サンマの長期漁海況予報が発表されました
この発表の要点
- 令和8年度のサンマ来遊量は、道東から常磐海域において昨年の水準を下回ると予測されている。
- 漁獲物に占める1歳魚の割合および体重も、昨年を下回る見通しである。
- 本予報は、漁業者や流通加工業者の操業効率化、経営安定化、資源の持続的利用を目的としている。
企業・自治体への影響
本予報は、サンマ漁業に携わる漁業者や、サンマを扱う流通加工業者、小売業者に直接的な影響を与えます。来遊量の減少や魚体サイズの小型化は、漁獲量の減少、仕入れ価格の上昇、商品ラインナップの変更、ひいては消費者価格への影響をもたらす可能性があります。関連企業は、供給リスクと市場変動への対応を検討する必要があります。
対応すべきこと
- サンマ漁業関係者は、本予報の詳細を確認し、漁獲計画や操業海域の調整を検討する。
- 流通加工業者は、サンマの供給量減少と魚体サイズの変化を考慮し、仕入れ戦略や加工計画を見直す。
- 小売業者は、サンマ関連商品の在庫管理や価格設定、代替商品の検討を進める。
- 関連企業は、水産研究・教育機構の参考資料を確認し、より詳細な情報を把握する。
対象部門: 経営者 経理 広報
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 水産庁 |
|---|---|
| 業界 | 水産業 |
| 発表日 | 2026-07-28 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
令和8年7月28日
水産庁
~令和8年度 サンマ長期漁海況予報(道東~常磐海域)~
国立研究開発法人 水産研究・教育機構が、今年度(令和8年8月から12月)の道東から常磐海域におけるサンマの漁況について、「来遊量は昨年の水準を下回る」と発表しました。
1.趣旨
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所が、関係研究機関による資源調査結果等を踏まえ、今年度の道東から常磐海域における海況及びサンマの漁況見通しを取りまとめました。本漁海況予報は、水産庁の「水産資源調査・評価推進事業」により、漁業者や流通加工業者等の操業効率化や経営安定化、さらに資源の合理的・持続的利用の推進を目的として行っています。
2.今年度の見通し
【漁況:令和8年8月から12月】・漁期を通じた来遊量は、昨年の水準を下回る。・漁期を通じた漁獲物に占める1歳魚(注)の割合は昨年を下回る。1歳魚の体重は昨年を下回る。・8月から9月にかけては北海道からウルップ島の東方沖の東経152度から東経168度の公海を中心に小規模な魚群が来遊する。10月には東経160度以西の公海を中心に魚群が来遊する。(注)1歳魚とは、例年8月以降の漁期中に体長29cm以上になると予測されるもの。ただし、近年はサイズの年変動が大きい。図1.令和8年5月から7月に行った表層トロールによるサンマ資源量直接推定調査の結果(円の面積は採集されたサンマの個体数、赤は1歳魚、青は0歳魚、×は採集がなかった調査点を示す。)【海況:令和8年8月から9月上旬】・近海の黒潮続流の北限はやや北偏で推移する。・親潮第1分枝の南限はかなり北偏で推移し、三陸近海に冷水域が残る。・親潮第2分枝の南限は極めて北偏で推移する。図2.海況の今後の見通し(上図:8月中旬予想図、下図:9月上旬予想図)予報の詳しい内容については、水産研究・教育機構の参考資料を御覧ください。(参考)水産研究・教育機構参考資料リンク「2026年度 サンマ長期漁海況予報」20260728sanmayohou.pdf (fra.go.jp)水産研究・教育機構参考資料リンク「2026年度 第3回 東北海区漁海況予報」20260728|プレスリリース|水産研究・教育機構 (fra.go.jp)水産庁令和7年7月29日付けプレスリリース「令和7年度 サンマ長期漁海況予報(道東~常磐海域)」サンマの長期漁海況予報が発表されました:水産庁(maff.go.jp)
お問合せ先水産庁増殖推進部漁場資源課担当者:国際資源班代表:03-3502-8111(内線6803)ダイヤルイン:03-6744-2380(予報の詳細についてのお問合せ先)・漁況について国立研究開発法人 水産研究・教育機構担当者 : 浮魚資源部(横浜、八戸)(横浜) TEL:045-788-7615 (八戸) TEL:0178-33-3411 ・海況について国立研究開発法人 水産研究・教育機構担当者:海洋環境部(塩釜) TEL:022-365-1191
出典: www.maff.go.jp
URL: https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/260728.html
時系列
- 2026-05 表層トロールによるサンマ資源量直接推定調査の実施(2026年7月まで)
- 2026-07-28 水産庁が令和8年度サンマ長期漁海況予報を発表
- 2026-08 令和8年度のサンマ漁期開始(2026年12月まで)
主な数値
| 対象漁期 | 2026年8月から12月期間 |
|---|---|
| サンマ来遊量見通し | 昨年の水準を下回る水準 |
| 1歳魚の漁獲割合見通し | 昨年を下回る割合 |
| 1歳魚の体重見通し | 昨年を下回る水準 |
この事例から確認すべきポイント
水産庁による令和8年度サンマ長期漁海況予報は、漁業者や流通加工業者にとって、今後の操業計画や経営戦略を策定する上で重要な情報となります。特に、来遊量や1歳魚の割合・体重が昨年を下回るとの予測は、漁獲量の減少や魚体サイズの小型化を示唆しており、漁獲努力量の調整、加工品の企画見直し、販売戦略の再構築など、多岐にわたる対応が求められます。また、海況見通しも操業海域の選定に影響を与えるため、詳細な予報を基にした柔軟な対応が不可欠です。本予報は、資源の持続的利用を推進する目的も持つため、短期的な経済的影響だけでなく、長期的な資源管理の視点も重要となります。関連企業は、この情報を早期に把握し、サプライチェーン全体での影響を評価し、適切な対策を講じるべきです。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-07-28
関連事例
- 統計法等に関する研究会(第5回)
- 第75回中央最低賃金審議会 資料
- 西シドニー国際空港で貨物運航開始、2空港体制で物流網を強化
- スイス産業界、米国の301条に基づく追加関税措置によるEUとの差異に競争上の懸念を表明
- 米ミシガン州とカナダ・オンタリオ州を結ぶ国際橋が開通、物流網の混雑緩和に期待
自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?
無料でプレスリリースを掲載する