第4回事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会議事録
この発表の要点
- 労働者の健康保持増進(THP)指針等の見直しに向けた報告書案の修正事項について議論が行われた
- PHRの活用について、労働者が自主的に自身の健康保持増進へつなげる文脈へ修正された
- 医療保険者の実施するサービス情報の活用や、産業保健スタッフへの教育の重要性が追加された
企業・自治体への影響
労働者の健康保持増進対策や産業保健体制の見直しに関連し、将来的な指針改正や手引きの公表を通じて、企業の総務・人事・産業保健スタッフの業務や健康管理体制に影響を与える可能性がある。
対応すべきこと
- 公式出典や今後の指針改正情報を確認する
- 社内の健康管理体制や産業保健活動の運用状況を把握する
対象部門: 総務 人事
対応期限:定期確認
基本データ
| 企業・団体 | 厚生労働省 |
|---|---|
| 業界 | 行政・公務 |
| 発表日 | 2026-08-05 |
| 分類 | 統計・調査データ |
発表された内容
令和8年8月5日(水)14:00~
場所
中央合同庁舎5号館専用第14会議室
議題
(1)事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会報告書案について
(2)その他
議事
○藤井産業保健室長補佐 それでは定刻となりましたので、ただいまより「第4回事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会」を開催いたします。構成員の皆様におかれましては、御多忙のところ御参加いただき誠にありがとうございます。本検討会は、資料及び議事録は原則公開といたします。
本日の出欠状況ですが、清田構成員、古井構成員からは欠席の御連絡を頂いています。また、大須賀構成員、立石構成員、森構成員は、オンラインでの御参加となっています。
続きまして、構成員の皆様に御発言の仕方などを御説明させていただきます。会場の皆様におかれましては、お手元にお一人1台でマイクを御用意しておりますので、御発言の際は座長の指名を受けてから、スイッチをオンにして御発言をお願いいたします。御発言終了後は、スイッチをオフにしていただきますよう、お願いいたします。また、オンラインで御参加いただいている皆様におかれましては、御発言の際は「手を挙げる」ボタンをクリックしていただき、座長の指名を受けてから、マイクのミュートを解除し、御発言をお願いいたします。御発言終了後は、再度マイクをミュートにしていただきますよう、お願いいたします。
続いて、資料の確認をいたします。本日の資料は、議事次第、資料1、参考資料1、参考資料2になります。この後議事に沿って画面共有にて御覧いただきますが、不足等がありましたら事務局よりお送りしますので、コメント又は御発言にてお申し出ください。
報道関係者の皆様におかれましては、カメラ撮影はここまでとしていただきますよう、お願いいたします。
それでは、以降の議事進行につきましては、髙田座長にお願いいたします。
○髙田座長 それでは、本日もよろしくお願いいたします。今、森先生、立石先生は画面を御覧になることは可能な状況でしょうか。
○立石構成員 今は映っていないようですので、配布資料がありましたので、そちらで確認しておきます。
○髙田座長 ありがとうございます。森先生も大丈夫でしょうか。
○森構成員 はい、私も。今、資料が映りました。
○立石構成員 今、資料が映りました。
○森構成員 会場の様子は分からないですけど、資料は映りました。
○髙田座長 画面共有は大丈夫ということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。
それでは、本日の議事に入りたいと思います。お手元の議事次第に沿って進めてまいります。まず、事務局より(1)「事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会報告書案について」、説明をお願いいたします。
○樋口産業保健支援室長 それでは説明いたします。お手元の資料1を御覧ください。前回、第3回検討会で、こちらの報告書案を示して御議論いただきました。その御議論を踏まえて修正したところについて御説明させていただこうと思います。具体的には、黄色いマーカーが付いている所が前回より修正した所で、事務局で日本語をより分かりやすくする等で、改正した部分と合わせて、前回の御議論を踏まえて修正した所に黄色いマーカーを付けています。
3ページを御覧ください。上のほうの、がん検診等というのは、事務局で本文と合わせて修正した所です。それから、真ん中辺り、健診及び検診に関するプログラムに係る要件及びがん検診等を含めたと書いている部分につきましては、亀澤構成員から、個々の検査の精度だけではなく、プロセス、手続等に関する管理もしっかりやっていることをきちんと書いた方が良いということもありましたので、そういったことが読めるような形で書いている部分です。
4ページを御覧ください。こちらについては、漆原構成員から、PHR、ツール等の活用につきましては、事業者が労働者に使用を強要するものではなく、労働者が自主的に活用することを促す、そういったような文脈にしてほしいという御意見。それから、松岡構成員からは、PHRが目指すもの、定義のようなものを書いたほうがよいのではないかということがありましたので、こちらにありますように、労働者が自身の健康保持増進につなげていく観点から、デジタルツール等を活用し、生涯にわたる自身の保健医療情報(PHR)の把握に努めるよう促すことという表現に修正しているところです。
7ページを御覧ください。一番上のがんの所については、最新のデータに修正しました。それから、真ん中辺りの文言等につきましては、事務局で読みやすい日本語ということで修正した部分です。
8ページを御覧ください。先ほど報告書の本文にも書きましたPHRの表現について、こちらにも反映しているところです。
9ページは、事務局での日本語の修正です。
15ページを御覧ください。外部資源との連携につきまして、岡村先生から、自治体との連携等につきましては地域・職域連携推進協議会だけではないということで、等を加えるようにというお話がありましたので、等を加えています。それから、下2行、今日御欠席ですが、古井構成員から、いわゆる企業と医療保険者が密に連携して行う大企業のようなパターンがあれば、中小企業のように協会けんぽ等の既存のサービスを活用するといったケースも多々あるということで、そういったケースが読めるように、事業者はコラボヘルス等の一環として、医療保険者の実施する各種サービスの情報を入手し活用するとともにということを、一文を加えたところです。
16~17ページは、事務局で日本語の修正をした部分で、16ページの中段辺り、公的機関と書いているのが、前回は国はとしておりましたけれども、自治体等の情報も活用するケースもあるということで、事務局で公共機関と修正しております。真ん中辺り、また、健康教育の実施に当たっては、労働者の健康増進対策の推進を担当する産業保健スタッフへの教育も必要であるということで、これは、森構成員から特にこういった企画、立案をする産業保健スタッフの教育が重要であるということで書いたところです。
残りの16ページの後段については、日本語の適正化ということで、事務局で修正したものです。
20ページも、事務局で日本語の修正をした部分です。
21ページは、先ほど本文にありました精度管理について、個々の検査だけではなく、手続等についても読めるようにということで修正をした部分です。前回からの主な修正部分は、今お話ししたところです。
参考資料を簡単に説明します。参考資料1を御覧ください。こちらの報告書については御議論いただいているところですけれども、現時点の報告書の案を、全体1枚で俯瞰するとこのようなイメージだということで、参考に作ったものです。
2ページが、報告書の本文を全体に俯瞰したイメージということで記載しているところです。3ページが、指針本体の改正のイメージということで、主に追加した要素を列挙したものです。まだ報告書としてまとまっておりませんけれども、全体を俯瞰するとこのようなイメージだということで、今日の議論の参考にしていただければと思います。
参考資料2を御覧ください。分厚い資料ではありますけれども、PHRの定義を記載するときに使った資料ということで、見ていただくのは20~21ページです。20ページに表が付いております。一番下にPHRの定義ということで、一般には生涯にわたる個人の保健医療情報であるというようなことで書かれておりまして、そちらの定義を先ほどの本文の記載文に活用したということで、参考資料として付けています。説明は以上となります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。今、資料1に基づきまして、報告書(案)の前回からの修正事項を中心に御説明いただきました。ただいまの御説明に関して、御質問のある構成員は御発言をお願いします。会場参加の構成員から、いかがですか。漆原構成員、お願いいたします。
○漆原構成員 御説明ありがとうございました。私から3点発言いたします。まず1つは、コラボヘルスの記載について新たに追加いただいた15ページの部分とは別に、17ページの一番下の部分にもともとあったコラボヘルスの情報提供連携の記載があります。両方ともコラボヘルスに関する記載ですので、その2つの関連性が分かるように記載を工夫いただければと思います。
もう1つは、9ページ上部のアンダーラインの2行目に「疾病の予防」という記載がありますが、8ページの下部にある健康課題についても「疾病の予防に」という部分について、具体的にどのようなことを想定しているのか、指針ではわかりにくいと思います。指針中に具体的な記載を求めるものではありませんが、指針を見た事業者が適切に理解ができるよう「どういう疾病の予防なのか」も含めて、手引き等において明らかにしていただきたいと思います。
最後に、2ページの「1.はじめに」のポツの2つ目に、治療と仕事の両立支援があります。治療と就労の両立支援の指針を見ますと、「疾病を抱える労働者」という定義になっており、こちらのTHP指針のほうは、「疾病の治療が必要な労働者」と記載が違っているが、この違いによって対象が限定されるのか確認したいと思います。以上、よろしくお願いいたします。
○髙田座長 ありがとうございます。事務局からお願いします。
○樋口産業保健支援室長 まず1点目ですが、コラボヘルスが分かれているところにつきましては、それぞれ情報共有のところと外部支援を活
出典: 厚生労働省
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_76013.html
時系列
- 2026-08-05 第4回事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会を開催
この事例から確認すべきポイント
本検討会は、労働者の健康保持増進(THP)指針等の見直しに向けた報告書案について議論を行っている。今回の修正では、デジタルツール等を活用したPHR(生涯にわたる個人の保健医療情報)の労働者自身による自主的活用の促進、中小企業における協会けんぽ等の既存サービスやコラボヘルスの活用、がん検診等の精度やプロセス管理の明確化、企画立案を担う産業保健スタッフへの教育などが盛り込まれている。企業の人事・労務・健康管理部門においては、今後の指針改正や手引きの公表を見据え、健康保持増進対策やデータ活用体制の準備を進める必要がある。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-09-04
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