経済・産業トレンド

「南寧良牙漫展・夏典」に7万人超来場、日本コンテンツへの関心高まる

中国広西チワン族自治区の南寧国際会展中心で漫画・アニメイベント「南寧良牙漫展・夏典」が開催された。2日間の総来場者数は過去最多の7万3,000人を記録し、展示エリアや出展ブースも拡大。現地では日本IPや日系企業との連携、中小企業との協業に対する期待が高まっている。

この発表の要点

企業・自治体への影響

エンターテインメント・コンテンツ関連企業に対し、中国・広西チワン族自治区における日本IPや関連商品の需要動向、および現地施設・企業との協業可能性に関する情報を提供する。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 広報・総務

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 日本貿易振興機構(ジェトロ)
業界 エンターテインメント・アニメ・ゲーム
発表日 2026-08-28
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年08月28日

中国の広西チワン族自治区で漫画・アニメイベント「南寧良牙漫展・夏典」が7月25~26日、南寧国際会展中心で開催された。主催者発表によると、2日間の総来場者数は7万3,000人となり、過去最多を記録し、同区最大級の漫画・アニメイベントとなった。うち、同区外からの来場者が35%以上を占めた。なお、同イベントは年間4回開催されている。

今回、約3万5,000平方メートルの展示エリアを設置し、ゲーム展示会「FUN PLAY」も初めて併設した。出展ブースは360を超え、ゲーム・アニメ関連企業をはじめ、キャラクターグッズやクリエーティブ商品、模型・玩具・カードゲーム、飲食・消費財、撮影スタジオ関連など幅広い分野の事業者が参加した。ゲームエリアには9社が出展し、新作7作品を含む約100タイトルの試遊が行われた。また、19の同人サークルが参加し、テーマ別イベントも開催された。

広西チワン族自治区商務庁によると、同イベントは同庁の重点支援展示会で、同区最大級かつ華南地域有数のアニメイベントとして定着している。商業施設や観光、飲食分野への経済波及効果も大きく、アニメイベントと都市観光を組み合わせた運営モデルを構築している。過去5年間、来場者数が年々増加しており、2026年開催分は前年比15~22%増となった。ゲーム関連や中国国産アニメなど、新たなコンテンツ分野への範囲拡大も進んでいる。

同イベントには、「AI(人工知能)+恐竜」をテーマに、科学研究、教育普及、観光機能を一体化した中国国内初の総合施設である南寧恐竜奥秘科学館も参加している(「人民網」6月19日)。同館は「恐竜」を切り口として同イベントに3回出展しており、重点事業の1つに位置付けている。同館の梁芷瑜・常務副館長は、「現在館内ではバンダイナムコ関連商品を代理店経由で販売しており、今後は日本IP(知的財産)商品の取り扱い拡大を検討している。絵本、模型、玩具などの分野への関心が高く、日系企業との連携により、南寧市内での販売だけではなく、全国の博物館や展示会ネットワークを活用した商品展開、ポップアップストアや特別展、教育イベントを通じた共同プロモーションも可能だ」と述べた。

南寧恐竜奥秘科学館のブースの様子(ともに同館提供)

また、同イベントに参加した広西有只恐竜文創は、同館の展示企画・運営や展示品制作、空間設計に加え、IP開発や商品制作など幅広い事業を展開している。同社コンテンツ担当の呉剣・副総経理は、「知名度の高い日系IPだけでなく、独自性のある商品やコンテンツを持つ日本の中小企業との協業にも期待している」と述べた。

(余慧玲)

(中国)

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「南寧良牙漫展・夏典」に7万人超来場、日本コンテンツへの関心高まる

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/d8fa20b1d8e1817a.html

時系列

主な数値

総来場者数 73,000人
区外からの来場者割合 35%以上
年間開催回数 4回
展示エリア面積 35,000平方メートル
出展ブース数 360超
ゲームエリア出展企業数 9社
新作タイトル数 7作品
試遊タイトル数 100タイトル
同人サークル参加数 19サークル
来場者数の前年比増加率 15〜22%増
出展回数(南寧恐竜奥秘科学館) 3回

この事例から確認すべきポイント

中国・広西チワン族自治区におけるアニメイベントの規模拡大と来場者増は、同地域におけるコンテンツ市場の成長を示している。地元科学館や文創企業が日本IP商品の取り扱いや日本の中小企業との協業に強い関心を示しており、現地のネットワークを活用した商品展開やプロモーションの余地がある。広報・実務担当者においては、中国市場での日本コンテンツ需要の動向や、現地パートナー企業との協業可能性を把握するための参考情報として活用できる。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-08-28

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