労働基準関係法令違反に係る公表事案
この発表の要点
- 長時間労働対策が喫緊の課題とされ、厚生労働省が省を挙げて取り組んでいる。
- 大臣を本部長とする「長時間労働削減推進本部」と、各都道府県労働局の「働き方改革推進本部」が設置されている。
- 違法な長時間労働が認められた企業に対しては、経営トップへの指導および企業名の公表を行う方針が示されている。
企業・自治体への影響
企業は、労働時間管理の適正化と労働基準関係法令の遵守を一層徹底する必要があります。特に、人事・総務部門は、労働時間の実態把握、ガイドラインに基づく措置の実施、年次有給休暇の取得促進など、具体的な「働き方改革」の推進が求められます。経営層は、行政指導や企業名公表によるレピュテーションリスクを認識し、法令遵守体制の強化を主導する必要があります。
対応すべきこと
- 自社の労働時間管理体制が労働基準関係法令およびガイドラインに準拠しているかを確認する。
- 厚生労働省が公表する「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」等の関連資料を詳細に確認する。
- 人事、総務、法務、経営層など関係部門へ本発表の内容と企業名公表のリスクを共有し、連携体制を強化する。
- 長時間労働の是正、年次有給休暇の取得促進など、「働き方改革」に向けた具体的な取り組みを推進する。
対象部門: 経営者 総務 法務 人事
対応期限:要確認
基本データ
| 企業・団体 | 厚生労働省 |
|---|---|
| 発表日 | 2015-11-06 |
| 分類 | 行政処分・コンプライアンス |
発表された内容
平成27 年6月30 日閣議決定)[1,966KB]において、引き続き「働き過ぎ防止のための取組強化」が盛り込まれたほか、平成26 年11 月に施行された「過労死等防止対策推進法」に基づき、「過労死等の防止のための対策に関する大綱」が閣議決定されるなど、長時間労働対策の強化は喫緊の課題となっています。こうした状況の中、大臣を本部長とする「長時間労働削減推進本部」を設置し、長時間労働対策について、省を挙げて取り組んでおります。
また、各都道府県労働局には労働局長を本部長とする「働き方改革推進本部」を設置し、長時間労働の抑制や年次有給休暇の取得促進等の「働き方改革」について、労使団体への協力要請や情報発信等を行っております。
長時間労働削減推進本部
「過労死等ゼロ」緊急対策 [236KB]
労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(平成29年1月20日策定)[156KB]
リーフレット『労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン』 [1,032KB]
違法な長時間労働や過労死等が複数の事業場で認められた企業の経営トップに対する都道府県労働局長等による指導の実施及び企業名の公表について[744KB]
長時間労働削減推進本部概要資料 [158KB]
労使団体への要請[549KB]
労働基準関係法令違反に係る公表事案 [350KB]
参考:公表事案のホームページ掲載の基準[112KB]
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関連施策紹介
過重労働対策の一層の強化[156KB]
過重労働解消キャンペーン (特設サイトはこちら)
若者の「使い捨て」が疑われる企業等への取組
裁量労働制の不適正な運用が複数の事業場で認められた企業の経営トップに対する都道府県労働局長による指導の実施及び企業名の公表について[774KB]
労働条件に関する総合情報サイト
働き方・休み方改善ポータルサイト
スタートアップ労働条件
いきいき働く医療機関サポートWeb(いきサポ)
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出典: 厚生労働省
URL: https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/151106.html
時系列
- 2014-11 「過労死等防止対策推進法」施行
- 2015-06-30 「働き過ぎ防止のための取組強化」が盛り込まれた閣議決定
- 2017-01-20 「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」策定
主な数値
| 長時間労働削減推進本部の設置 | 1本部 |
|---|---|
| 都道府県労働局における働き方改革推進本部の設置 | 各都道府県局 |
| 違法な長時間労働が認められた企業への指導・企業名公表の方針 | あり方針 |
この事例から確認すべきポイント
本発表は、厚生労働省が長時間労働対策を国家的な喫緊の課題と捉え、省全体で取り組む姿勢を明確に示したものです。特に、大臣を本部長とする「長時間労働削減推進本部」の設置や、各都道府県労働局における「働き方改革推進本部」の設置は、対策の実行力を高めるための組織的な強化を意味します。また、違法な長時間労働が認められた企業に対しては、経営トップへの指導に加え、企業名を公表する方針が示されており、これは企業のレピュテーションリスクに直結する重要な措置です。企業は、労働時間管理の適正化を一層徹底し、法令遵守体制を強化することが求められます。この方針は、単なる行政指導に留まらず、社会的な信用を損なう可能性を伴うため、企業にとって無視できない影響を持つと言えます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-06-30
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