令和8年度「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」の公募について
この発表の要点
- 中堅・中小企業の輸出拡大を支援する連携体を対象とした補助金が公募されている。
- 単独申請は不可で、2者以上のコア事業者とパートナー事業者による連携体(コンソーシアム)を組む必要がある。
- 補助金額は1件あたり最大2,000万円、補助率は補助対象経費の1/2で、採択予定件数は4件程度。
企業・自治体への影響
本補助金は、海外展開を検討している中堅・中小企業、およびそれらの企業を支援する民間事業者(地域商社、物流会社、ITサービスプロバイダ、地域金融機関など)に大きな影響を与えます。特に、複数の事業者が連携して新たな輸出支援サービスを構築する機会を提供するため、関連する企業は、経営戦略部門、事業開発部門、経理部門、広報部門を中心に、本制度の活用を検討すべきです。
対応すべきこと
- 自社がコア事業者またはパートナー事業者として応募資格を満たすか募集要領で確認する。
- 連携可能な他企業・団体とのコンソーシアム形成を検討し、役割分担や責任体制を明確化する。
- jGrantsでの申請準備のため、gBizIDの取得状況を確認し、必要であれば早めに取得手続きを行う。
- 公募締切(2026年5月25日)および質問受付期間(2026年5月18日)を厳守し、計画的に申請書類を準備する。
対応優先度: 中 中堅・中小企業の輸出支援を目的とした補助金公募であり、申請には期限が設けられているため、関係企業は早急な情報収集と対応検討が求められる。
対象部門: 経営者 経理 広報 総務
対応期限:公募締切まで
基本データ
| 企業・団体 | 日本貿易振興機構(ジェトロ) |
|---|---|
| 発表日 | 2026-04-27 |
| 分類 | 経済・産業トレンド |
発表された内容
令和8年度「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」の公募について
お知らせ・記者発表
令和8年度「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」の公募について
2026年04月27日
ジェトロでは、「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金(複数の民間事業者等が連携し、中堅・中小企業の輸出拡大を支援する事業)」を実施する間接補助事業者を、次の要領で広く募集します。
事業概要
近年、国内市場の縮小に伴い、海外展開を目指す中堅・中小企業が増加傾向にありますが、その実現には販路確保や通関手続をはじめとする様々な課題があり、中堅・中小企業の海外展開に係る障壁となっています。こうした中、中堅・中小企業の輸出を後押しするサービスを提供する事業者も増加傾向にありますが、サービスの利活用がまだ十分には進んでいません。本事業では、このようなサービスの利活用を後押しすべく、様々な課題に対して網羅的な支援を求める中堅・中小企業のニーズに応えられるビジネス環境の形成を促進するため、民間の輸出支援事業者間の連携を軸とした中堅・中小企業の輸出拡大につながる効果的な取組に対する支援を実施します。※本事業は個社の海外展開のみに裨益する案件は対象外となります。
補助対象事業
1. 事業の内容
(1)採択予定件数
4件程度
(2)応募可能な事業者
本事業は、単独では申請できず、中堅・中小企業を中心とした2者以上の連携体を構成する必要(※ただし、後述する(3)2.によっては、3者以上との連携体を構成する必要がある) があります。また、申請は、連携体のうち中核となる事業者(以下、「コア事業者」という。)より行っていただくこととなります。詳細は募集要領をご参照ください。
コア事業者
中小企業
中堅企業
特定非営利活動法人又は一般社団法人
商工会議所、商工会又は都道府県商工会連合会
連携体の参画事業者(以下、「パートナー事業者」という。)
連携体においては、以下の全ての要件を満たすものとします。
コア事業者を含め、2者以上のコア事業者として定義する事業者が参画すること(連携体には大企業や大学、組合等を加えることも可能。ただし、過半数がコア事業者として定義する事業者である こと。)
役割分担、責任体制等が明確化していること(単なる委託事業者と受託事業者の取引関係や、通常の商取引における売買や役務契約等の一時的な取引関係にある事業者同士については、連携体とは みなさない。)
コンソーシアムを組んでいること。
※同一グループ内企業のみで構成する連携体は不可。※パートナー事業者が大企業又はみなし大企業であった場合、当該パートナー事業者の費用を計上す ることは不可。
(3)応募資格
主な応募資格は以下のとおりです。詳細は募集要領をご参照ください。
コア事業者とパートナー事業者は、コンソ―シアムを組んで本事業を遂行すること。
以下のa~cのいずれかの要件を満たしていること。
地域商社等(*)の参画。
3者以上の連携。
県域を越える支援事業。*地域商社等とは、地域商社(地銀子会社、自治体出資地域商社等)、地域経済団体等(商工会、経済連合会等)、地域金融機関(地銀、信金、信組等)のいずれかを指す。
日本に拠点を有していること。
本事業の期間中に輸出を支援する中堅・中小企業数が5社以上であること。
(4)対象案件
民間の輸出支援事業者間の連携を軸とした中堅・中小企業の輸出拡大につながる効果的な取組を募集します。以下類型はあくまで例示です。
対象案件例
地域の有望商材を取り扱う事業者(地域商社等)が競争力のある他分野(アニメキャラクター等)との連携を通じ、商品の付加価値や訴求力を向上させることで、輸出拡大につなげる取組
インバウンド対応を含む、訪日外国人客が滞在時や帰国後も日本産品を購入するような仕組みを作ることで、日本好きの外国人への日本産品販売や輸出拡大につなげる取組
海外現地倉庫や物流網の共有化等を通じ、物流の効率化や低コスト化を実現し、商品の低価格化を可能にすることで、商品訴求力を向上させる取組
貿易手続の煩雑さを解消するサービスを手掛ける事業者等(スタートアップ、サービスプロバイダ等)が地域商社や物流会社等との効果的な連携を通じ、中堅・中小企業による輸出をワンストップで実現する体制を構築し、輸出拡大につなげる取組
輸出先国・地域において販路を有し現地ニーズや規制にも詳しい事業者(地域商社等)が核となり、現地系の店舗等、未開拓の販路開拓を行い、輸出の商流を構築することで、輸出拡大につなげる取組
AI等先進的なデジタル技術を活用する事業者(スタートアップ、サービスプロバイダ等)が海外現地プラットフォーマー等との連携を通じ、現地プラットフォームにおける日本商品の訴求力を向上させ、輸出拡大につなげる取組
2. 対象国・地域
全世界(但し、「外務省 海外安全ホームページ」に基づく海外危険情報レベル、または海外感染症危険情報レベルが3以上の国・地域については、渡航を伴う事業は原則実施不可とします。)
3. 補助金について
(1)補助金額と補助率
補助金額:1件当り最大2,000万円を目安とします。補助率:補助対象経費の1/2最終的な実施内容、交付決定額は、ジェトロと調整した上で決定することとします。
(2)補助対象経費の概要
人件費
事業費(旅費、会議費、謝金、備品費、借料および損料、消耗品費、印刷製本費、補助員人件費、その他諸経費、委託・外注費)
当該事業のために使用されることが特定できるものとします。
4. 実施期間
事業実施期間:補助金交付決定日~ 2027年1月31日
公募情報
1. 公募期間
2026年4月27日(月曜)~5月25日(月曜)15時00分
2. 応募方法
補助金申請システム「jGrants(Jグランツ)」で応募を受け付けます。jGrantsでは、本申請を受け付けるとともに、jGrantsで行われた申請等に対しては原則として、電子メールにて通知等を行います。※jGrantsを利用するには「gBizID(GビズID)」の取得が必要です。gBizIDが取得できない場合は、以下2.の方法で申請してください。
jGrants公募ページ
gBizIDが取得出来ないことによりjGrantsを利用出来ない場合、件名(題名)を必ず「【申請】中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金申請書」と記載して、デジタルマーケティング部 デジタルマーケティング課に次の書類を、電子メールで応募してください。提出にあたっては、各応募書類(「申請書(様式第1)」「別紙類(別紙1、2、3)」「提案事業についての補足資料」「応募者概要説明書および財務諸表」「パートナー事業者と業務分担等の条件を示す書面の写し(各社押印済みのもの)」「様式1-2(任意)」「ワーク・ ライフ・バランス等の推進に関する認定証等の写し(任意)」)を一本の電子ファイルに取りまとめ(zipファイル等で)、提出してください。E-mail:DNA-bm@jetro.go.jp日本貿易振興機構(ジェトロ)デジタルマーケティング部 デジタルマーケティング課宛て
募集要領(2026年5月8日更新)(502KB)
応募書類(申請書様式第1)(31KB)
応募書類(別紙1)(47KB)
応募書類(別紙2)(24KB)
応募書類(別紙3)(22KB)
応募書類(様式1-2)(28KB)【任意】
交付規程(437KB)
事務処理マニュアル(ジェトロ)(3.7MB)
補助事業事務処理マニュアル(経済産業省)(764KB)
FAQ(よくある質問)(286KB)
※事務処理マニュアル(ジェトロ)の記載内容は、募集時点から一部改訂の可能性があります。交付決定通知書とともに送付する版を当該年度事業用のものとさせていただきます。
3. 公募説明会
公募説明会は実施しません。ご質問は、専用フォームにて質問を受け付けます。電話での質問は受け付けておりませんので、質問の際には必ず以下専用フォームからお問い合わせくださいなお、質問の受付期間は、公募開始日から2026年5月18日(月曜)までとします。
※ご質問の前に、必ずFAQをご確認ください。
専用フォーム
※専用フォームへのアクセスができない場合は、問い合わせ先メールアドレス(DNA-bm@jetro.go.jp)に、企業名および氏名を明記の上、お問い合わせください。また、お問い合わせの際には、件名(題名)を「【問合せ】中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」としてください。
質問の受付期間
2026年5月18日(月曜)まで
デジタルマーケティング部 デジタルマーケティング課(担当:近藤、河野、中村)E-mail:DNA-bm@jetro.go.jp
お知らせ・記者発表
お知らせ
2026年
令和8年度「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」の公募について
ジェトロ公式SNSアカウント
出典: JETRO お知らせ・記者発表
URL: https://www.jetro.go.jp/news/announcement/2026/bbfdd425d0707fc5.html
時系列
- 2026-04-27 令和8年度「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」の公募開始
- 2026-05-18 公募に関する質問受付期間終了
- 2026-05-25 公募締切(15時00分)
- 2027-01-31 事業実施期間終了日(補助金交付決定日より)
主な数値
| 採択予定件数 | 4件程度 |
|---|---|
| 補助金額上限 | 2000万円 |
| 補助率 | 1/2補助対象経費 |
| 支援対象中堅・中小企業数 | 5社以上 |
| 連携体構成 | 2者以上 |
この事例から確認すべきポイント
本補助金は、国内市場の縮小に直面する中堅・中小企業の海外展開を後押しするため、民間事業者間の連携による「エコシステム」形成を重視している点が特徴です。単独での申請が認められず、複数の事業者がコンソーシアムを組むことが必須条件であり、特に地域商社や地域金融機関、デジタル技術活用事業者など、多様なプレイヤーの参画が期待されています。企業は、自社の強みと他社のノウハウを組み合わせることで、より網羅的かつ効果的な輸出支援サービスを構築し、補助金獲得を目指すことができます。また、申請にはgBizIDの取得やJグランツの利用が推奨されており、デジタル申請への対応も求められます。この機会は、新たなビジネスモデルの構築や既存サービスの強化、そして中堅・中小企業の輸出拡大に貢献する絶好の機会となり得ます。
公式出典
更新履歴
公開日: 2026-04-27
関連事例
- 米に関するマンスリーレポート(令和8年6月号)の公表について
- 令和7年産米の相対取引価格・数量について(令和8年5月)
- 米運輸省、6.3億ドル規模の輸送インフラ補助金公募を開始、宇宙港へのアクセス道路を初めて優先
- デザイン性や機能性に優れるギフト製品を持つ海外初心者企業を一貫支援「伴走型商談支援プログラム ギフト関連用品×米国」
- 「電波有効利用委員会報告(案)」に対する意見募集の結果
自社のプレスリリースをPRazeに掲載しませんか?
PRazeを見る