経済・産業トレンド

中国・ASEAN博覧会、ASEANの需要への対応を強化

第23回中国・ASEAN博覧会および中国・ASEAN商務・投資サミットが2026年9月に南寧市で開催された。73カ国・地域から3,432社が出展し、入場者数は35万人を超えて過去最高を記録。今回は「ASEAN国家需要展示区」の新設やAI展示の拡大など、需要主導型のマッチングが強化された。次回は2027年9月17~21日にシンガポールをテーマ国として開催予定である。

最終確認日: 2026-10-01

この発表の要点

企業・自治体への影響

中国およびASEAN市場へ展開または進出を検討している製造・流通・IT等の業種・経営・営業部門において、現地の具体的な需要やAI関連の商談動向を把握し、マーケティング戦略を見直す契機となる。

対応すべきこと

対象部門: 経営者 総務 広報

対応期限:要確認

基本データ

企業・団体 日本貿易振興機構(ジェトロ)
業界 小売・EC
発表日 2026-09-30
分類 経済・産業トレンド

発表された内容

2026年09月30日

第23回中国・ASEAN博覧会(CAEXPO)が9月17~21日に、中国・ASEAN商務・投資サミット(CAIBIS)が9月17~19日に、広西チワン族自治区南寧市で開催された。桂林市の分会場などを含め、同博覧会には73カ国・地域から3,432社が出展した。総展示面積は17万平方メートルで、同博覧会の3会場の累計入場者数は35万人を超え、過去最高を記録した。

主催者によると、会場には「ASEAN国家需要展示区」が初めて設置され、ASEAN各国の需要リストが公表された。「あるものを展示する」という供給主導型の発想から、「ASEANが課題を提示し、中国が解決策を提供する(東盟出題、中国解題)」という需要主導型へ転換し、需要側と供給側の的確なマッチングを推進した。

主催者によると、人工知能(AI)展示区の面積は前回比60%増となり、296社が出展した。また、新設された「AI大売場」には70社超が参加し、8分野、500種類超の商品を展示・販売した。AIを活用したシステムを通じ、8,000組の事前マッチングと2,000組の会場マッチングを実施した。

また、同博覧会では、9月16日に開通した平陸運河も重点テーマの1つとして取り上げられた。会場内に同運河の展示区が設置され、国内外の来賓やバイヤー、報道関係者を対象とする現地視察も実施された。

(左)会場の様子、(右)AIメガネを試す来場者(ともにジェトロ撮影)

同博覧会に5年連続で出展している三菱商事の楊淩氏は「今年は会期中の関連イベントの場を中心に企業間交流を行い、展示ブースでは消費者向けを意識した展示を行っている」と話した。同社ブースでは、鎌倉シャツ、いいちこ、ローソンなどのブランドが紹介され、来場者は日本の焼酎を試飲したり、中国の人気携帯ゲームのキャラクターが描かれたカード入りの菓子を手に取ったりする様子がみられた。

(左)三菱商事のブース、(右)商品説明を聞く来場者(ともにジェトロ撮影)

会期中には、CAIBISも開催された。主催者によると、同サミットにはASEAN各国の40を超える商工団体が参加し、ASEAN側の参加者は約300人となった。会期中にはAIをテーマとする関連会議の開催や、「中国・ASEAN AI国際協力事例集」の公表が行われた。オンラインで11回の企業マッチングを実施し、4,700件超の需給情報を企業に配信した。オフラインでは約300件の商談ニーズを冊子にまとめて配布し、150社が3つの業界別商談会に参加した。

次回の中国・ASEAN博覧会は2027年9月17~21日に開催され、テーマ国はシンガポールとなる予定だ。

(西村京子)

(中国、ASEAN)

ビジネス短信 ab3d7675fcef30a4

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出典: www.jetro.go.jp
URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/09/ab3d7675fcef30a4.html

時系列

主な数値

開催回数 23回
出展国・地域数 73カ国・地域
出展企業数 3,432社
総展示面積 17万平方メートル
累計入場者数 35万人
AI展示区出展企業数 296社
AI大売場参加企業数 70社超
AI大売場展示商品種類数 500種類超
事前マッチング組数 8,000組
会場マッチング組数 2,000組
CAIBIS商工団体参加数 40を超える商工団体
CAIBISのASEAN側参加者数 300人
オンライン企業マッチング実施回数 11回
オンライン需給情報配信件数 4,700件超
オフライン商談ニーズ冊子掲載数 300件
業界別商談会参加企業数 150社

この事例から確認すべきポイント

本事例は、中国・ASEAN博覧会が従来の供給主導型からASEAN側の具体的な課題提示に基づく「需要主導型」へ大きく舵を切ったことを示している。AI技術を活用したマッチングや展示の拡充は、国際的な商談効率化のトレンドを象徴しており、海外展開を行う企業にとっては現地ニーズを的確に捉えた戦略が不可欠となっている。広報・実務担当者としては、中国およびASEAN市場におけるデジタル・AI関連の需要動向や、次回の開催スケジュール(2027年9月)を見据えた中長期的なマーケティング戦略の策定・共有が求められる。

公式出典

更新履歴

公開日: 2026-09-30 / 最終確認: 2026-10-01

執筆・確認主体

この記事は、上記の公式出典を一次情報として PRaze編集部(株式会社スキルマーク)が構造化・要約したものです。 要約と分類の生成にはAIを使用しています。

数値・日付・組織名・金額は公式発表の原文から転記しており、 原文に記載のない事項を補って書くことはしていません。 内容の正確性は公式出典をご確認ください。

編集・公開: PRaze編集部(株式会社スキルマーク) / 出典確認日: 2026-10-01

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