経済・産業トレンド 交渉中

ASEANカナダFTA、年内妥結に向けて交渉の8割以上を完了

タイ商務省は、ASEANカナダ自由貿易協定(ACAFTA)の第19回交渉会合がインドネシアのジャカルタで6月30日から7月3日に開催されたと発表しました。全26章中19章が妥結し、交渉の80%以上が完了。知的財産権やサービス貿易など7章で合意に至りました。年内妥結を目指し、11月のASEAN首脳会議での発表が見込まれています。

この発表の要点

企業・自治体への影響

国際貿易に関わる企業や、ASEANおよびカナダとの間で事業を展開する企業は、関税、非関税障壁、知的財産権、投資ルール、サービス貿易などの変更に備える必要があります。特に、製造業、サービス業、金融業、およびサプライチェーンを持つ企業は、事業戦略や法務部門への影響を評価することが求められます。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 法務 経理 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 タイ商務省
業界 国際貿易
発表日 2026-07-16
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年07月27日

タイ商務省は7月16日、ASEANカナダ自由貿易協定(FTA)(ACAFTA)の第19回交渉会合を、6月30日から7月3日にかけて、インドネシアのジャカルタで開催したことを発表した。

商務省・貿易交渉局(DTN)によると、全26章のうち19章が交渉妥結し、交渉の年内妥結に向けて交渉の80%以上が完了した。今回の会合では、各作業部会の進捗状況を監視・評価し、2026年の交渉締結に向けた方向性を定めた。主な成果は次のとおり。

次の7章が合意に至った。(1)知的財産権、(2)サービス貿易に関するルール、(3)原産地規則に関するルール、(4)貿易の技術的障壁、(5)投資、(6)序文、(7)透明性と汚職防止。

両者は、物品貿易や原産地規則、政府調達、貿易と持続可能な開発、市場アクセス〔物品および(金融)サービス〕など残された課題に迅速に取り組む必要があるとの認識を示した。

ACAFTAの交渉妥結は、11月のASEAN首脳会議で発表される見通し。妥結に向けて、両者は、オンラインおよび対面での会期間(準備)会合を継続的に開催する予定となっている。また、DTNは、ACAFTA交渉と並行して、タイ・カナダ間の2国間貿易交渉を2026年第3四半期に開始することを目指し、準備を進めている。

(藪恭兵、シリンポーン・パックピンペット)

(タイ、ASEAN、カナダ)

ビジネス短信 ded3bbab9fc33090

関連情報

dummy

もっと見る

ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース

ASEANカナダFTA、年内妥結に向けて交渉の8割以上を完了

ジェトロ公式SNSアカウント

出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/ded3bbab9fc33090.html

時系列

主な数値

全交渉章数 26章
交渉妥結章数 19章
交渉完了割合 80%以上
合意に至った章数 7章

この事例から確認すべきポイント

この発表は、ASEANとカナダ間の自由貿易協定(ACAFTA)交渉が最終段階に入り、年内妥結に向けて大きく進展していることを示しています。企業広報の観点からは、国際的な貿易協定の進捗は、サプライチェーン、市場アクセス、知的財産権、投資環境など、多岐にわたる事業活動に影響を与える可能性があります。特に、物品貿易やサービス貿易、原産地規則、政府調達といった残された課題の動向は、関連する業界の企業にとって重要な情報となります。企業は、今後の交渉妥結発表や協定内容の詳細に注目し、自社の事業戦略への影響を早期に評価し、必要な対応を検討する準備を進めるべきです。また、タイ・カナダ間の二国間交渉の開始目標も示されており、特定の国とのビジネスを行う企業は、これらの動向も注視する必要があります。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-07-27

関連事例

自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?

無料でプレスリリースを掲載する