堅調であることから、自動車市場は年間を通じて安定成長が期待されるとした。
(ニサ・モハマド)
(マレーシア)
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上半期の新車販売台数は前年同期比2.6%増と好調、通年予測を80万台に上方修正
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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/7cfbc00b4b14d919.html
時系列
- 2024-06 ディーゼル補助金合理化が実施
- 2025-11 新型「Mazda 3」が市場に投入
- 2026-01-01 2026年上半期(1~6月)の期間開始
- 2026-06-30 2026年上半期(1~6月)の期間終了
- 2026-07-28 マレーシア自動車協会(MAA)が上半期の販売データを発表
- 2026-08-13 本発表(ビジネス短信)が公開
主な数値
| 2026年上半期新車販売台数 | 385353台 |
|---|---|
| 2026年上半期乗用車販売台数 | 361635台 |
| 2026年上半期商用車販売台数 | 23718台 |
| 2026年上半期生産台数 | 356946台 |
| 2026年通年総販売台数予測(修正後) | 800000台 |
| 2026年通年電動車販売台数予測(修正後) | 120000台 |
| 2026年通年電動車販売予測割合 | 15% |
この事例から確認すべきポイント
本レポートは、2026年上半期のマレーシア自動車市場が、ディーゼル補助金合理化による商用車販売の減少にもかかわらず、全体として堅調な成長を示したことを明らかにしています。特に、SUVと電動車の需要拡大が市場を牽引しており、プロトンのEVブランド「e.MAS」の好調が注目されます。通年予測の上方修正、特に電動車販売予測の大幅な引き上げは、消費者の嗜好が電動車へと明確にシフトしていることを示唆しています。マレーシア市場に参入している、または検討している企業は、この電動車シフトとSUV市場の動向を戦略策定の重要な要素として捉え、製品ラインアップやマーケティング戦略を適応させる必要があるでしょう。また、政策変更が特定のセグメントに与える影響を継続的に監視することも重要です。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-08-13 / 最終確認: 2026-08-14
執筆・確認主体
この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。
数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。
編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-08-14
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