日本向けiPhoneアプリ「メノブリッジ」は、体調記録と自由入力を端末内に保存し、アカウント作成を基本機能の前提にしない設計を採用しています。本稿は開発・運営者本人による技術・製品紹介です。筆者は女性、患者当事者、医療者、法律専門家として発信していません。
■ 健康情報を集める前に、移動経路を減らす 健康記録では、ログイン画面を省くこと自体より、氏名やメールアドレスの登録、クラウド同期、広告配信、問い合わせ基盤など、情報が端末外へ移動する経路を増やさないことが重要だと考えました。メノブリッジでは、体調記録と自由入力を端末内に保存し、アカウント、広告、Appをまたぐ追跡、画面収録型SDKを設けていません。
■ HealthKitは任意・読み取り専用 睡眠データの読み込みは補助機能です。本人が説明を確認し、明示的に操作した場合だけ権限要求へ進みます。読み込みは任意かつ読み取り専用で、許可しない場合や利用できない場合でも、手入力の体調記録、期間表示、受診メモ、仕事相談メモなどの主要機能を利用できます。
■ 出力先ごとに情報を分ける 受診用と仕事相談用の出力を分離し、仕事用メモの初期状態には病名、症状、薬、月経、医療機関名を含めません。共有や書き出しは本人の操作時だけ行い、事前に内容を確認できます。
■ 製品の境界 本アプリは診断、治療、予防、リスク予測、薬の選択、緊急性の判断、法的判断を行いません。健康状態をクラウドへ置かない設計だけで安全性を保証するものでもありません。必要な医療や相談の代替ではなく、本人の記録と会話の準備を支えるツールです。
しずく(メノブリッジ開発ノート)